2017年6月18日日曜日

「旧型客車」の再生

 蒸気機関車が牽引する「茶色い客車」から、鉄道ファンならずとも往年のアニメ「銀河鉄道999」と重ね合わせる乗客は多い。特にニス塗りの座席の車内をイメージして乗車してみると、「電車のボックスシート」に失望するという話もあるという。どうやら蒸機列車には「レトロ」ムードの客車は欠かせないアイテムになっているようだ。その中でJR西日本「SLやまぐち号」用に「旧型客車」が新製された。外観は旧型客車、車内設備等は現在のレベルに合わせてあるという新旧折衷車両だ。一方、JR東日本ではC61の復元に際し既存の旧型客車を大幅に整備した。アプローチは異なるが、この二社の「旧型客車」に付加価値を与える動きは興味深い。次は新しいコンセプトでの「新型客車」に期待したいものだ。
ドアの半自動化、汚水処理タンク装備の水洗トイレ等リニューアルされたJR東日本の旧型客車。
(カメラ CANON EOS7D)
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