薄明光線は雲に隠れている太陽から雲の切れ間を通して地上へ光が降り注ぐ気象現象。「天使の梯子」「光芒」「レンブラント光線」等の別名でも称される人気の現象だ。特に意識はしなくとも、一度遭遇すると思わず驚嘆の声を洩らしてしまう。今回の作品では薄明光線が降り注ぐ中、タイミングよく左方向から峠を下ってきた「タラコ」色の列車が彩を添えている。本命はこの後に峠を登ってくる「C62ニセコ」だったが、この一枚も満足度は高かった。誤算は撮影前のセッティングでこの撮影に使用するレンズをクルマから落としたこと。リスク覚悟でカメラに装着して撮ったことでも印象に残っている。MF時代の機材はタフだったのだ。
秋の稲穂峠 (カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP) |
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