2015年7月26日日曜日

フジクローム フォルティア&フォルティアSP。


 2004年に発売されたフジクローム フォルティアと後継のフォルティアSPは「個性的な」リバーサルフィルムだった。 特徴として、パッケージには赤、緑、青の3原色を「特に」強調した鮮烈でドラマティックな色調を再現、硬調でシャープネスが高くメリハリのある描写と書かれていたが「記憶色を表現する」という例えが適切で、印象としては「じゃじゃ馬」だった。反面、その個性的な特徴を活かすと魅力的であったのも事実で「じゃじゃ馬慣らし」が出来てくると苦手ではなくなったものだ。 とはいえ常用のフジクローム ベルビア(RVP)とは発色が違いすぎ、併用は困難だったことも苦い思い出でもある。今のデジタル処理でフォルティアのような表現は可能だ。しかし、「化学反応」が発色する驚きとは別物。 今は「凄い」と思うモノは多いが、「驚き」のあるモノは減っているようだ。       

「記憶色」での北斗星。色として原色より、しっくりくる印象。
(カメラ CANON EOS-1VHS  フィルム フジクローム フォルティア)     

緑の中を行く、赤い「お座敷気動車」。コントラストの強さがこのフィルムの特徴だった。
(カメラ CANON EOS RT、フィルム フジクローム フォルティアSP)

   
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