2021年9月29日水曜日

落日

 JR北海道のPRによると来春のダイヤ改正にて釧路行特急「おおぞら」はキハ261系気動車に統一されるという。これによって石勝線・根室本線高速化事業として平成9(1997)年から運用されていたキハ283系は第一線を退く。車体傾斜角6度の制御付自然振子式による最高運転速度130km/h運転を実現したキハ283系「スーパーおおぞら」は札幌~釧路、帯広の速達化に貢献した一方で平成23(2011)年石勝線内のトンネル脱線火災事故以降はトラブルが続き、同25(2013)年の最高運転速度110km/hへの引き下げに至っては往年の輝きは失われていった。酷使による経年劣化を考慮しても、在来のキハ183、281系より先に引退することになったのは残念だ。
平成20(2008)年の釧路運輸車両所公開日で車体傾斜のデモを行っていたキハ283形
         
撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。

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2021年9月28日火曜日

MAXは平屋

 今回の作品はJR東日本E2系とE1系MAXの並び。MAXの2階席窓がE2系屋根と同じ高さとなることがよくわかる。この2階席からの眺めは防音壁に遮られることなく景色を観れることから人気だったが、個人としては撮影行の際は荷物が多く置ける「平屋(FL)」を優先的に予約していた。ところが当時、平屋部分の座席指定は「みどりの窓口」のみだったので民間旅行社では予約できなかったエピソードも今は懐かしい。そのような「二階建て新幹線」の歴史も10月1日にピリオドを打つ。
E1系MAXは12両編成。これも圧巻だった。



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2021年9月16日木曜日

みんなでエール

 ここは散歩コースなのだろうか、停車中の電車にエールを送る子供達。対してさりげなく白手袋で応える運転士。わずかな停車時間での小さなドラマ。
まなざし

鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。
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2021年9月14日火曜日

動き始めた並行在来線「旅客廃止」議論

北海道新幹線札幌延伸によってJRから経営分離される並行在来線問題、長万部町ではその対象となる函館本線(函館~長万部~小樽)において「旅客営業廃止」も視野に入れた検討をしているということだ。同町は9日付HPで「並行在来線に関する意見募集」をリリース、広く意見を求めている中で焦点になるのは長万部~小樽間(函館山線)の扱いになるだろう。北海道新幹線のルートが新函館北斗以北は新八雲、長万部、倶知安、新小樽を経て札幌とほぼ函館山線に沿っており、現在通しで運行される列車は一日4往復と延伸後は経営分離に留まらず路線廃止も現実味を帯びてくる同線が注目されるのは、平成12(2000)年の有珠山噴火の際に室蘭線の迂回ルートとして機能したことにある。更に函館~長万部間に運行されている普通列車は6往復、室蘭線長万部~東室蘭間も4往復に留まっておりと地域の公共交通機関としてJRは脆弱。北海道新幹線によって激変する鉄道インフラ、さてどういう答えが出るだろうか。 
北四踏切を行くキハ40。函館山線沿線は積雪地帯でもある。







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2021年9月11日土曜日

交直切替のある路線

 今回の作品はJR郡山駅に停車中の「北斗星6号」、直流1500v/交流20000v切替となる黒磯駅に向けて2基目のパンタグラフが昇ったところをスナップしている。
  JR東日本エリアで交直切替のある路線は、常磐線(取手~藤代)、水戸線(小山~小田林)、東北本線(黒磯~高久)、羽越本線(村上~間島)4路線ある中、黒磯駅での交直切替は平成29(2017)年までは駅構内での地上切替えが主で、車上切換えは自動列車選別装置を有する車両に限られていたが、その地上切替も平成30(2018)年からは全面的に車上切替え方式に変更、作業として簡素化されている。 これらの線区では交直流電気機関車が交直切替前後どの駅でパンタグラフの昇降を行うかというマニアックな楽しみ方もある。秋の夜長に探ってみるのも面白そうだ。
交流区間は1基、直流区間は2基使用が基本のEF81のパンタグラフ
     

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2021年9月5日日曜日

11年ぶりのD51運行、だが・・・。

9月18,19日、11年ぶりにD51が陸羽東線へ帰ってくる。小牛田~鳴子温泉間に「SL東北DC陸羽東線号」が運行されることによるもので往路はDE10形ディーゼル機関車、復路をD51が牽引する。以前の陸羽東線での復活蒸機運転は小牛田~新庄間だったが今回は鳴子温泉折り返しと名勝、温泉地の多い鳴子温泉~新庄間を外したのは残念。だがこれを機会として陸羽東線にD51が運行されることを期待したいもの。今回の作品は鳴子の「日本こけし館」へ至る山道からの撮影だが、ここも今回は運転区間に入らない。 
D51+旧客4両
           









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2021年9月3日金曜日

使い分け

ホワイトアロー⇒スーパーホワイトアロー⇒スーパーカムイ へ続く系図
 今回の作品は千歳空港駅で発車を待つ781系特急「ホワイトアロー」。この列車は特急「ライラック」の速達版として昭和61(1986)年に誕生。停車駅を苫小牧~千歳空港~札幌~旭川に絞ったことが特徴だった。一説によると「ホワイトアロー」は造語で「白い(直行)矢」から来ていたそうだ。一方で千歳空港駅の英字標記は国鉄の規則に従ってChitose-kūkōだったが、新千歳空港駅になっては平成14(2002)年に「New Chitose Airport Station」と正式名称に改められている。造語と正式名称の使い分けも興味深そうだ。 


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