2017年11月30日木曜日

京急らしさ。

 京浜急行のPRによると、主力車両の(新)1000形の17次車においてステンレスの車体に全面塗装を施すという。メンテナンスフリーがストロングポイントでもあるステンレス車の象徴が「無塗装」である中、ラッピングではなく「『京急らしさ』を取り戻す」という目的での今回の英断にはエールを贈りたい。赤に白いラインの電車が走る京急線。それが伝統というものだろう。
アルミ車体に塗装されている快速特急用の2100形。
(カメラ CANON EOS7D)

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2017年11月29日水曜日

窓の大きかった銀座線。

 日本初の地下鉄として知られている東京メトロ銀座線。そのラインカラーがオレンジとなったのは車両の色が活かされていることは有名だが、オレンジ時代の銀座線で印象的だったのは片開き扉の車両では戸袋窓を含めて窓が大きかったこと。地下鉄でも外光を取り込む配慮がなされていたのも「歴史ある銀座線」らしいエピソードで、トンネルから駅に進入するとき車内が明るくなったことは、ポイントを通過する時に一瞬車内灯が消えるのと合わせて懐かしい思い出となっている。やはり電車の窓は大きいほうが良いようだ。  
オールド世代の銀座駅
(カメラ CANON NewF-1、フィルム エクタクローム EN)
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2017年11月28日火曜日

車窓のムコウ。

 鉄道写真のみならず自分にとって大きな指針となる言葉が二つある。ひとつは亡き師から頂いた「下手でも良いからオリジナルを創りなさい。」、そしてもうひとつは母からの一言「誰が見ても『良い』と思われる作品」。この当時は人まねや仲間受けする狭い世界に陥るなということと理解していたが、実はその真意は更に深いところにあるようだ。その解を見つけるため、もがき苦しみながら今も試行錯誤を続けている。
親心。
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム フジクローム RDP)
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2017年11月27日月曜日

学習院下

 明治通りに隣接する学習院下停留所周辺にあるイチョウ並木を見てみると、午後の日差しを受けた良い色合いの樹に目が止った。毎年繰り返されるこの街の秋の光景、見頃には少し早かったが季節の歩みを実感するには十分だった。都電でのカメラ散歩は、肩肘張らず自然体で歩くのが良いようだ。
レトロ調の9000形を配してみるとここは「都電」を実感する。
(カメラ CANON EOS7D)
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2017年11月26日日曜日

日暮れ近し

「東京さくらトラム」沿線から上野へ。JRへの乗換は大塚と王子のいずれかで行うのが定番だが、この日は町屋からのルートを選んでみた。上野行16:38までの待ち合わせの間に夕陽に向けてカメラを向けてみる。タイミングよく「都電」が行き違った。データ取りとしてはこれでOK。次の作品へのヒントとイメージが見えてきた。
下町の空。
(カメラ CANON EOS7D)
             


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2017年11月25日土曜日

幸せの・・・。

 カメラ散歩の途中、雑司が谷大鳥神社の鳥居から見る「東京さくらトラム」。通過した黄色いカラーの都電8800型は1両のみのレアな車両。「幸せの黄色い・・・」は、東京にもある。
大鳥神社前は路盤工事中。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)

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2017年11月24日金曜日

こなゆき

 粉雪舞う風景に想いを寄せる。何にときめいたか、何を切なく感じたのか・・・それから表現のイメージが生まれてくる。こういうときには「粉雪」をテーマにした曲を頭に思い浮かべるのも悪くない。心に響く曲や歌詞は作品創りの動機付けになる。どうやら、感性を鍛えるヒントはオフタイムの過ごし方にもあるようだ。
脆さ、儚さ
(カメラ NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 
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2017年11月23日木曜日

