2016年10月27日木曜日

銚子電鉄の宝、デキ3形。

 銚子電鉄に在籍する唯一の電気機関車であるデキ3形は、全長4.5m程の小さな機関車で1922年(大正11年)にドイツで製造された。輸入直後は、山口県宇部にあった沖ノ山炭鉱の専用線で使用され、1941年に銚子電鉄へ転入してからは貨物取り扱いが廃止される1984年まで、主にヤマサ醤油の工場へ材料を運んでいた。 そんなデキ3形だが、ひょんなことから銚子を一時的に離れ市川の千葉県立現代産業科学館で12月4日まで開催されている特別展「出発進行 ~もっと・ずっと・ちばの鉄道~」で屋外展示されている。行楽の秋の一日、興味深い展示内容や講演等と合わせ「遠征中」のデキ3形を見てみるのも悪くなさそうだ。
貨車を従えて停車中の現役時代のデキ3形、市川での展示に際してはグレーに塗り変えられている。
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム コダクロームKR)
 

【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