2018年3月11日日曜日

南千住は穴場。

 7年前の東日本大震災は川越で遭遇した。印象に残るのは建物が激しく揺れる様で、あれだけの津波被害があったことは、帰宅困難者として鶴ヶ島市が開放してくれた避難施設でのテレビ映像で知ったくらいだ。 飲み会などで今でも語り草になるのは翌12日の帰宅ルートで、「動く」交通機関との知恵比べはドラマチックでもあった。 
 私の12日は、状況確認で横浜の会社へ戻るため東武東上線の始発電車で鶴ヶ島から池袋へ、池袋からはメトロ丸の内線で東京へ、その先は新幹線で新横浜、そして横浜市営地下鉄で横浜へ移動し、用事を済ませてから帰路につくという大回りルートだった。
 その中でメインルートのJRは3割程度の運転だったこともあり、上野までの移動は「乗り換え」不要の京浜東北線を選ぶ。ところが上野界隈は帰宅客であふれかえり、駅に再入場するまで6時間待ちという有様。 さてどうするか。迂回路を考えるとメトロ日比谷線で北千住まで行き常磐線、あるいはつくばエクスプレスへ乗り換えるという答えを弾きだした。有難い事に定刻運転していた日比谷線で北千住へ移動すると、電車は1駅前の南千住に到着・・・まてよ ひょっとしたらここがターニングポイントかも!? と、急遽ここで乗り換えることに。JRの改札口へ行ってみると、乗客は長蛇の列どころか誰も居ない。ホームにも通常のラッシュ程度の乗客・・・こうなると電車は満員でも「一番不便な」ドアから乗れば何とかなるもの。結果、通常より1時間遅れで帰宅できたあの日。「よし!ここは使える!!」、乗換え駅としての南千住は侮れないことを実感したものだった。
三路線と乗換えできる南千住駅(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)

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