JR旅客会社に在籍する貨車にホキとチキがある。ホキはバラスト(砕石)散布用のホッパ車、チキはレール輸送専用貨車でいずれも国鉄時代からの車両。旅客会社に所属しているのは「線路を保有する」ことによるもので、旅客各社が機関車を所有している理由の一つにこれらの事業用貨車の牽引がある。
そのバランス関係が変わりつつあるのがJR東日本で、仙台地区のレール輸送用にJR東海のキヤ97系をベースにした気動車キヤE195系を導入している。ポイントは機関車牽引を不要にした気動車であることで、その普及が進めばチキと機関車の勢力図も大きく変わるだろう。一方のホキ、JR東海に次いで北海道からも配置がなくなっている。今後どうなっていくのか、保線を取り巻く環境変化にも注目したいところだ。
チキは旅客会社の機関車に牽引される。 (カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ) |
再掲)ホキを牽引するEF58。 |
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