2019年12月31日火曜日

負の効用

 日本の文化は失敗に対して寛容でないといわれる中で、「負の効用」とは「失敗から得たものをどう活かすか」という考え方。基本はヨーロッパ大陸の思想にあり、イノベーションの源泉は「失敗」の繰り返しという事にも繫がりがある。今回のDMV(デュアル・モード・モーグル)もJR北海道で実用化手前まで行った「イノベーション」のひとつ。残念ながら道内では諸般の事情で日の目を見なかったDMVだが、四国 阿佐海岸鉄道に引き継がれ令和2年に導入予定という。世界にも類を見ない「軌陸バス」運行が無事軌道に乗るかが今から注目される。
釧網本線でテストされた第二次試作車、


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2019年12月30日月曜日

ダブルフェイス

「ちょっと寄り道しましょう。」と長崎から福岡へ戻る途中での友人からの一言。そこが長崎本線 肥前七浦駅。昭和9年(1934年)開業当時の木造駅舎が現役で使用されていることからファンの間では隠れた人気のある駅とのこと。この地味なローカル駅が最も活気づくイベントが「鹿島ガタリンピック」。駅の裏手にある有明海がガタリンピック会場になることから最寄り駅になるという。このときばかりは日中には停車する列車が4時間に1本という時間帯もある無人駅も有人&特急停車駅に「格上げ」される一面を持つ。そのギャップを楽しむため、ガタリンピックの時期に再訪してみたいものだ。
駅全景をスナップ。古くとも手入れが行き届いている駅は気持ちが良いものだ。
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2019年12月29日日曜日

汎用気動車キハ66系

昭和49年(1974年)に北九州、筑豊地区へ投入されたキハ66系は、翌年に博多開業を控えた山陽新幹線接続を意識した意欲的なアコモデーションで注目された。冷房装置を備えた転換クロスシート装備は他では0系新幹線で採用されているのみで、急行形気動車を越えたレベルで普通、快速列車のみならずローカル急行にも使用可能なマルチユースの気動車として期待されたが、ネックとなったのが重装備による自重で入線可能な線区が限られたこと。結果総製造数は15編成計30両に留まった。民営化後は長崎本線へも活路を見出し現在は佐世保~長崎を大村線回りで運行される「シーサイドライナー」を中心に運用されているが来年度には蓄電池搭載型ハイブリッド気動車に置き換わる。キハ66系の最大の功績は近郊形のアコモ向上に貢献したこと。それは昭和54年(1979年)京阪神新快速用117系電車で花咲くことになる。
キハ40顔の基本になったのもキハ66系
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2019年12月28日土曜日

エアロストリーム

エアロストリームは700系新幹線の先頭ノーズ形状のこと。500系より短いノーズでトンネル微気圧波を抑える空力処理からうまれた形状はサイドビューが美しい。今回の作品ではエアロストリームの背景に光源を入れることで形を強調しているが、デジタルとは異なる緊張感と集中力、そして思い切りが伝わってくるだろうか。
上り「のぞみ」有楽町通過
         
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2019年12月27日金曜日

謎のピクトグラム

 南千歳駅の乗車口案内の表示はアルファベットとイラストを組み合わせたピクトグラム。複数の系列で運行されている特急列車の乗車口を識別するために使用されている。外国からの訪日客向けといわれているが、このイラストはどうやらアルファベット頭文字に因んだデザインになっているらしい。Aはアザリア(つつじ)、Bはクマ、Cはウシといった具合だが、何やら幼稚園のクラス名にも似たこのピクトグラム、効果の程は如何なものだろうか。  
このピクトグラムは新函館北斗駅でも使用されている。
        
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2019年12月26日木曜日

観光振興

「ましゅう?そんな駅あったっけ??」が第一印象だった。それもそのはず平成2年に「弟子屈」駅から改称されたという。難読駅名として知られていた弟子屈が有名観光地に因んだ駅名に改称されていたとは現地を訪れる機会がなければ知る由もなかった。その機会がSL冬の湿原号の川湯温泉延長運転日。蒸機列車が来なくなった今、この駅の今後が気になるところだ。
平成2年に改築された駅外観
サンピラー
駅弁「摩周の豚丼」は駅前の「ぽっぽ亭」で製造販売している。













