2017年9月30日土曜日

レンガアーチから。 

「めがね橋」として知られている碓氷第三橋梁、現在は遊歩道として活用されているこの橋がアプト式路線廃止以後も残っていたのは撤去するメリットがなかったことから。北陸新幹線開業で「碓氷新線」が廃線になった後も「残っている」のも同様の理由だ。今回の作品では現役と引退した新旧の橋を対比しているが、当時はめがね橋が「再利用」されるとは思わなかった。碓氷峠からEF63のブロアー音が消えて今日で20年。フィルムに残された記憶は実に鮮やかだ。
長野行「あさま」通過。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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2017年9月29日金曜日

揃い踏み

 JR御茶ノ水駅に架かる聖橋から見る光景はいつ見ても楽しいスポット。特に東京メトロ 丸ノ内線とJR中央線が揃うと収まりが良いこともあって定点撮影には向いている。
今回の作品は、オレンジ色の201系が健在だった頃のスナップ。ラッシュアワーから外れていたこともあり、両線がきれいに揃うタイミングに苦労した記憶がある。定点撮影とすれば現在の風景も撮っておきたい。久しぶりに足を向けてみたくなった。上手く「スーパーあずさ」と丸ノ内線が絡まってくれると良いのだが。
コンパクトカメラでも気楽に撮れる好ポイント。
(カメラ フジ ティアラ、フィルム フジクローム RDPⅡ) 

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2017年9月28日木曜日

窓の先には

 一枚の写真からあらためて気づかされたこと。今回の作品ではカーテンが閉められた座席とそうでない座席だろう。カーテンで遮光している主な理由は「逆光下で眩しい」からだが、その中でも車窓からの景色を楽しんでいる乗客もいる。その違いは何なのか、調べてみるも面白いかもしれない。その切っ掛けは「大きな窓」、やはり列車の窓は大きい方が良いようだ。
国鉄特急の「青い窓」。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2017年9月27日水曜日

小雨模様

 飯田線 田切駅は1984年現在地に移転するまでは「急カーブの駅」。ここは有名なΩカーブの撮影ポイントに近い駅として知られており、旧型国電晩年には「ファン製作」の非公認?スタンプが無人駅の待合室に置かれていた程だ。今回の作品は移動列車待ちの間に待合室から撮影したスナップで、構図に乗降客を入れることでローカル駅の日常を表現している。加えて大きなポイントとなったのは傘。この時ばかりは小雨模様に感謝したものだ。雨もまた良し。
かたらい。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RH)
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2017年9月26日火曜日

大いなる違和感

 今回の作品は、六本木ヒルズが完成して話題になった頃に撮影したもの。「東京タワーの街」だった浜松町界隈の景色に加わった巨大な建築物、近未来的でもあり破壊的な存在のようにも思えたものだ。その六本木ヒルズも今では東京を象徴する風景になっている。違和感も取り込んでしまう都市、それが今の東京なのだろう。
 浜松町を行く。
(カメラ CANON EOS-1N RS 、フィルム フジクローム RDPⅡ)  
  

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2017年9月25日月曜日

青空

 天気の良い日は、高いところへ登ってみたくなるもの。地元の駅ビルのエレベーターホールからの景色はこの町に緑が多いことを実感するには十分だった。これからの季節、幾度となく抜けるような青空をみることができるだろう。きっとあの夏の日に繋がっているを思い出しながら。
ある晴れた日に。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

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2017年9月24日日曜日

とっておきの秋を探しに。

 暑さ寒さも彼岸まで。秋分の日が過ぎると徐々に夜の時間が長くなり、陽が短くなっていく。その中でも良い気候となるこれからの季節、少し足を伸ばして「とっておきの秋」を見つけてみたいもの。視野を広げてみると思いがけない発見ができるかもしれない。
 今回の作品は数年前の「とっておきの秋」。さて今年はどのような秋に出会えるだろうか。
蕎麦色カーペット。(カメラ CANON EOS7D)

