2018年3月31日土曜日

視点を変えて見ると。

 今回の作品は3月26日の本ブログで紹介した飯田橋の線路際の桜。陽光が差し込む桜を眺めていると新しい光景が見えてきた。奥行きを出す縦位置で主題の桜を引き立たせることができる時間帯があることは、昨年までは気がつかなかったこと。新しい発見は素直に喜びたい。これで来年からの作品創りの選択肢が増えたのだから。
中央線が好きだ。
(カメラ CANON EOS7D) 
        
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2018年3月30日金曜日

ひなたぼっこ

 季節はずれの初夏の陽気に誘われて「ぼーっと」したくなるのは人間だけではないらしい。市ヶ谷のお堀端を覗いてみると、そこには横一列に並んでいる水鳥が。「これは面白い」と構図はすぐに決まった。さてタイトルは何にしようか。その答えが「ひなたぼっこ」。
主役、脇役を対角線に配してみた。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)


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2018年3月29日木曜日

「長閑」

 真岡から下館に回送されてきたSLもおか号の編成は、ホームに据付けられる前に普通列車を先行させるために一旦側線に入線する。今回の作品はその側線に停車中のC11を満開の桜と合わせて撮ったもの。乗車予定の普通列車の時刻と睨めっこしながら、煙と蒸気が「良い形」になるのを楽しんでいた記憶がある。
 今週に入り各地でソメイヨシノの開花が伝えられる中、開花が都心部から一週間程ずれるエリアの見頃を予測してみると今年は4月3、4日頃が目安になる。花散らしの雨がなければ、来週末までもちそう・・・。さてどうするか。そろそろ行先を決めなければ。  
「長閑」
カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)

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2018年3月28日水曜日

新形「スーパーあずさ」。

 今回の作品はE353系「スーパーあずさ」。3月17日のダイヤ改正で先代のE351系から「スーパーあずさ」のバトンを受け継いだ新形電車だ。営業列車として桜が満開な飯田橋~市ヶ谷間を行く姿は、今シーズンが初ということもあって平日にもかかわらずコアなファンの熱い視線を受けていた。特に伝統の「あずさバイオレット」を配したシンプルなカラーリングは都市部でも好印象。新年度を前に上々の「東京デビュー」といえそうだ。
お堀端を行く「スーパーあずさ」は6号。松本駅を8:00に発車する。
(カメラ CANON EOS7D)
          
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2018年3月27日火曜日

ふたつの「とでん」

 関東在住の方々は「とでん」という響きで東京都交通局の路面電車をイメージするが、高知では土佐電気鉄道(現 とさでん交通)を略して「とでん」という。「とでん」繋がりとして有名なのは、土佐電気鉄道200形、600形は都電6000形、7000形をモデルにした車両ということで、1950年生まれの200形は今も14両が現役で活躍している。その200形の近年の話題として、家庭用エアコン室外機を屋根に取り付けた試験運転車の存在がある。1980年に2両が冷房改造されて以来の冷房車だが、前回同様屋根に「縦に据え置かれた」室外機は他に例のない艤装。経年の進んだ車体への冷房改造の難しさが背景にあることから生まれたこのアイデア、今後どのような展開となるのか注目したいところだ。
高知城からみた200形冷房車。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)
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2018年3月26日月曜日

遠近感

 今回の作品はJR中央線 飯田橋~市ヶ谷間を行く「あずさ」。毎年外堀通り側に植えられている桜が車窓を楽しませてくれる区間だが、数本の樹は飯田橋寄りの線路側にも植えられている。この時は半逆光下で映えていたその樹が魅力的だったが、奥まった位置の樹だけでは今ひとつまとまりに欠ける印象があった。そこで手前に外堀通り側の桜を入れて遠近感をつけてバランスを整えてみる。イメージしていた穏やかな春の光景が出来あがった。よし、これでOK。
11両フル編成の「あずさ」。
(カメラ CANON EOS7D)
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2018年3月25日日曜日

