JR西日本 山口線で運行されている「SLやまぐち号」の牽引機 C571号機は製造以来、一度も車籍を失ったことがない「現役機関車」として知られている。だがこの機関車には、度重なる事故から蘇ってきた歴史があることを避けるわけにはいかない。
一番大きな事故は1961年の羽越本線での脱線転覆大破で、既に交換されていたボイラーを含め、多くの部品が取り替えられている。 近年では阪神淡路大震災の際、検査中の工場で被災、ジャッキから転落し、再起不能に近い大きなダメージを負っている。
事故、自然災害以外の「痛手」としては、山口線運行に際して取り付けられた集煙装置によって、煙突が10センチ切断されたことだろう。 どうにも格好悪いスタイルには閉口しつつも、C57が走るためには仕方ない・・・と自分を納得させたものだ。
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