異色のEF64 1001号機。

 最近、JR東日本 高崎車両センター所属のイベント用機関車EF64 1001号機の外装が、全般検査の際、国鉄標準色に戻された事が話題になっている。ぶどう色に白線の独特な塗装に変更されたのが1987年(昭和62年)、それ以降暖房装置を活かした団体、イベント列車の牽引のみならずムーミンことEF55形電気機関車の補機としての役割も担ってきた。今回の国鉄色への変更に際しては窓周りに灰色Hゴムを使用、JRマークの省略と合わせ1979年(昭和54年)製造当時を彷彿させる姿になっているという。今回の作品は、民営化直後のイベントでの1001号機。旧型電機カラーだった「ぶどう色」が当時最新の電気機関車にも似合っていたことが印象的だった。
30年纏った正装。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP)

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2017年11月22日水曜日

こんなこともあるさ。

 自然相手ではどうすることもできないが、地元に限っていえば今年の紅葉はいまひとつという印象だ。過去と比較するのは野暮というものだが、では何年頃が良かったかと自問してみるとすぐに答えが出てこない。記憶の中で「きれいな紅葉」が刷り込まれてしまっているのかもしれない。それなら記憶をキャリブレーションするより、今の光景から答えを探した方が早い、と見頃を迎えた銀杏は教えてくれているようだ。
去就が注目されるメルヘン顔の205系。
(カメラ EOS7D)
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2017年11月21日火曜日

待機

 貫通扉の先には切り離されたキハが見えた。扉が閉められるまでのシュールなひと時。振り返ってみると、この作品はボックス席に「後ろ向き方向」で座っていた産物であることに気がついた。なぜ後ろ向きだったのか。じーっとこちらを覗いているかの「待機目線」が気になっていたのかもしれない。
振り返ると・・・。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)

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2017年11月20日月曜日

冬の光

 季節の歩みは早い。11月後半になると冬至まで1ヶ月余りだが、驚いたのは今日の関東地方は1月頃の気温とのこと。そういえば昨年はこの時期に初雪が降ったことを思い出した。「体内サーモスタット」はまだその季節に追いついていない感じがする。そのような寒中でホッとするのが暖かな日差し。今回の作品はその冬の光をテーマにしたもの。プラットホームのお客さんも心地よさそうだ。冬シーズンの到来はまもなく。今年の冬にはどのようなドラマが待っているだろうか。
「輝」。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム エクタクローム EN)
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2017年11月19日日曜日

さよなら、ニセコエクスプレス

JR北海道のリゾートトレイン、ニセコエクスプレスの運行が11月4日で終了した。国鉄時代に誕生した歴代のリゾートトレインが在来車からの改造であったのとは異なり、当時最新鋭の183系気動車をベースに自社の苗穂工場で新製されたのが1988年(昭和63年)。その名前のとおり新千歳空港からニセコ地区へのアクセスを担ったリゾートトレインだった。三両編成という身軽さもあり、臨時列車として道内各地へその足跡を残した中で特筆されるのが「ANAビックスニーカートレイン」への起用と「優駿浪漫号」としての日高本線 様似への乗り入れになるだろう。
 ニセコエクスプレスの引退でJR北海道のリゾートトレインは残り2編成となる。今後、北海道観光を担う新らたなリゾートトレインの誕生はあるのだろうか。
「ファイターズ」カラー時代の「ニセコエクスプレス」
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)

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2017年11月18日土曜日

朝日が昇る頃。

 夜行列車の旅での目覚めは早い。慣れない車揺れのせいなのか、気分の高揚からなのかは解らないが日常の起床時間より早く起きてしまうことは良くある事。このような時、ブルートレインのB寝台の通路に備わっていた折畳シートは有難い存在だった。早起きにはそれなりのご褒美がある。車窓からみる清々しき朝日、それを体感できたのが夜行列車の旅。
客車時代の寝台特急「瀬戸」は13両編成。終着宇野まであとわずか。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP)
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2017年11月17日金曜日

柿が見守る

 「桃栗三年柿八年」の諺のとおり、何事も成し遂げるには相応の時間がかかるもの。今年の夏、デビューした東武鉄道の蒸機列車「大樹」も機関車C11の不調が伝えられている状況を聞くとSL運行も一朝一夕には行かないという事がよくわかる。目先の事だけに捕らわれずじっくりと取り組むことも必要だと、柿の老木は語っているようだ。

只見線の蒸機列車も長年のノウハウが活きている。
(カメラ CANON EOS7D)
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2017年11月16日木曜日