大井川の「さくら」号。

 大井川鉄道の春の名物列車は、沿線の桜の開花に合わせて運転される臨時列車「さくら」号。行先は桜並木を抜けた家山駅という事もユニークで、日によっては毎日運転の「かわね路」号と合わせ新金谷→家山間では3本の蒸機列車が運行されることもある。例年ではヘッドマークは国鉄ブルートレインの「さくら」が装着されていたが、今年はオリジナルデザインのマークになるという。大井川鉄道も他の民鉄に負けず劣らず面白くなってきた。
「かわね路」号の春。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2018年3月24日土曜日

温故知新。

 小田急ロマンスカーの1980年代を代表するフラッグシップトレインはLSE車7000形とHiSE車10000形。ハイデッカー仕様の10000形はバリアフリー対応に難があることから既に退役しているが、先輩格の7000形は未だ現役で最後の活躍が注目される存在になっている。小田急ロマンスカーの魅力のひとつに絶妙なカラーリングがある。今回の作品は1995年からのリニューアル改造に際しHiSE塗装に変更された頃の7000形と在りし日の10000形を並べている。こうして見比べてみるとHiSE塗装は7000形にも似合っていた。あらためて思う。小田急の伝統的なカラーリングは、VSE車以降のロマンスカーにも似合うのではないだろうか・・・と。
LSE車使用の「さがみ」。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) 

ロマンスカーのイメージリーダーだったHiSE車。


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2018年3月23日金曜日

「北斗」から撤退したキハ183系。

 今月のダイヤ改正でJR北海道 札幌~函館間の特急は「スーパー北斗」になった。国鉄時代から「北斗」に運用されていたキハ183系気動車が運用を離脱し、新形気動車への置換えが完了したことによるものだ。

 振り返ってみると、JR以後の「北斗」は高速化が推進され、改造されたキハ183系で振子制御のキハ281系「スーパー北斗」に伍し最高速度130km/h運転が行われていたのは特筆に値することだった。その「北斗」から撤退したキハ183系、ダイヤ改正後に運用される列車は「オホーツク」「大雪」だけとなり、確実にキハ183系時代の終焉が近づいていることを実感するには十分な結果となった。今回はそんな在りし日の「北斗」を纏めてみた。
国鉄時代のオリジナル塗装時代の183系。
これが「130km/h」編成。

ハイデッカーグリーン車が、アピールポンイトだった。
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2018年3月22日木曜日

サクラサク・・・ではなくて。

 今回の作品は蔵出しショット、一年前に撮影したものだ。何故か発表する切っ掛けがなくPCのデスクトップに「放置」してあったが、東京でもソメイヨシノの開花がなされたということで「フライング」気味にアップしてみた。此のポイントは、背景となる自衛隊敷地内の桜の咲き具合によって出来が左右される。ちなみに今年はサクラサクにはちょっと早いようだ。
在来色の「タヌキ」8000形は狙い目。(カメラ CANON EOS7D)

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2018年3月21日水曜日

消える意外性。

 会津鉄道のPRによると東武日光直通の看板列車「AIZUマウントエクスプレス」3、4号で行われていたアテンダント乗務&車内販売が3月末で終了するという。平成22年から始まった「アテンダント乗務の快速」は意外性溢れる列車だったが、昨年より会津若松~浅草へのアクセスが「特急リバティ会津」へシフトする流れの中では、遂に日光直通列車にまでメスが入れられたかという印象が強い。今後、会津とのアクセスはどのように整理されていくのだろうか。会津鉄道は中途半端な「リバティ」サービスに留まるのでなく、リリースにあるように「一層のサービス向上」に取り組んで欲しいものだ。
え!車販??、こういう意外性が楽しかったが・・・。



快速とはいえフラッグシップトレインの「AIZUマウントエクスプレス」
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2018年3月20日火曜日

慈愛

 作品の主役は石仏。真岡鉄道 寺内~真岡間での有名なポイントで午後の光を受けた石仏をみていると、そこに想いの込められた表情があることに気がついた。その時、思いついたテーマが「慈愛」。「よし、これで行こう。」とアプローチしたのが今回の一枚。
 写真作品はそのときの人生そのもの。表現の深みは歳を重ねることで生まれるもののようだ。
石仏に魅かれた何かを模索する。
(カメラ CANON EOS7D MarkⅡ)

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2018年3月19日月曜日

「シーラカンス」で一儲け?

