今月に運行が終了する都電7000形、「あおおび」で親しまれている7022号の早稲田側には鉄道友の会選定の「ローレル賞」をイメージしたヘッドマークが装着されている。車体を新造したとはいえ中古車が、1978年(昭和53年)のローレル賞に選ばれた理由には乗降口の段差解消と車椅子スペースの確保がなされたことにある。この二つの特徴は以後都電に導入された新造車へも継承されており、その意味では7000形は次世代「都電」を方向付けた車両といえるだろう。7000形に装着されたローレル賞風のマーク、6月11日のイベントを最後に引退する同車への「はなむけ」と思うのは私だけだろうか。
「あおおび」カラーは冷房改造前のワンマン車を再現したもの。 (カメラ RICOH GRデジタルⅡ) |
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