遊び心

 今回の作品のテーマは「ヘッドライトで文字を書く」。シャッタースピードは1/2秒にセットしシャッターを切りながらカメラを動かして「字を描く」というもの。このアイデアは写真家の広田尚敬さんが鉄道ダイヤ情報誌に連載していた記事を参考にしたもので時間帯は薄暮の頃、物は試しで撮ってみたものだ。フィルムなので結果は現像後のお楽しみとなるわけだが、手応えはすぐにわかるもの。こういう遊び心半分、緊張感半分の一発勝負では不思議とアドレナリンが出るようだ。
光がカメラを動かした跡になる。結果はちょっと「泣いちゃった」ようだ。
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
 

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2017年11月15日水曜日

たら、れば

 東北新幹線と上越新幹線の開業日が5ヶ月程ずれているのは、上越新幹線 中山トンネル工事での異常出水によりトンネルを迂回させる仕様変更が大きかったのは有名な話だが、もし同時開業がなされていたら運命が変わっていたかもしれない列車が今回の「ひばり」。  仙台行特急は「ひばり」という程、東北線ではお馴染みだったその愛称が新幹線へ転用されなかった理由に列車自体が上越新幹線開業まで残されたことがある。新幹線によって廃止された盛岡特急「やまびこ」がその愛称をすぐに転用できたのとは好対照で、新幹線と共存した5ヶ月がなければ新幹線にも「ひばり」が誕生していたかもしれない。そんな思い出も今日で35年。三昔以上前の話になってしまった。

鉄道博物館に往時の姿をとどめる「ひばり」。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)



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2017年11月14日火曜日

1982年11月14日

 1982年より昭和57年の方がしっくりくるこの年の今日、上野駅では翌日の上越新幹線開業によるダイヤ改正で消えていく東北、上越線特急への別れを惜しむファンで溢れていた。振り返ると、今日の「葬式鉄」ブームとは似て非なるものでモバイル機器やデジタル機材が皆無の中、カメラと心の「二つのフィルム」に最後の姿を記録していたようだ。
 新幹線大宮開業以降、昼間の上野駅の優等列車は信越本線、常磐線の時代となり、東北上越線関連では夜行列車と奥羽、磐越線系統の数本の特急を除き急行列車の時代へ戻った。上野駅の歴史の中で、この日から次なる劇変となる1985年3月ダイヤ改正までは穏やかな「凪ぎの期間」だった。今回はその時に記録した作品をアップしてみた。
新潟行急行「佐渡」、車内販売は当然のサービスだった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクロームRFP)

新幹線暫定開業のため残置された山形行「やまばと」と「エース番線」16番線の主となった「あさま」。

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2017年11月13日月曜日

4色塗装のカシオペア色

 1999年寝台特急「カシオペア」運行開始に伴って専用機関車EF81に施されたのが白地に黄色、橙色、群青色のカシオペア色。その4色塗装は、後継機EF510形のカシオペア色が客車との調和が図られていたのとは対照的で強烈なインパクトがあり、遠方からはよく目立ったものだ。4色塗装のカシオペア色が在籍したのは2012年まで。現在、団体列車「カシオペア紀行」を牽引しているEF81には再現されてはいない。
奇抜だった「カシオペア色」
(カメラ CANON EOS7D)

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2017年11月12日日曜日

青空の下で。

 昨日のブログで紹介した3台のジョイフルトレイン、車両を眺めてみると「こんな列車の乗ってみたい。」と思わせる個性的なスタイルが見えてくる。今回は青空の下、目を引いたデザインをまとめてみた。