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2019年12月25日水曜日

小さなデコレーション

 今日はクリスマス。ブログにアップするにあたってクリスマスらしい写真を探してみると目に留まったのが今回の作品。駅の待合スペースに飾られたクリスマスツリーが退屈な待ち時間を慰めてくれた。そこに上り列車の改札が始まるアナウンスが入る。さて東京へ帰ろうか。ローカル線の有人駅でのおもてなしに感謝しながら。
サンタ三態
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2019年12月24日火曜日

ファンが企画する団体列車



             


牽引機はロイヤルエンジン。


’90年代に流行った鉄道イベントに趣味団体による団臨(団体臨時列車)があった。当時のJR東日本高崎支社においてはファンに対して「理解」があり、ファンとって「憧れ」の組み合わせも適えてくれたものだった。今回のクリスマストレインではEF5861号機+サロンエクスプレス東京、EF8195+EF651019号機+スーパーエクスプレスレインボーという豪華版。憧れの欧風客車に往復乗車するという「乗り鉄」にとって一足早い「クリスマスプレゼント」だった。今ではハードルが高くなりすぎてしまったファンによるイベント列車、’90年代までは「ファンの望み」が敵った時代だった。
ラウンジカーでくつろぐ。

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2019年12月23日月曜日

デゴイチ復活の日

 1988年12月23日は鉄道ファンにとって忘れ難い日。蒸機復活の狼煙をあげたJR東日本のD51498号機が初めて本線運行を行なった日で、牽引列車は「オリエント・エクスプレス’88」で「来日」した「オリエント急行」客車による日本国内運行の最終ツアー列車。その本務機EF5861号の先頭に立ち上野~大宮間に足跡を残している。
今では笑い話になるが、この時は2つ誤算があった。ひとつは冬至過ぎの厳しい時間帯の運行のため高感度フィルムISO200のコダクローム200プロ(PKL)でも高速シャッター下での露出確保に苦心したこと。そして決定的だったのが炭水車に描かれた装飾。蛇足そのもので「意気消沈」した記憶が残っている。振り返ってみるとD51復活を後押しした背景には「オリエント急行」を国内で走らせるという主催者側の強い想いがあった。その情熱は今何処にあるのだろうか。
「蒸気機関車の代名詞的存在のD51の復元こそ地域密着を図る上で効果的」という判断は正しかった。


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2019年12月22日日曜日

僕のコダクローム

淡い新緑の表現にむいていた発色。
冷蔵庫に「眠る」2本のコダクローム64。2006年国内での販売終了がリリースされて後に破格値で売られていたことから「記念」の意味もあって購入したもので、奥が乳剤による色表現のバラツキをロット管理されていたプロ向けのPKR、手前が一般向けのKR。既に初代コダクロームの流れを汲むコダクローム25(KM)は販売終了になっていた。私自身、コダック全盛期だったリバーサルフィルムを1984年以降はフジクロームへ切り替えたためコダクロームを使った期間は短かかったが、30年以上を経ても原版は色褪せていないのはこのフィルムのストロングポイント。汎用性のない現像プロセス等時代にそぐわず消えていったコダクローム。失われた工業製品の価値が見直される機会はあるだろうか。
2種類のコダクローム64
KRは国鉄特急色に合っていた発色だった。(再掲)


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2019年12月21日土曜日

白寿(99歳)を迎える「49671」号機

真岡鉄道のPRによると、真岡駅前の「SLキューロク館」の主、9600形49671号機が白寿を迎えるという。同機は1920(大正9年)年度に現在の川崎重工にあたる川崎造船所で製造された73両の一両で青函航路での入換作業のため運転席が右に移設改造されているのが特徴。現在、圧搾空気によって稼動可能な唯一の「キューロク」であり、大正、昭和、平成、令和の四時代に渡って「動いた」機関車でもある。「紀寿」を迎える来年度、どのようなイベントがなされるか楽しみだ。
2013年にイベントで行われた「夕方走行」。
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2019年12月20日金曜日

