2017年6月5日月曜日

気になる貫通扉

 国鉄民営化後30年、その間に誕生した若いファンにとって国鉄時代に製造された「オールドタイプ」の機関車は人気がある。特に前面に貫通扉のある電気機関車は、民営化後に設計製造された機関車には見られないこともあり新鮮に見えるようだ。
 その貫通扉の主な用途は、重連運用の際に乗務員が機関車を降りることなく前後移動ができることだったがJR以降製造されたEH500形「金太郎」、EH200形「ブルーサンダー」では「2台を1台にまとめた」機関車にしたことで「重連」は解消され、貫通扉を通して機関車間を行き来する必要性はなくなってしまった。
 今回の作品は、その貫通扉が開閉使用されている状態のEF63形。現在は碓氷鉄道文化むらの体験運転用機関車だが、峠のシェルパとして碓氷峠を重連で行き来した往時を偲ばせてくれている。さてこのシーン、若いファンの目にはどう映るだろうか。

重連運用はレアケースだったEF65PF形

保存機関車に残る「国鉄時代」

【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