 今回の作品は、2016年3月21日のブログでも紹介した上信電鉄の名物機関車デキ1形。動態での「日本最古の電気機関車」であることからファンからは「上信のシーラカンス」とも呼ばれている。ところが客車の在籍のない上信電鉄では牽引する旅客車両は通勤電車、この機関車を生かすアイデアとしてはいまひとつの感は否めない。それをブレイクスルーするヒントになるのはJRから譲渡される107系電車にあるかもしれない。トイレ、冷房付の車内に着脱可能なテーブルを付けて、地元高崎のビール工場協賛のビール列車や沿線の名店の料理に舌鼓をうつグルメ列車に仕立てるアイデアはどうだろうか。その列車の先頭には「上信のシーラカンス」。実現したら面白そうだ。
大正13年、独シーメンス社から輸入された三両のうち二両が今も現役のデキ1形。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2018年3月18日日曜日

一杯の珈琲でも

 小湊鉄道 里見駅は、平成25年近隣に小中一貫校開設により有人化された駅。合わせてこの駅での列車交換が復活したことによって「待ち合わせ停車」する列車がでてきた。それを上手く利用しているのが、第一、第三土曜と日曜に敷地内で営業する喫茶店で、ある日ホーム上で珈琲の販売を行っている場面に遭遇した。ロングシート車内での飲食に対して否定的な人は多いが、ローカル列車の乗客対象の販売であれば買わない理由はない。一杯の珈琲からでもコミュニケーションが生まれるものだ。このときばかりは「無作法」も勘弁してもらおう。
窓枠にカップを置けるのは停車中のみ。列車の揺れには注意を払いたい。(カメラ RICOH
GR,デジタルⅡ)

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2018年3月17日土曜日

185系は国鉄メイクが美しい。

 国鉄メイクは、JR各社に一風変わった塗装の特急車が氾濫した1990年代半ば頃から使われるようになった国鉄時代の塗装をリスペクトした表現。その最後の国鉄メイクとして注目されるのが斜めラインのJR東日本185系電車。経年による廃車が進む中、昨年塗装変更が完了したことで新製以来初めて在籍する全ての車両が斜めラインの国鉄メイクを纏ったことは吉報。今後沿線で見かける機会も増えそうだ。その中で白眉なのは東海道線での15両編成「踊り子」号。後継のE257系に置き換えられる前に記録しておきたいものだ。
東海道線のフラッグシップトレインでもある15両の「踊り子」号。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
東北、上越の185系は帯状のラインが基本だった。
          
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2018年3月16日金曜日

さらば、「E」の先駆車

 JR東日本の車両形式称号に附番されている「E」はこのE351系から始まった。そしてJR東日本初の制御付自然振子車両として1993年12月から運用が始まったE351系の歴史も今日をもって一区切り尽く。車両としては、この系列以降JR東日本で振子式車両が製造されていないこともあり評価は分れるが、中央東線特急「あずさ」の「高速(スーパー)」化に貢献した実績は大きい。さらば初代「スーパーあずさ」、信濃路が似合う車両だった。
東中野を行くE351系、鋼製だが軽快な車両だった。
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)

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2018年3月15日木曜日

ただそれだけで

 今年も季節の歩みと自分自身の感覚のズレは続いている。3月なら桜の開花予報が待ち遠しいはずが、未だ自分では梅の季節をイメージしている始末。そのズレの原因は単調な生活リズムにあるのだが、対処療法としてフィールドに立って「物思ふ」のも悪くなさそうだ。あと数週間後から関東では花の祭典になる。さて、今年は何処へ行ってみようか。
「ただ、それだけで」
(カメラ CANON EOS7D)

