2015年7月11日土曜日

LED表示を止める

 走行する電車を撮るためには、速いシャッタースピードが必要になる。その難易度は標準~広角レンズ側になるほど高まり、角度にもよるが50ミリでは1000分の1秒以上が必要なことが多い。
 望遠レンズでは見かけの速度が遅く見える角度でシャッタースピードを遅くできるが、今度はブレのリスクが高まってくる。 行先表示やヘッドマークが「幕」だった頃は、この二つのバランスを意識すればよかったが、近年のLEDによる表示では、シャッタースピードを列車を止める速度へ上げるとLED表示は崩れてしまう。キレイに表示を残すためにどこまでシャッタースピードを落とせるかがポイントになってきている。しかも車両によって表示条件が異なるのでクセモノでもある。ちなみにJR東日本の電車側面の行き先表示は時速60kmを越えると表示が消えるといわれている。 走る電車を止めるのには、ちょっと知恵と工夫が必要になるようだ。 
京浜東北線E233系を500分の1秒で撮る。かろうじて行き先表示は崩れていない。(カメラ CANON EOS7D)

止められないLED表示の例。キレイに表示するためには250分の1秒以下が必要になるが、被写体ブレのリスクが高まる。
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