寝台特急の電源車として「北斗星」「トワイライトエクスプレス」に使用されていた「カニ24」が昨年度形式消滅した。これにより20系客車カニ21形以来続いていた重量記号「カ(47.5以上)」の歴史に区切りが付いた感がある。車内に設けられている荷物室(二)はブルートレインで荷物輸送がなされていた時代の名残りで、荷物輸送が廃止されて以後は「電源供給」に特化していた。
JR線から消滅したカニ24だが、京都鉄道博物館に「トワイライトエクスプレス」に使用された12号が、秋田県 小阪鉄道レールパークには511号が保存されている。特に「ブルートレインあけぼの」という宿泊施設でもある後者ではカニ24のエンジンを稼動して客車に電源を供給する本来の目的で使用されているという。「今なお、現役」、ここには「ブルートレインの時代」が残っている。
札幌駅で旅立ちを待つ。 (カメラ RICOH GRデジタルⅡ) |
マイクロスカート付の一次車。JR北海道、最後のカニ24はこのタイプだった。 (1975年 ネガカラー) |
【スポンサーリンク】
0 件のコメント:
コメントを投稿