イベントスペース
小海線の「夜空」
















ピカチュウが集う

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2017年11月11日土曜日

キハ、遠方より来たる。

 今日11月11日は「カシオペア」、「四季島」といった豪華寝台列車が配置されている尾久車両センターが一般公開される「2017☆ふれあい鉄道フェスティバル」開催の日。首都圏内車両センターの一般公開イベントのトリとなった今年は、車両展示の目玉として東日本各地のジョイフルトレインが集まった。一ノ関~気仙沼間を運行している「ポケモン ウィズ ユー トレイン」、新潟エリアを中心に運行されている「越乃Shu*Kura」、そして小海線観光列車「HIGH RAIL 1375」、これらの車両では車内見学ができたこともあって多くの来場者の関心を集めていたが、鉄道ファンからの熱い視線を受けていたのが御召装備のEF81 81号機。ロイヤルエンジンのお披露目はまさに横綱の土俵入り。格の違いを見せ付けた感があった。今回はそんな青空の下でのスナップをまとめてみた。(カメラ RICOH GRデジタルⅡ) 
ポケモンカラーが新鮮なキハ100。

キハ40、48をベースに改造された「日本酒トレイン」。
「1375」は野辺山~清里のJR線標高最高地点に因んでいる。


貫禄のロイヤルエンジン。
バラスト&枕木を歩く。


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2017年11月10日金曜日

プラス1

 既存のイメージにひとつ付け加えてみる。するとそれによって物語性や印象的なイメージが生まれてくることもある。今回は「ばんえつ物語」号のC57180号機、形式写真としては難がある作品を蒸気を絡めることでイメージ的にしている。ポイントはボイラーに反射する輝きを活かすことだったが、いろいろと工夫してみた中で自分のイメージに近かったのがこの一枚。プラスαはシンプルな方が良いようだ。
表現したかったテーマは黒光りするC57。
(カメラ CANON EOS RT、フィルム フジクローム RDPⅡ)

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2017年11月9日木曜日

二つの夜

 夜には暮れていく夜と明けていく夜がある。今回の作品は明けていく夜でのスナップ。閑散としたプラットホームがその時間帯の特徴を示しているが「二つの夜の違い」はそれだけではなさそうだ。「明けていく夜」には新しい一日の始まりを予感させる空気感がある様に思う。その空気感こそが早朝から動き出す一番の動機付けになる。やはり春に限らず夜は明けていく時間帯が良いようだ。
夜行列車からの乗換も鉄道旅の醍醐味だった。
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム フジクローム RSP)

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2017年11月8日水曜日

Fake (2)

「都心から一番近い蒸気機関車」で知られている秩父鉄道の「パレオエクスプレス」。昭和63年(1988年)の運行開始以来、秩父路に定着している観光列車だ。今でこそ毎年安定した運行がなされているが、90年代初頭までは「今年で最後」という噂が「オオカミ少年」の如く囁かれていた。当時、冬季運休前の運行最終日にはヘッドマークが装着されていたある年、例年と様子が違うことに気がついた。装着された秩父夜祭りの山車がデザインされたヘッドマークに「さようならパレオ」の文字が入れられていたからだ。「え!本当に!?」と半信半疑の中、そのヘッドマークをよく確認してみると「さようなら」の前に小さく小さく「年度」が加えられているではないか。「やられた!」と苦笑いしたのも懐かしい思い出。そんなパレオエクスプレス、今年は12月10日が運行最終日になる。
C58が走る路線として貴重な秩父鉄道。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDPⅡ) 

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2017年11月7日火曜日

高架線を行く。

 10月21日から、予てより連立立体交差事業の高架化工事が進められていた新京成線の北初富~初富駅間の下り線が高架線に切り替わった。この区間で有名な新鎌ヶ谷~初富の大カーブも高架化され、真新しいスラブ軌道を行く新京成電車は鎌ヶ谷界隈でも目立つ存在になりそうだ。
 踏切は上り線工事の完了まで残るため、踏切待ち渋滞の解消までは今しばらく時間が必要だがそれまではこの区間は地上線と高架線の併用となる。今期の作品のテーマはその高架線。ダイナミックな線形を強調してみた。
大カーブを行く「ふなっしートレイン」
(カメラ CANON EOS7D)