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2017年9月23日土曜日

はなむけ

 かつてJR東日本 高崎支社に在籍していたお座敷客車「くつろぎ」、「やすらぎ」。その引退に際して、イベント運転ではあるがD51とペアを組んだ事があった。D51のホームグラウンドでもある上越線でのメモリアル運転、去り行くお座敷客車へ良きはなむけだったように思う。振り返って見ると「くつろぎ」、「やすらぎ」が引退した2000年前後はジョイフルトレインの転換期だった。団体旅行の需要が「お座敷」世代、「欧風」世代と続いた後、利用層の中心が団塊の世代にかかってきた2000年以降は鉄道旅行にも「快適さ+付加価値」が求められてきた。その結果が現在の観光列車ブームに繋がっている中、旧世代の団体旅行の花形もひっそりと役目を終えようとしている。今回はそのような惜別の想いを込めた作品でもある。
上越線 津久田付近を行く「くつろぎ」。廃車後は一部が碓氷鉄道文化むらに保存されている。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

「やすらぎ」、展望スペースがある白い車体が特徴だった。
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2017年9月22日金曜日

軽井沢と横川

 私の記憶に残る軽井沢駅と横川駅の光景。信越本線を行く「全ての列車」が停車した両駅だが、駅としては軽井沢が避暑、別荘地の玄関としての佇まいなのに対し、横川は「機関区の町」らしく、こじんまりとした印象だった。
 北陸新幹線開業によって新幹線停車駅として大きく変貌した軽井沢駅だが、横川には「時代に取り残された」かの如く「峠のシェルパ」EF63機関車の基地として賑わった頃の時間が残っているようだ。新幹線開業からまもなく20年、この両駅は別々の路を歩んでいる。
この旧軽井沢駅舎、某有名デザイナーの手によって復元されるとか。
横川は機関区の町、ラックレールも側溝蓋に健在

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2017年9月21日木曜日

気になるヘッドライト。

 蒸気機関車のヘッドライトは、機関車を印象付ける重要なアイテムの一つ。大きな白熱球が照らすライトは、実用面は別にしても暖かみを感じるものだ。現在、JR東日本のD51にはC57と同じタイプ(LP403形)が使用されているが、復元時にはより原形に近いタイプのLP42形が装着されていた。保存機にはこういうこだわりが嬉しい反面、近年「実用面」重視のためか既存のライトケースを流用し白熱球からシールドビームへ変更したケースが見られるようになった。JR山口線のC57、D51がそれで形態としてはいささか興ざめするものとなってしまった。動態保存への会社間の考えの違いもあるが、あらためて蒸気機関車を維持していくのは大変な事業ということをを示すエピソードともいえるだろう。
「ひさし」付ヘッドライトのD51。
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP100)
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2017年9月20日水曜日

Breakthrough

 函館駅に対峙する「スーパー北斗」と「はつかり」。共に1990年代から従来の最高速度120km/hの壁を超えた「スーパー」特急として注目されていた。特に「はつかり」は青函区間限定ながら老雄485系で最高速度140km/h運行がなされたことは、将来の新幹線での運行を大いに期待させたものだ。ところが現状をみると両列車に進化はなく、停滞状態に陥っているのは歯がゆい限り。
 「スーパー北斗」は2010年代から一連の軌道、車輌トラブルによって120km/hへのスピードダウンがなされ、「はつかり」は北海道新幹線によって「はやぶさ」へと進化したが青函区間は140km/h運転のまま。残念ながら共に1990年代の壁を越えられないでいる。さて、JR北海道が先にクリアしていくのはどちらの壁だろうか。
札幌、盛岡へ。函館駅が輝いていた頃。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
 
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2017年9月19日火曜日

上越急行「よねやま」、直江津行。


 上越線の黄金時代、特急「とき」を中心とした多くの特急、急行が新潟を目指した中で、新潟を経由しなかった優等列車が急行「よねやま」。長岡から信越本線を経由し直江津を目指した列車だった。「よねやま」で印象に残っているのは上越線内の運行時間帯が良かったこと。そのため上越国境付近での撮影には都合が良く、2両のグリーン車を組み込んだ12~13両編成は沿線では見映えがしたものだ。
 今回の作品は水上の諏訪峡を行く「よねやま」。優等列車が消えた現在とは隔瀬の感がある上越新幹線開業前、最後の秋の記録だった。
新潟行「佐渡」と共通運用だった「よねやま」は、新幹線上野開業まで活躍した。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム コダクローム KR)