鉄道博物館クリスマスイベント

12月4日~25日まで大宮の鉄道博物館で開催されている「クリスマス・冬」関連ヘッドマークイベントに「クリスマストレイン2017」のヘッドマークが登場している。「SLばんえつ物語」オリジナルキャラクターのゆるキャラ、オコジロウ&オコミジョがサンタクロースに扮したデザインは運転日2日間のみの限定ヘッドマーク。装着されている機関車はC57となれば選んだのが今回の作品。前面が西日に照らされた印象的なシーンだった。ちなみに「冬」ではED75に「北斗星トマムスキー」、183系には「シュプール」「新雪」のヘッドマークが登場しているそうだ。
2017年「SLクリスマストレイン」、このマークが実車展示される
         
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2019年12月19日木曜日

10編成を切った山手線E231系

今回の作品は2002年4月に山手線デビューした当時のE231系500番台。ヘッドマークに「ITトレイン」と付記されているのに注目して撮ったもの。車内ドア上部のLED表示など、サービス面で以後の車両に影響を与えたE231系500番台も、現在後継となるE235系へ置き換えが進み、気がつけば全52編成の中で10編成を割る状況になっている。世代交代する「東京の顔」山手線。「東京の顔」に相応しい車両は新旧どちらの車両だろうか。
「東京の顔」山手線


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2019年12月18日水曜日

遥かなる旅の記憶

   夜行移動では高速バスが活況を呈している中、夜に上野や東京といったターミナル駅に行くと今でも行先表示に次はどの「夜行列車」名が表示されるか眺めてしまう。都心部で見る見慣れぬ駅名にワクワクして「夜行列車」に乗車した体験は良いも悪いも「鉄道の旅」の記憶として残る。世代を超えて語れる「鉄道の旅」から夜行列車の思い出が外れるのはそう先の話ではない。
上野東京ライン開通前まで東京駅10番線は「長距離列車」の牙城だった。
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2019年12月17日火曜日

ひょうきんモノ

懐かしい記録。今回の作品は昭和49年夏、会津若松機関区の片隅に佇んでいたラッセル車。キ100形だったか定かではないが旋回窓のある正面がユーモラスだったのでシャッターをきっている。「夏場には出番はない」とばかり冬眠らしからぬ「夏眠」状態だったが、車籍を離れる日がそう遠くないことは隣接する機関区の除雪ディーゼル機関車が物語っていてくれた。記録の力、常に撮っておくという姿勢を無意識に実践していた頃の一枚だ。
津軽鉄道、弘南鉄道では、いまだ現役のキ100。
        
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2019年12月16日月曜日

競わない幸せ

 その場の雰囲気をどう活かしてみるか。陽光に照らされる蒸気を纏うC57を表現するには逆光下がベターだった。アプローチに「定石=王道」はあるがそれが正解とは限らない。大事なのは自分の「想い」。人と競わない幸せというのもあるものだ。

「Fantastic」と気づく事が作品創りの第一歩。
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2019年12月15日日曜日

Suica化する「トクトクきっぷ」

9月から東京都内のJR線利用に便利な都区内パスを含む4種類の「トクトクきっぷ」がSuicaに載せられるようになった。搭載できる「トクトクきっぷ」は「都区内パス」「ヨコハマ・みなとみらいパス」「鎌倉・江ノ島パス」そして「のんびりホリデーSuicaパス」。従来の磁気券同様に使用できるのは勿論のこと、チャージされている金額での乗り越し精算も可能というのは新しい魅力。PRによると有効な定期券情報が残っているSuica定期券やモバイルSuica等には搭載できないという制約はあるそうだが、これによって首都圏近郊の移動は「きっぷ」レス化が進みそうだ。
小さい印字文字がクセモノ。

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2019年12月14日土曜日

冠が外れるJR北海道特急。

短期間に終わった初代「とかち」。

「スーパーおおぞら」代走の「おおぞら」
キハ82「北斗」。
JR北海道から「スーパー」が消える。来年3月のダイヤ改正で「北斗」「おおぞら」「とかち」の三特急から「スーパー」の冠が外れることになった。スピードダウンして久しい中、ついに来るときが来たというところだが、さてヘッドマークのデザインはどうなるのだろう。往年のデザインに戻すという手はないだろうか。

