2017年6月22日木曜日

東西線を走った103系1000番台

 東京メトロの東西線と千代田線は兄弟路線。共にJR線への乗り入れを前提とし当初から20m級の車両が導入されている。車両の行き来という面でも両線は交流があり、千代田線開業時には東西線の5000系が投入され、千代田線用の6000系試作車の性能試運転は東西線で行われた。逆に東西線から千代田線へは北綾瀬支線用として「アルミ車体」の5000系、05系が転属しているなど趣味的には興味深い。
 一方で国鉄が千代田線乗り入れ用に製造した103系1000番台でも一部の編成が東西線に転じている。理由は東西線10両化推進によるもので、タイミング的に千代田線から捻出された「10両編成」は都合が良かったようだ。近年は路線に応じた車両の固定化が進んでいることから、このような車両の行き来は珍しくなっている。
地上区間の多い東西線転属に際し、冷房改造がなされた103系1000番台。

エメラルドグリーン帯を巻いた常磐緩行線、千代田線時代。「暑い」電車だった。
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