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2017年9月18日月曜日

いざ、40パーミルへ。

 上田電鉄の八木沢~別所温泉にある勾配票、「40」というのは40‰を示しており別所温泉駅に到着する電車はこの勾配を登っていく必要がある。今回の作品は架線電圧750V時代のオールドカーが1500Vへの昇圧前の最後の輝きを見せていた頃のもの。この当時と車輌は変われども線形は変わることは無い。この勾配票が現役である限り、日々電車はこの道を通っていく。
この二枚窓の車輌は相模鉄道からの転入車。歴史を紐解くと元 神中鉄道の気動車だった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP) 
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2017年9月17日日曜日

反向重連

 蒸気機関車の重連運転で珍しいケースが「反向(はんこう)重連」。二台の蒸機を背中合わせで運転するスタイルで俗称「トンボ重連」ともいわれる。今回の作品がまさにそれで、大井川鉄道の「SL 18周年」の重連運転の際に見られたものだ。個人としてはこれ以後「トンボ」に遭遇したことはないので今では貴重な記録となったが、当時は大いに失望したもの。やはり蒸気機関車の重連は「同一方向」の方が様になる。
「C11+C12」のトンボ重連。
(カメラ CANON T90、フィルム エクタクローム EB)
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2017年9月16日土曜日

都電の見える駅前広場

 駅ビル「JR大塚南口ビル」によって景観が一変したJR大塚駅。その駅前に誕生した広場は大きくカーブする東京さくらトラムのビューポイントになっている。駅も街の一部ということを実感出来る光景だ。ところでJR大塚駅は、今年JR東日本のグループ会社に「業務委託」された駅。調べてみると首都圏でもこの形態の「業務委託」駅は増えているようだ。その是非は問うまい。要は利用客に親しまれる駅であればそれでいい。
十人十色、広場は長閑。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)


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2017年9月15日金曜日

流れが変わる前兆。

 昭和57年まで常磐線には朝、昼、夕と上野〜平(現いわき)、仙台を結ぶ「普通客車列車」が走っていた。首都圏の重通勤路線でもある常磐線に客車列車が残っていた大きな理由が荷物、郵便輸送でファンからみると都市部を行く荷物車、郵便車を連ねた長大編成は圧巻だったが、利用客からするとアナクロニズムな「垢抜けしない常磐線」の象徴でもあった。運用的に興味深かったことはこの客車編成は、高崎線~信越本線経由で新潟まで行く広域運用も受け持っていた事。国鉄時代の車輌運行は限られた車輌を有効活用するためシステマティックなものだった反面、現状に即した臨機応変さは欠けていた。ラッシュ時ではなかったにしろ重通勤路線を行く普通客車列車が消えた昭和57年は東北新幹線が大宮開業した年、国鉄が大きく変わる節目だった。
イベントではない。これが日常の普通列車。
(カメラ NewF-1、フィルム フジクローム RD)
郵便車、荷物車を連結した上り列車は上野駅地平ホームに到着した。



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2017年9月14日木曜日

まんせいはし

「まんせいはし」は万世橋。かつて「交通博物館」があったことで知られていたエリアも旧万世橋駅の遺構を含めた再開発で現在は商業スペース「マーチ エキュート」になっている。神田川沿いに赤レンガのアーチが並ぶ光景は、東京の新しい魅力の一つ。明治時代の遺構を蘇らせたことに敬意を表したい。 
川沿いのテラスからのスナップ。

川面に映る。


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2017年9月13日水曜日

アクセント。

 構図を決める時、スッキリしすぎて何か落ち着かない場面がある。この作品の時は奥行きをどのように表現するかがポイントだったが、川と鉄橋だけでは単調すぎるきらいがあった。そのため遠近感を意識して前ボケで樹木を取込むことで視線を鉄橋へ向くように構図を決めている。こういうとき頼りになるのが三脚。構図を固定することで一瞬のシャッターチャンスに集中することができる。

シャッターチャンスはピンポイント。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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2017年9月12日火曜日