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2019年12月13日金曜日

「ダイヤ改正」号

今日、JR東日本から令和2年3月ダイヤ改正の概要がPRされた。今回は「踊り子」系統の新旧交替が始まるなど話題性もある中で「ダイヤ改正」で思い出したのが今回の作品「びゅう3.11 SL記念号」。前年オリエント急行牽引で復活したD51498号機が平成元年3月11日のダイヤ改正を記念して初めて高崎~水上間を運行した日でもあった。このダイヤ改正の主役は「スーパーひたち」だったが、ファンの関心事は本格的に「復活SL」の狼煙をあげたD51に向けられていた。その後の復活運転では各地に新たな感動を与えることになったが、今回のダイヤ改正にはどのような秘められたドラマが待っているだろうか。
三時代を生き抜いてきた貴重な車両たち。

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2019年12月12日木曜日

とっておき

  今回のポイントは知人に案内され「よくこんなところ行けるなぁ」という獣道を探していった「とっておき」の場所。ここから眺める有明海は穏やかだったが、残念だったのは満潮でなかったことと天気がいまひとつだったこと。だが好条件であっても、今このポイントを訪れることはない。ここは鉄道が消えた風景になっている。
とっておきの風景にとっておきの車両
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2019年12月11日水曜日

キモはリチウムイオン電池

今年のノーベル化学賞を受賞された吉野 彰氏で注目されたリチウムイオン電池。そのリチウムイオン電池が鉄道車両の在り方を変えるやもしれないのがJR東日本、九州で実用化されている「蓄電池駆動電車」。JR東日本では「ACCUM」の愛称をもつ同電車は直流用EV-E301系がJR烏山線で実用されているが、新たに交流用としてJR九州のBEC819系をベースにしたEV-E801系がJR男鹿線に本格投入される。いずれも電化、非電化区間を通して走行できる新しい車両だがキモはリチウムイオン電池。EV‐E801系では主回路用蓄電池にリチウムイオン電池72個直列につないだモジュールを3並列で付随車に艤装する構成になっており、車重は電動車と1tしか変わらないという。ハイブリッド気動車共々新技術を取り込んだ「電動車両(電車)」の動向には注目したいところだ。

「ACCUM」はACCUMULATINGから命名された。

EV‐E801系投入で置き換えが進む男鹿線用キハ40系
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2019年12月10日火曜日

轍消えても。

 風光明媚な景色を行く鉄道は、平成20年に廃線となった島原鉄道南目線。九州観光列車ブームのフラッグシップ「ななつ星」の運行が始まったのが平成25年。あと5年早ければ島原も周遊コースに組み込まれていたのではないかと思うと間の悪さを感じざるを得ない。役目が違うとはいえ、景色は鉄道と幹線道路では違いすぎた。生活の基盤は道路側にあるのはこの地域だけではない。
「消えたのが線路だけであって欲しい」想いは残る。


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2019年12月9日月曜日

杞憂

 寒さに閉口しつつロケハンしていると紅葉が残る樹を見つけた。これを活かそうと列車を待っていると思いがけない雪の洗礼。ふと思う。明日の天気は大丈夫だろうか。今回は大雪にならないことを願いながら。
会津マウントエクスプレス通過。

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2019年12月8日日曜日

251系ラストランは来年3月13日

「スーパービュー踊り子」のJR東日本251系電車が、2020年ダイヤ改正前日の3月14日をもって引退するという。1990年にデビュー以来30年余、途中リニューアル改造が施されつつも’90年代テイストを維持してきた251系。その撤退に合わせて「スーパービュー踊り子」の愛称も幕を下ろすことになる。現在は東海道線、伊豆方面の他に回送列車ながら上野東京ライン、湘南新宿ラインでも見る事ができるが記録の機会は今冬が最後になる。
オリジナル塗装は今も新鮮に映る。

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2019年12月7日土曜日

「茶」一色。

麻雀の役の「緑一色」はアメリカ西海岸から逆輸入された役だそうで元来の中国ルール、日本ルールにはなかったそうだ。All Greenがその由来で、その例に従うと今回の作品は「All Brown」。役車はED17、EF55そしてEF58、いずれも昭和の電気機関車たち。スリーショットは転車台にEF55が乗った時のみの光景だ。
愛称はムーミン、パック、デッカー。