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2018年3月14日水曜日

三軸ボギー台車のスエ78

 今回の作品は、戦災復旧車としての70系客車に属する救援車スエ78 15号車。同車は、1986年動態復元されたEF55形電気機関車と共に保存運転用として抜擢された旧型客車の中の一両で、当時 本線走行が可能だった三軸ボギー台車を装着した唯一の一般用客車だったことが決め手だった。その希少性から国鉄そして民営化後継承したJR東日本でイベント運転に供されたが、救援車ゆえサービス面で難があったのか次第に使われなくなり2007年に廃車になっている。
 スエ78が消えた事で現在三軸ボギー台車は、1987年に車籍復活したJR西日本所属の展望車マイテ49形客車と皇室用新1号編成の供奉車に残るだけとなっている。
15号車はスエ78のラストナンバー。最後の70系客車だった。

D51の次位に連結されたスエ78。
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2018年3月13日火曜日

連絡船で繋いだ線路

 30年前の昭和63年3月13日は青函連絡船の最終航路日。また青函トンネルを含む津軽海峡線の開業日でもあることから、この日だけは青函に連絡船と鉄道が繋がっていたことになる。連絡船は本州~北海道間の物流という重要な役目を担っていたこともあり、貨車運搬のため船内に線路があったことから地図には桟橋まで国鉄路線が表示されていたことは有名な話。連絡船も国鉄の路線だったのだ。函館、青森の両駅では連絡船に貨車を積込む光景が見られたのも、少し前の事のように思えるが「三昔」前の事になってしまった。
 今回はその懐かしい出港前の光景を纏めてみた。                
船にコンテナ車が飲み込まれていく。
まもなく出港、青森までは3時間50分の旅。

船のエンブレム。(羊蹄丸)









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2018年3月12日月曜日

さようなら、伊勢丹ポイント。

 昭和49年4月から続いていた地元の百貨店、伊勢丹 松戸店の営業が今月21日で終了する。今回の作品は伊勢丹の新館からの光景で、撮影当時は常磐線を行く東京メトロの古豪6000系より早く伊勢丹が撤退するとは思いもよらなかった。市民としても利用者としても寂しさを隠せない。「地元の天守閣」が失われる意味は大きい。
自称「伊勢丹ポイント」も終焉を迎える。
(カメラ CANON EOS7D)

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2018年3月11日日曜日

南千住は穴場。

 7年前の東日本大震災は川越で遭遇した。印象に残るのは建物が激しく揺れる様で、あれだけの津波被害があったことは、帰宅困難者として鶴ヶ島市が開放してくれた避難施設でのテレビ映像で知ったくらいだ。 飲み会などで今でも語り草になるのは翌12日の帰宅ルートで、「動く」交通機関との知恵比べはドラマチックでもあった。 
 私の12日は、状況確認で横浜の会社へ戻るため東武東上線の始発電車で鶴ヶ島から池袋へ、池袋からはメトロ丸の内線で東京へ、その先は新幹線で新横浜、そして横浜市営地下鉄で横浜へ移動し、用事を済ませてから帰路につくという大回りルートだった。
 その中でメインルートのJRは3割程度の運転だったこともあり、上野までの移動は「乗り換え」不要の京浜東北線を選ぶ。ところが上野界隈は帰宅客であふれかえり、駅に再入場するまで6時間待ちという有様。 さてどうするか。迂回路を考えるとメトロ日比谷線で北千住まで行き常磐線、あるいはつくばエクスプレスへ乗り換えるという答えを弾きだした。有難い事に定刻運転していた日比谷線で北千住へ移動すると、電車は1駅前の南千住に到着・・・まてよ ひょっとしたらここがターニングポイントかも!? と、急遽ここで乗り換えることに。JRの改札口へ行ってみると、乗客は長蛇の列どころか誰も居ない。ホームにも通常のラッシュ程度の乗客・・・こうなると電車は満員でも「一番不便な」ドアから乗れば何とかなるもの。結果、通常より1時間遅れで帰宅できたあの日。「よし!ここは使える!!」、乗換え駅としての南千住は侮れないことを実感したものだった。
三路線と乗換えできる南千住駅(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)

