2022年4月30日土曜日

鉄道開業150年 キャンペーン

今年の10月14日「鉄道の日」は鉄道開業150年となることからJRグループでは今年度を「鉄道開業150年キャンペーン」と位置付けている。昭和47年の鉄道開業100年では記録映画や梅小路蒸気機関車館の開館等、SLブームの追い風もあり大いに盛り上がった記憶がある。それから半世紀、国鉄はJRとなりその間第三セクター転換あるいは廃止となる路線もあるなど鉄道ネットワークは変貌しているが150年という節目に各社どのような企画がなされるか注目したいところだ。
鉄道開業150年キャンペーンに合わせ鉄道博物館入りが囁かれ始めているロイヤルエンジンEF5861号機。
         








鉄道は大勢の人が利用する公共の交通機関。そこでは安全性が第一に求められる。撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係によるもの。自分だけが安全と思っていてもダメ。ファン同士は良き人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。
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2022年4月28日木曜日

「I'm Back!」・・・でも覚えているかな?

4月21日から運行開始された新京成「ふなっしートレイン」、ふなっしー生誕10周年を記念したというこの列車、運行は12月末頃というのもユニーク。運行は新京成線にとどまらず京成千葉線 千葉中央まで運用されるので目にする機会は多い。更にファンにとってありがたいのは運行時刻がHPから確認できる事。「ふなっしートレインを撮影される方へのお願い」と合わせて「皆様が気持ちよくご利用いただけるよう、ご理解とご協力をお願いいたします」で締めくくられているのは、オーバーヒートする「撮り鉄」へ一石を投じたもの。「守るべき」ルールを明示した上で「自分はどう行動するか」を試されていると心得たほうが良さそうだ。
ふなっしーは「一発屋芸人」?




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。






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2022年4月27日水曜日

手作り感の意外性

今回の車両は車長17m車の荷物車クモニ13形。昭和61年度に除籍になるまで大井工場(現東京総合車両センター)で構内入換用の牽引車として残されていたもの。山手線の電留線を利用した撮影会での一コマだが、民営化を前にファン向けのイベントとして試行錯誤していた時期だったこともあって興味深い車両が展示されていた。こういう意外性が一般公開イベントの魅力でもあるが、昨今の有料の撮影会ではこの意外性のタネを明かされているようでミステリアス性が乏しいと思うのは私だけだろうか。
クモニ13007+011



鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。


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2022年4月23日土曜日

「隈取」トレイン

都営5500形電車はステンレス車体に「歌舞伎の隈取」をイメージしたデザインが盛り込まれているのが特徴。遠方からみると窓周りの黒と側扉のローズピンクは良きアクセントになっており、他の「ステンレス地に帯」電車に比べると存在感は際立っている。今のステンレス車はビードやコルゲートのないフラットの外板になっていることからラッピング技術の進歩と合わせてデザインの自由度は拡大されている。おりしも十三代市川團十郎襲名というイベントが控えている都営浅草線~京成本線。5500形の次なるラッピングに期待したいものだ。
花道を行く。色彩負けず劣らず

「キン肉マン」世代には「ウォ‐ズマン」に見えるかも。








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2022年4月21日木曜日

今度こそ

今回の作品は元東急の初代5000形のトップナンバー車。東急電鉄から転じた上田交通(現上田電鉄)からの引退に際し、古巣の「東急電鉄・東急車輛レールファンクラブ」から惜別のヘッドマークを装着して運行されたときのもの。形はどうあれこのような引退のセレモニーは車両への敬意が伝わってきたものだ。廃車後は東急に戻り東急車輛に保管されていたが、まさかのカットボディで渋谷駅ハチ公口に登場したときは驚きと悲しみを隠せなかった。ところが今年、長野電鉄に残されていたデハ5015号車が元東急車輛である総合車両製作所横浜事業所にて復原保存されるというニュースが飛び込んできた。先のトップナンバーも同じ目的で保存されたはずという突っ込みは無しにして、今度こそ安住の地になることを願うのみだ。                                                          
昇圧によって東急から上田交通へ転じた5000形は8両
          

