国鉄時代の昭和60年に汐留~東小倉間に運行されたカートレイン(後のカートレイン九州)が好評だったことから、民営化後その第二弾として恵比寿~白石間に誕生したのが「カートレイン北海道」。編成は青森区の24系客車4両(内1両は電源車)+車搭載用貨車ワキ10000形9両で客車はB寝台車のみで後にJR北海道が道内で運行した「カートレインくしろ」で「北斗星」予備車のミニロビー、シャワー室を備えたスハネ25形を充当したのに比べるとサービスレベルには差があった。合わせて運行当時は1989年の税制改正により5ナンバー車の大型化、更には3ナンバー化が進んだ時期でもあり寸法的にワキ10000に搭載できない車種が増えた事も列車存続にはマイナスとなった。仮にカートレインに特化した車載用貨車、寝台車が整えられていたらと思わずにはいられない。会社間での運行経費の分配に問題があった「カートレイン九州」と異なり東日本、北海道の両エリアで運行する「カートレイン北海道」は将来への可能性があっただけに熟成してほしかった列車だった。
新幹線札幌延伸に際して新幹線での復活が期待される「カートレイン」 (カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ) |
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