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2017年11月6日月曜日

二代目キハ40。

「キハ40」を名乗る国鉄形気動車は2代あり、初代は客車にディーゼルエンジンを装備し気動車に改造した系列に命名されていた。現存するキハ40は1977年から製造された2代目で、JR東海を除く各旅客会社に健在だ。誕生当初から首都圏色(タラコ色)が標準塗装されていた事もあり「タラコ好き」派はこの車両の影響が大きく、性能面の評価は別にして1両単位で運用できる使い勝手の良さと国鉄らしい丈夫な車体が長寿の要因ともなっている。とはいえ、経年による車両更新が検討されている系列でもあり、お気に入りの路線での記録は今のうちからしておいた方がよさそうだ。
豪雪地区のJR只見線はキハ40の聖域。
(カメラ EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)
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2017年11月5日日曜日

失われた景観

 流鉄沿線で唯一列車交換の出来る小金城址駅。かつては商業施設併設の県営住宅と直結した駅だったが、耐震性の問題で2015年に県営住宅が解体されて以降は歩道橋とつながる橋上駅となっている。合わせて並行する川沿いに植えられていた木も伐採されたこともあって駅周辺の景観は大きく変わってしまった。今回の作品では色づいた伐採前の木をメインに秋らしさを表現したもの。思い出の紅葉になってしまった。
秋をすり抜ける「若葉」号(カメラ CANON EOS7D)

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2017年11月4日土曜日

気がつけば・・・。

 秋の上越線 水上付近の諏訪峡の紅葉は見事。気がつけばまもなく紅葉のピークになってしまう。今回の作品は2010年紅葉のピーク時に撮影した特急「水上」号。気がつけばこの区間から定期特急列車が廃止されたことで「7両」編成以上の旅客列車を見ることもなくなってしまった。更にはこの景色の中を行く「赤色、灰色、黄色」のブロックパターンに変更された185系も残り1編成。この数年間の動きには驚かされる中、気がつけば平成時代も来年で終わる。さて次の元号で上越線はどうなるのだろうか。
構図には正解は無い。被写体に合わせて調整する構成力が肝心だ。
(カメラ CANON EOS7D)

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2017年11月3日金曜日

113系の日?

 今日は11月3日の語呂あわせでSNS上で113系電車のアップが目立つ中、悪乗りついでにストックフォトから引っ張り出した作品。2006年東海道線東京口から撤退することをPRするヘッドマーク付の113系。ショルダーバックに常時忍ばせているコンパクトカメラでのスナップだが、1963年から2006年の長きに渡って「3ドア湘南電車」の歴史を築いてきた113系が消えるという事実をすぐには実感できなかった記憶がある。冷房化とシート幅の拡大以外は登場時と大差なく昭和の高度経済成長期から平成を走りぬいた113系。今もJR西日本とJR四国で最後の活躍をしている。
3ドア、セミクロスシート電車の代表格だった113系。修別の晴れ姿。
(カメラ FUJI ティアラ、フィルム フジクローム RDPⅡ)

オールドファンには懐かい原形の113系(ネガカラー)


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2017年11月2日木曜日

朝日をうけながら。

 今回の作品は、ディーゼル機関車DE15が牽引する「C62ニセコ」号用の客車。車体に朝日をうけながら走る姿に魅かれて、手稲にある車両基地からの送り込みを撮ったもの。今ではこのような回送列車にカメラを向ける人も多くなったが、この当時は疎らでC62が走る日だけに運行される列車ということに気づかない人も多かった。これも立派なイベント列車、被写体として撮る価値はあった。今でもこれに気づかせてくれた友人には感謝している。
なぜかSLファンには人気がなかったDL+旧型客車
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 

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2017年11月1日水曜日

10分間を楽しむ

 今回の作品はJR野沢駅に停車中の新潟行「SLばんえつ物語」号。10分間の停車時間を利用して乗客が記念撮影をする光景をスナップしたものだ。時刻は16:25、秋口ではそろそろ日没近しの時間だが、この駅には乗客サービスとして蒸気機関車をホーム下から見れるスペースが整っていることから乗客には人気がある。車両点検を兼ねている停車時間とはいえ、観光列車に身をゆだねての旅ではこういう「間」も良いものだ。楽しみ方は人それぞれ。旅先での体験、発見はよき土産話となる。
乗客サービスを兼ねた10~15分停車は下りでは野沢、上り
は新津、山都で設定されている。(カメラ CANON EOS7D)

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