2015年7月5日日曜日

交流電機の雄 ED75.



C62に合わすべくデザインされた「ゆうづる」のヘッドマークも良く似合った。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RHP)
EF65PF型とほぼ同じ装備を持つP型1000番台。

ED75は、交流区間用電気機関車の標準となった形式で、総製作数302両にまで達した大系列。テリトリーは50ヘルツ地区の北海道、東北全域で、一部60ヘルツ向け300番台は熊本まで運用された。用途は交流区間における特急旅客列車から普通貨物列車に至り、汎用性重視の特徴が活かされていた。中でも白眉は、高速型1000番台による重連運用の高速貨物列車とブルートレインの牽引で、颯爽と高規格路線を走り抜ける姿には魅了されたものだ。
 民営化後はJR貨物とJR東日本に配置が分かれたが、現在、JR貨物では後継の交直両用EH500に置換えが進み、JR東日本では定期運用が既に無くなっている。 
 衰退期に入っているED75だが、775号機が大宮の鉄道博物館に交流電化を語るうえで大きな役割を果たした機関車として保存されており、かつての栄華を偲ばせてくれている。  

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