2015年7月1日水曜日

有人改札だった頃

 昨日の新幹線車内放火のニュースには、衝撃を受けた。オイル入りポリタンクを車内に持ち込まれて放火では、安全神話に浮かれているどころでなく地下鉄サリン事件の時の悪夢が頭をよぎったのは私だけではないだろう。 ふと思ったのは、今の駅は自動改札が進み「乗車データ」以外はノーチェックでプラットホームへ入場できるということ。仮に有人改札だったらどうだろう。違和感のある荷物を持った「入場券」利用者に「危険シグナル」を感じたのではないだろうか。 
 検札は自動化で省力化されたが、その代わりに「人だから気づくこと」が蔑ろになっていたことが、巻き添えになった被害者の命と引き換えに知らしめたとしたら皮肉。鉄道の「おもてなし」は自動化と人間とでなされるべきで、機械任せであってはならないことを前提に対策を講じて欲しいものだ。 このような悲劇は、再発させてはいけない。

有人時代、駅員の目はけん制機能があった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)

【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