これはレプリカ?ではなくカットボディ。心あるファンは大いに嘆いたもの。
今は秋田の大館へ移設されている。




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。





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2022年4月20日水曜日

モーニング・ショット

今回の作品は「佐倉チューリップフェスタ2022」会場からみた京成本線を行く上野行「モーニングライナー208号」。京成佐倉8:58発の同列車は撮影しやすい光線状態の下を行くこと、線路沿いの道路の交通量も少ない時間帯という事もあって狙いどころでもある。ネックはアクセスする路線バスとの時間がタイトな事と、背景の処理に一工夫が必要なこと。この点は作者の構成力が発揮されるところだ。コツとしては畑全体を取り込むのではなく「部分」で見ることだ。
華がある「新型スカイライナー」







鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。



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2022年4月15日金曜日

あと2年・・・かな!?

今回の作品は偕楽園臨時駅付近を行く「安中貨物」、「北斗星」塗装のJR東日本 田端運転所のEF81 79号機が牽引しているのは平成10(1998)年当時JR貨物の仕業を受託していたため。その田端区も今年度から尾久車両センターに統合され同区の機関車は令和6(2024)年に全廃になるという噂が伝わっている。EF81は現在5両が在籍し「カシオペア紀行」、事業用列車等の牽引に運用されているが、「スター機関車」の記録は早めに行っておく事がよさそうだ。
後にこの79号機は故障が少ないという理由からカシオペア色に装いを変え「カシオペア」牽引機として活躍した。




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。





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2022年4月14日木曜日

岐路を迎える「お座敷」

国鉄時代、団体列車の花形だった「お座敷」列車。客車から気動車、電車へと拡大していたが、気がつくとJR東日本485系「華」、JR北海道キハ183 6000番台に残るのみとなった。新たな新造車も誕生していない事からJRでは畳敷き+座椅子の「和式」スタイルが消えていく可能性は高そうだ。団体旅行の主たるターゲットとなるシニア層のニーズは、バリアフリー対応と合わせて「お座敷」より「リラックスできる空間&座席」の高付加価値サービスに向きつつあるなかで、ポスト「お座敷」列車がどういう次元へ昇華していくのか気になるところだ。
お座敷車両は「グリーン車」扱い。


鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。





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2022年4月13日水曜日

大人の行動規範

この本は1994年11月にJTBより発刊されたもので、写真は広田尚敬、真島満秀両氏、エッセイは和久峻三、高田 宏、松尾定行の各氏、技術講座は大木茂氏という充実ぶりだった。その大木氏の記事の一部抜粋してみる。
●安全を再確認しよう  
言うまでもなく、鉄道の撮影は危険と隣り合わせになることが多い。より迫力のある絵を求めて無理をしたり、無意識のうちに気づかず、ある一線を越えてしまうことがある。何をしたらいけないか、どこまでなら許されるか、普通なら常識で考えれば十分わかることなのだが、それに加えて次の二点からも考えてみたい。
 1.自分で考え、周囲から客観的に見ても安全だと思える場所でも、高速で近づいてくる運転席からの視点を忘れないでほしい。(以下省略)
 2.子供達に誤解され、無条件に真似をされるような行動は慎む。 (以下省略)

「規制はともかく、自分で責任をとれる範囲で考え、行動する」のが大人の行動規範。だが残念なことに、大人社会と子供社会の区別のないこの国で、あまりにも大衆化してしまった趣味の鉄道撮影の世界ではそんなことばかり言っていられない。それなりの配慮が必要だ。そこで蛇足だと思うのだが
 1.踏切以外、線路横断はしない。
 2.撮影時以外はできるだけ線路から離れている。
 3.線路際に立つ場合、線路際の小路(犬走り)または架線柱の内側には入らない。
 4.駅ホームでの撮影では、白線の外に出ないのはもちろんだが、特に進入速度の速いホー  ム端では余裕を持った位置に立つ。三脚を使うときは許可を得る。
 5.畑などの私有地に入る場合、作物を踏み荒らさないよう気をつける。ゴミを散らかさな  
 い。
 6.駅、私有地に立ち入るときはできるだけ許可をとる。挨拶をする。
 などを常に頭にいれておきたい。
  