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2019年12月6日金曜日

目が点に・・・。

「目が点になる。」という表現は世代によって使われ方に差があるそうで40代、50代では6割を越える中、10代や70代では2~3割に留まるそうだ。その多数派世代のなかで最近「目が点になった」出来事に「10年未使用のSuicaは使えなくなる」がある。写真左下の2004年購入の「Suica&Icoca ICカード乗車券相互利用記念」カードもそれによって使えなくなってしまった。聞くところによるとPasmoも同様のようで「コレクション」を前提に記念ICカード集めるのであればデポジットの500円を除くチャージ金額は「使い切る」必要があるということだ。逆に言うと使わずに残しておくと10年で「デポジットの500円」の価値になるICカード。テレホンカードに始まりオレンジカードなどプリペイドカード収集で「未使用」に価値を見出した世代にとってはまさに「目が点」の例えが相応しい。
2000円で購入した記念カードも放置しておくと500円の価値になる。 
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2019年12月5日木曜日

700系撤退で消えるもの

有楽町界隈を行く700系も過去帳入りした光景。
 11月30日をもって東海道新幹線での700系の定期運用が終了した。今後は年度末まで臨時「のぞみ」運用に入るだけに留まるので、東海道新幹線からは実質撤退ということになる。その700系撤退で失われる最たるものは「喫煙車」で、禁煙車が標準となる中、N700系には「喫煙コーナー」は残るが1両すべてで喫煙可能な車両は700系が最後となる。次に「幕式の行先表示」。歴代新幹線車両の側面に表示されていた「行先方向幕」も今やJR東海所属700系C編成に残るだけとなった。最後は側窓寸法、N700系以降は軽量化と車体強度の面から飛行機然となった窓も700系では小型ながらも300系車両並みだった。消えていく700系に対して、「700系タイプ」の「ドクターイエロー」923形は後継車の話もなく今しばらくは東海道・山陽新幹線で活躍することになりそうだ。


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2019年12月4日水曜日

思い出の保津峡駅

思い出に残る保津峡駅といえば、現在はトロッコ保津峡駅になっている旧 山陰本線時代。列車交換駅だったこともあって上下の列車が揃ったタイミングで撮影している。ここは対岸からの景色が好きで何度か立ち寄っているが、平成元年電化工事によって新線に付け替えられたときはショックを隠せなかった。だがそれ以上に驚かされたのは3年後「嵯峨野観光鉄道 トロッコ保津峡駅」として再開業したこと。さすが商売上手、あるものを活かすアイデアに脱帽したことも懐かしい。
ホーム有効長は7両分あった旧保津峡駅。


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2019年12月3日火曜日

謎の標識

 線路際にある標識にはそれぞれ意味があるが、JR磐越西線で見かけたこの標識の「セット3」は何を指しているのかがわからなかった。おそらく除雪列車に対してトンネル間近であることを示す標識とは予想できたが、検証しようと調べてみても答えが見つからないまま放置していた。ところが、ひょんなことから糸口が見えてきた。それは「セット3」の上にある正方形の標識が「フランジャ注意」であるということ。フランジャとは線路の間にある雪を掻き分けるラッセル車特有のもので、この「セット3」はDE15形に代表されるラッセル車が運行されていた際にトンネルが近いことから3段階ある前翼、後翼と合わせ「全閉」動作を示しているのではないかということ。残念ながらJR東日本エリアでのDE15形の運行は実質壊滅状態なので更なる検証は難しそうだが、期待は第三セクターの「あいの風とやま鉄道」に継承された2両のDE15形。仮にラッセル運用が想定されていればこの特雪標識も残っているだろう。さてどうなるか、新社長の腕の見せ所だ。
磐越西線では役目を終えた特雪標識。
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2019年12月2日月曜日

気がつけば・・・。

 西日が眩しい夕方、久しぶりに展望ポイントを訪れてみる。ここは条件が良ければスカイツリーと富士山を見る事ができるがこの日、山を見る事はできなかった。気がつけば12月、冬至前後の空が澄んだ日が狙い目だ。
太陽が沈んだ後がSHOW TIME。
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2019年12月1日日曜日

展示物は「エース番線」

鉄道博物館に再現されている「上野駅16番線」。案内板や列車案内の他、ラッチや吸殻入れなど往年のプラットホーム上のアイテムが揃っている中でのベストマッチングが485系「ひばり」。この組み合わせは、新幹線開業前「エース番線」と呼ばれた16番線から発着していた「上野特急時代」そのもの。そして「ひばり」の隣には東北急行の455系、やはり上野は「北の玄関」口と実感するには十分だった。
新幹線開業前13往復を誇った「ひばり」

485系と455系、共に交直流電車だ。
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