2015年7月23日木曜日

元祖「ムーンライト」、ムーンライトえちご。

「ムーンライト」号が登場したのは、1986年国鉄末期のことで、東京~新潟の高速バス対策として当初は団体専用快速列車として14系客車3両で運行され、乗車率が良好だったことから、翌87年からは専用車両により週末長期休暇期間中心に運行、更に88年、定期列車に格上げされた。運転区間は新宿~新潟~村上となり新潟近郊の通勤輸送にも一役買うことになった。
 専用車両は余剰の急行電車165系を改造、ボックス席をグリーン車シートに取り替えた室内は、後の「ムーンライトながら」となる「大垣夜行」のグリーン車とほぼ同じサービスが普通車でなされたこともあって人気が高まった。「ムーンライト えちご」となったのは、先の大垣夜行が「ムーンライトながら」に改称された時からで最盛期は9両での運転もなされ順調だったのも束の間、ライバルは高速バスのみならず格安ツァーバス台頭により利用客に陰りがみられるようになり、車両を特急車に更新したが座席は旧来の特急車と変らずサービス低下となったことは皮肉で、後に臨時列車に格下げとなり、2014年以降運転はなされていない。
元房総急行用車両も改造された「ムーンライト」編成は国鉄時代に誕生。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)


特急車に変った「ムーンライト えちご」だが、民営化後、環境変化に対応できなくなったのは皮肉。
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