こだわり。

 JR東日本のD51498号機が1988年の動態復元以降、最も大きな外観の変更がなされたのは2010年。中央東線「SLやまなし」号運転に際し、同線のトンネル対策として国鉄長野工場式集煙装置と国鉄後藤工場式デフレクターが装備された時。その際、JR東日本のこだわりが伺えたエピソードに集煙装置装備に際して高さが干渉する煙突を「切詰め」ではなく「取替えた」ことがある。D51の動態復元に際し出来る限り原形に近づけるため、現役時代に「切詰められた」煙突を本来の高さに戻した同社ならではの配慮だ。集煙装置が外された現在は本来の煙突に戻されているが、こういう方針こそが「保存」の価値を決めるものだと考えている。どの分野に限らず現役時代の「手を加え過ぎた」姿の「保存」は、いずれ飽きられてしまうものだからだ。 
「集煙装置」は煙を集めるのではなく、天窓を閉じることで煙を「後方」から流す役目がある。
(カメラ CANON EOS7D) 

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2017年9月11日月曜日

牧歌的な光景

 稲刈りが終わっても田圃には表情がある。その表情をどう活かすかで作品に季節感が生まれてくる。今回の作品での主役は稲。脇役に蒸機列車を配することで牧歌的な雰囲気を創っている。見逃しがちな「ニッポンの秋」の光景、作品の題材は案外すぐ傍にあるもの。それを探す「散策」もこれからの季節は良いものだ。
「トンガリ帽子」
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2017年9月10日日曜日

バランス。

 黄金色の稲穂と深緑が織り成す光景は目に優しく映る。ローカル線では遠方から識別ができるよう目立つ色を使う車輌が多い中、いすみ鉄道のオリジナルカラーは秋の景色と調和する目に優しい色合いだ。鉄道車輌の色は、地味すぎるのも派手すぎるのも疑問符がつく。周囲の景色とバランスが取れている色は心理的に安心感を与えてくれるもの。そしてその安心感こそが、鉄道は自然の一部である事を実感させてくれる動機になる。
「国鉄顔」も昭和の光景。(カメラ CANON EOS7D)
 



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2017年9月9日土曜日

「スーパーあずさ」に注目。

 12月から「スーパーあずさ」の後継車E353系への置換えが始まるという。2015年に先行車が登場して以来、長らく試運転を続けていたがいよいよ満を持しての登場となる。9両の基本編成と3両の付属編成からなる12両編成は、繁閑に合わせた柔軟性のある運行が可能なことからファンとしては久しく乗り入れが中止されている「スーパーあずさ」の大糸線乗り入れを期待したいところ。大糸線乗り入れは全車E353系に統一されるまでのお楽しみになりそうだが、その際注目されるのが「スーパーあずさ」の去就。「スーパー」の冠を下ろす前に新旧の姿を記録しておきたいものだ。
風光明敏な大糸線を行くE351系「スーパーあずさ」
カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)

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2017年9月8日金曜日

クロッシング

輝く線路と錆びた線路。その二つの役目が重なり合うとき一つのドラマが生まれる。平時の路と一旦緩急があれば必要とされる路。その役目には「無駄」はない。
ポイントマニアが萌える。

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2017年9月7日木曜日

山手線の10号車

 ちょっと気になる山手線の10号車、他の車輌と何か違う風貌は並行して走る京浜東北線のE233系の10号車と扉配置を合わせていることによるもの。ホームドアの設置に際し、非常時に山手線と京浜東北線が同一線路を走っても支障がないことを想定しているということだ。この号車は元々6ドア車が組み込まれていたが前述の理由により取り替えられたこの車輌、山手線の新形車輌E235系の10号車にも改造の上転用される。E235系編成で「明らかに違う風貌」は10号車のみ。ちょっと気になる存在だ。 
「10号車」は我が道を行く、サハE231-4600番台。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ) 

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2017年9月6日水曜日

クロの日

「クロ」は運転台付きグリーン車の表記、だが国鉄電車ファンにとっては「クロ」といえば「こだま」形151系の特別座席車クロ151形が思い浮かぶ程、憧れの表記でもあった。クロ151形は東海道新幹線開業後、山陽特急へ転用されたことから関東在住者にとって縁遠くなったが、後にクロの表記は東北特急に復活する事になる。といっても特別座席車ではなく一般のグリーン車に運転台を付けた車輌で、旅客サービス的には車内通り抜けができない上野方1号車をグリーン車にする施策は優れていたが、ファンからすると何か物足りなさを感じた事は否めなかった。
 そんな中、久々に「クロ」が脚光を浴びたのは初代「成田エクスプレス」253系電車で、クロ151形を彷彿させる区分室と1人掛けの開放座席を備えたクロ253形には大いにときめかされたが、残念ながら短命に終わってしまった。さて今後、クロ151形を超える特別座席車の誕生はあるのだろうか。願わくばクルーズトレインではなく、日頃乗車可能な特急列車での新しい特別座席車の登場を期待したいものだが。 
クロ481形を先頭にした「ひたち」。このクロは後に九州へ転属する。