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2018年3月10日土曜日

国の重要文化財になる電気機関車

 3月9日のJR東日本、公益財団法人東日本鉄道文化財団、連名のPRによると電気機関車ED40形、ED16形1号機の両機が国の重要文化財に指定される運びになるという。国の重要文化財として有名な鉄道車両としては鉄道博物館の1号機関車、初代1号御料車、ナデ6141や地下鉄博物館の東京地下鉄道1001号車等があるが、今回の「マニアック」な選定には驚かされた。ED40はアプト式機関車、ED16は鉄道省と民間企業との共同設計という共に黎明期の国産電気機関車でもある今回の「美術工芸品」。国の重要文化財となれば、現在青梅鉄道公園に展示されているED16形1号機の鉄道博物館入りも現実味を帯びてきそうだ。今回の作品はその二台の機関車、ED40形のラック台車と大宮工場コレクションだったED16形の同型機をアップしてみた。
展示用に復元されたラック台車(ED40)。
ピニオンギア(ED40)

ED16全景、晩年は青梅線、南武線で活躍した。
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅢ)


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2018年3月9日金曜日

詰めの甘さ。

 今回の作品はイメージを追求し過ぎた故の失敗作。このポイントでは茶畑と満開の桜、その中を行く蒸機列車をどのように組み合わせるかがテーマだった。イメージとおりの構図はすぐに決まった。後は本番で白煙でも出してくれれば御の字・・・良かったのはそこまで。蒸機列車は絶気運転で目の前を通過して行くではないか。しまった、忘れてた。この先の駅は停車駅だった。
 このような集中力の欠けたミスは睡眠不足と空腹状態の時に発生しやすい。特に後者ではさもしい行為になりがちだ。この時ばかりは、撮影行でも規則正しい生活の大事さを痛感させられたもの。そのようなエピソードがこの一枚には残されている。
家山駅付近は桜の名所、この年は3/24頃に見頃をむかえていた。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

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2018年3月8日木曜日

恋した瞬間

 NIKONの100th anniversaryの広告が洒落ている。ニコンFを持つマリリン モンローの屈託のない表情に思わず目が留まってしまう世代は少なからずいるだろう。カメラファンには「復刻版?、新製品!?」と錯覚するほどのインパクトがあるこの公告、コピーの「恋した瞬間」はカメラだけではなさそうだ。
待ち合わせはマリリンの下で!
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)
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2018年3月7日水曜日

「やくも」に残った。

 国鉄形振子式車両381系が今も健在な伯備線特急「やくも」。その中でユニークな存在なのは、国鉄末期の昭和61年に改造で誕生した一枚貫通扉のクモハ381形。車両の増解結に便利な簡易構造は外観的優美さより実務面を優先したもので、前年の紀勢線特急「くろしお」用に改造されたクハ480形と同様の理由によるものだ。技術的には不純物を嫌うアルミ車体に鋼製の運転台ブロックを結合するという工事に注目が集まったが、ファン的には当時の「形振り構わず」姿勢の方に関心は向いていたようだ。その一枚貫通扉の先頭車が今も残るのは「やくも」のみ。今回はその懐かしい「やくも」塗装時代のクモハ381形と合わせて「くろしお」から転じた一枚貫通扉時代の「スーパー雷鳥」をアップしてみた。
民営化後のリニューアル時に登場した「やくも色」。
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
クハ480の一部は再改造の上「「スーパー雷鳥」に転用された。
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2018年3月6日火曜日

二度目のサヨナラ

 京浜急行の快速特急で活躍した2000形が、3月末で運行を終了するPRが飛び込んできた。快速急行のイメージアップに大きく貢献した名車も登場以来35年以上経過している中、2000年(平成12年)に一度「ファイナルラン」を行っている。この時は後継車両2100形の登場により3ドア通勤仕様への改造が進む中、2ドア編成の最後を惜しんで運転されたものだ。120km/h運転、12両での運行など京急沿線ではインパクトの大きかった2000形、今回は本当のサヨナラ運転になる。
誕生当時、太い白帯は「優等列車用」だった。
(カメラ CANON NewF-1,フィルム フジクローム RDPⅢ)
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2018年3月5日月曜日

