鬼籍入りして久しい「ブルートレイン」、その特徴でもあるブルーの車体には「走るホテル」と称された20系では3本の白帯が配されていた。その後「合理化」の名目のもと14系以降の「ニューブルートレイン」では帯は2本に、更に二段ハネ24系25形ではステンレス帯へと変わったが、昭和62年東京~博多「あさかぜ」のグレードアップ改造の際、帯が3本に復活、それによって往年の輝きが蘇ったことには驚かされた。3本の帯を配したグレードアップ車の全貌が明らかになったのは昭和63年誕生の「北斗星」。その先鋒となったのが「あさかぜ」だった。
品川区配属のグレードアップ車は同区担当の「あさかぜ」「出雲」に充当された。 (カメラ CANON NEWF-1、フィルム フジクローム RVP) |