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2017年9月5日火曜日

サンドイッチ電車、上信電鉄へ。

 8月29日の「上毛新聞ニュース」によるとJR東日本 高崎支社エリアで運用されていた107系電車12両が上信電鉄へ譲渡されるという。「サンドイッチ電車」の愛称はこの電車の側面塗装が「レタス、ハム」サンドに似ていることが由来だそうで、群馬地区では民営化後の1988年から親しまれてきた「地元の電車」だ。
 JR線からは引退することが決まっている107系を上信電鉄が導入するポイントには、まとまった両数が捻出されること、最小2両で運行できることがあり、合わせて「冷房車」であることから夏場の利用客からは歓迎されるだろう。同線沿線には世界遺産登録された富岡製糸場もあることから、交通アクセスとしても注目されている上信電鉄。今後この「地元の電車」がどのように活用されるか楽しみだ。
国鉄165系電車の主要機器が再利用されている107系。
地味ながら国鉄ファンからは注目の車両だ。(カメラ CANON EOS7D)
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2017年9月4日月曜日

終着駅。

 都市部といえども住宅地の夜は暗い。その中に燈る駅の灯には、ランドマークとして存在感と安心感を与えてくれる不思議な魅力がある。今回の作品は、賑やかな「流鉄BEER電車」ライブ会場の反対側からの光景。電車が到着するまでの数分間のドラマだった。  

「まだ、終らんよ!」、ほろ酔いでの発見には頬が緩む。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)
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2017年9月3日日曜日

流山の秋祭り

  昨日開催された「流鉄BEER電車」。3年目を迎えた今年はライブ会場が検車区内になるなど、年々規模が拡大されているのは嬉しい限り。多くの家族連れやジャズファンで賑わっていた。
 流山市役所HPでも前日に開催のリリースが公開されるなど、BEER電車は「流山の秋祭り」になりつつあるようだ。今回もそんな中でのスナップをまとめてみた。
薄暮に映える・・・つり革?。



今年はKIRINも協賛。「一番搾り」提灯の車内が粋。

涼風での一杯。

美味いツマミで乾杯。

若葉号を背にしたシュールなライブ会場。

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2017年9月2日土曜日

なぜか「なの花」

 過去の流鉄流山線での写真を見ていると黄色をベースにした「なの花」号が多い事に気がついた。歴代の「なの花」が揃っているのは、偶然ではなく乗客が落ち着くデータイムには2両編成の「なの花」が優先的に充当されていたことによるもので、要はこの時間帯にしか撮影していないことがバレてしまった結果でもある。
 現在は全編成が2両共通編成となっているので「なの花」だけに遭遇する機会は減っているが、ここまで来ると気になる存在になってくる。季節は違えど「なの花」が走る時だけは沿線は「春色」になる。こういうローカル線も良いものだ。
初代は元西武551系がベース。濃い黄色がポイントだった。
2代目「なの花」は元西武の701、801系
現在の「なの花」、元西武の新101系の強力編成。


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2017年9月1日金曜日

復刻される初代「新潟色」115系。

 JR東日本 新潟支社のリリースによると支社エリア内の信越本線が開業120周年を迎えるにあたり、国鉄末期からJR移行期にかけて採用された初代「新潟色」を115系電車に再現するという。新潟支社では旧型国電時代の旧「新潟色」に続くリバイバルカラーの登場になるが、第三セクターの「しなの鉄道」が伝統的な国鉄色を再現したのとは異なり、JRは「地域性」をフューチャーしているところがユニークだ。こうなると歴代の「新潟色」を連ねたイベント列車の登場を期待したいもの。紅葉シースンに上越国境を越える新潟色の旅も悪くなさそうだ。
初代新潟色時代の新潟支社115系。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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