ホキとチキ

 JR旅客会社に在籍する貨車にホキとチキがある。ホキはバラスト(砕石)散布用のホッパ車、チキはレール輸送専用貨車でいずれも国鉄時代からの車両。旅客会社に所属しているのは「線路を保有する」ことによるもので、旅客各社が機関車を所有している理由の一つにこれらの事業用貨車の牽引がある。
 そのバランス関係が変わりつつあるのがJR東日本で、仙台地区のレール輸送用にJR東海のキヤ97系をベースにした気動車キヤE195系を導入している。ポイントは機関車牽引を不要にした気動車であることで、その普及が進めばチキと機関車の勢力図も大きく変わるだろう。一方のホキ、JR東海に次いで北海道からも配置がなくなっている。今後どうなっていくのか、保線を取り巻く環境変化にも注目したいところだ。
チキは旅客会社の機関車に牽引される。
(カメラ CANON  EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
再掲)ホキを牽引するEF58。

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2018年3月4日日曜日

湘南色を纏ったE217系

 横須賀、総武快速線に使用されているE217系電車は、113系置換えのため通勤形209系の近郊形バージョンとして誕生した。特徴は片側4扉の車体を採用したことで、従来の通勤形、近郊形の区分を一新させる切っ掛けになった系列でもある。
 横須賀、総武快速線では1994年から運用されている中で、例外的に2006~15年にかけて東海道線へ15両×3編成が転用されている。運行区間が東海道線内に限られたこともあって、運用は通勤通学時間帯が中心だったが日中の「快速アクティ」は目を惹く存在だった。今回の作品はその「快速アクティ」、E231系に混じっての異色の存在だった。
東海道線からE217系が撤退したのは上野東京ライン開業前。10年間の活躍だった。
(カメラ FUJI ティアラⅡ、フィルム フジクローム RDPⅢ)

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2018年3月3日土曜日

インドネシアに行く「メルヘン」

 2月28日付のJR東日本のPRによるとJR武蔵野線で運用中の205系電車 336両のインドネシア通勤鉄道会社への譲渡が決まったということだ。山手線への新車投入に端を発したE231系の総武、中央緩行線を経ての玉突き転属の最終ステージが既に205系の僚友476両が譲渡しているインドネシアに決まったことは良いニュース。武蔵野線の車両には制御メカをVVVFインバーターに更新した同線オリジナルの5000番台車や京葉線顔「メルヘン」車も含まれていることから、特定の車両を記録するのは早めにというところだろう 。車両製造メーカーをグループ内に有するJR東日本ならではの新旧交替劇。どうやら機器更新時期にあたる13年が節目になるようだ。
スカートのない原形を保つ205系メルヘン車。
(カメラ CANON EOS7D)

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2018年3月2日金曜日

「やまぐち」から川根路へ。

 大井川鉄道にJR山口線「SLやまぐち号」に使用されていた12系「レトロ客車」が入線する。すでに入線、整備中の14系客車と合わせ、蒸機列車用客車のサービスレベル向上がなされることは評価できるポイント。特に今回導入のレトロ客車は各車毎内装テーマの異なる5両から編成されていることもあり、その特徴は「川根路号」でも活かして欲しいところだ。今後、これら「新形国鉄形客車」をどのように活用していくのか、大井川鉄道の次の一手が楽しみになってきた。
盆地を降りて川根路の風を受ける「レトロ客車」
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2018年3月1日木曜日

心魅かれる

 夕映えのEF65を眺めてみる。1099号機は九州行寝台特急牽引の僚友500番台置換えのために製造、名門東京機関区へ配属されたロットの中の一両。同一形式で新旧置換えをした例は、長きに渡ってモデルチェンジのなかった新幹線0系が知られているが、在来線車両では珍しいことだった。その元 九州特急牽引機が目の前にいる。全盛期の活躍を思い出しカメラを構えようとすると、まもなく当時現役の「スーパーひたち」が彩を添えるかのように通過。よしOK!。これで上手く「動と静」の作品に纏まったようだ。
この作品は、昨日の「穏やかな午後」の帰路で撮影している。良き一日だった。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
         


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