 そして氏は最後にこのように締めくくっている。「鉄道というのは大勢の人が利用する公共の交通機関なのである。そこでは安全性が第一に求められる。自分だけが安全と思っていてもダメなのだ。」  
 




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。




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2022年4月12日火曜日

安全が全てに優先する

 SNS上では「撮り鉄」に関するトラブルは甘い蜜のようで、事が起こると待ってましたとばかり「評論」が繰り返される風潮はウンザリさせられる。釈迦に説法ではないが鉄道撮影は「好きな車両を好きなように撮る」趣味だが、それは安全の確保が前提になっていればこそ。押し合いへし合いは論外で、安全が保たれない状況なら「その場から去る」決断も必要。最も大事なのは「同好の士」の行き過ぎた行為に対して「他人任せ」ではなく「自分はどう行動をおこすか」ということ。安全を守れない鉄道ファンは「趣味」だからでは済まない段階に追い詰められている。 

ベテランの皆さん、お手本になっていますか。













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2022年4月9日土曜日

ケムケム・エブリバディ 

 マイマイガという蛾は10年周期で大発生するという。それを実際、目の前にしたのは昭和63(1988)年7月 函館本線216.6キロ付近の撮影ポイントでのこと。そこには至るところにマイマイガの毛虫が蠢いていた。「この虫には毒毛があるから注意してください。」と先に位置取りしていた方からアドバイスをうけたが、列車が来るまでの数時間は毛虫が集ってこないかの「ぞわぞわ」感しかなく生きた心地がしなかった。後にも先にもマイマイガの大発生に遭遇したのはこの時のみ。この作品には「ぞわぞわ」感が憑りついている。   
C62はモクモク、足元にはケムケム





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2022年4月8日金曜日

引いて望遠。

 今回の作品は青信号で動き出す路面電車、人の往来を300ミリレンズで狙ったもの。イメージとおりの構図を得るために横断歩道から離れているのは、被写体を大きく見せるためには近寄るより、引いて望遠で「切り取る」方が効果があるため。付け加えると向きは前後だけではなく横もあるということ。時にはセオリーを外してみると気づきがあるものだ。
こういうケースでは一枚切りの方が良い結果が出る。

鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。







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2022年4月2日土曜日

さてどうするか

今回の作品は平成12(2000)年のJR青梅線 鳩ノ巣駅。現在は左部に植えられていた桜の木が伐採され景観が一変しているのには唖然とするばかりだ。行き交う列車はオレンジ色の103系から201系を経てE233系へ代替わりした一方で、駅を取り巻く環境は平成28(2016)年には無人駅へと合理化の洗礼を受けている。大事なのは与えられた環境下で「今できるベストの選択」。これはどの分野でも共通する事のようだ。 
大雪なのは「常に撮っておく姿勢」、過去には戻れない。


鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。




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2022年4月1日金曜日

シン・国鉄夜行

国鉄時代をこよなく懐かしむ愛好家の需要に応えるため「シン・国鉄夜行」が企画されているという。時代考証は昭和30~40年代の高度成長期の客車列車で、座席は両肘掛があるボックス席は指定席、片肘掛のタイプは自由席になる予定だが定員はなく乗れるだけ乗ることも可能。こだわりは環境面で喫煙はもちろんのことタバコの煙で霞む車内が標準仕様、ヤニで黄ばんだ天井まで再現するのが泣かせる。更に車内消毒剤の匂いも当時と同一。トイレは垂れ流し式を採用、運転予定は猛暑の8月に集中するという。客車特有の連結器の「ガッタン」に眠れぬ夜を過ごした年代には「冷凍ミカン」が癒してくれるそうだ。このスパルタンな「ドリームトレイン」にも問い合わせが殺到しているという・・・。
 急行スハフ44(SLキューロク館)
           

キハ20(SLキューロク館)




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。



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