2020年1月31日金曜日

リース電車

 鉄道車両の寿命は、一説によると30年が目安とも言われる。車体は鋼製、ステンレス製、アルミ製とあるが全般検査、重要部検査等の検査体制によってメカ面共々維持され、新車導入によって捻出、経年廃車という流れが一般的だった。ところが1990年代「車両リース」という形で廃車前に他社で再活用されるケースが見受けられるようになった。千葉急行(現 京成千原線)開業に際しては車両は全て他社からのリースで賄われ、作品の京成3050形の他、京成3100、3150形、京急1000形も塗装変更の上、新路線で最後の花道を飾っている。現在も京成からは北総鉄道に3700形、芝山鉄道へ3600形がリースされており、二車種とも京成でも現役車でもあることから今しばらくその姿を見ることはできそうだ。
最後まで千葉急行カラーを維持した京成3050形。

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2020年1月30日木曜日

白いベール

 今年、運行20thを迎えた「SL冬の湿原号」。冬場の蒸機に魅せられ、幾度か渡道した中で印象的なのは列車がパウダースノーを巻上げて走行するシーン。一瞬、白いベールに包まれたかのようになるのは驚きだった。今回の作品はそのイメージを表現したもの。雰囲気が伝わるだろうか。
雪が舞う、雪が躍る。
       
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2020年1月29日水曜日

「600ミリ」の差

 20数年ぶりに訪れた京成高砂駅から見るバーチカルカーブ。背景にビルが建って景観が変わったのは致し方ないが、記憶の中にある定点を探すのにやや戸惑ってしまった。レンズは共に600ミリ。先代のAE100形はフィルム+開放値F4の単体レンズ、現在のAE形はデジタル+単体300ミリとコンバーターで組み上げたもの。セッティングの違いはあるが「ファインダー内で構図を創る」アプローチは同じ。ところが作品を並べてみると前者単体レンズの解像力と絞り開放からのなめらかなボケには目を見張るものがある。これが高性能レンズの価値。焦点距離は同じでもレンズ性能の差が顕著に現れた例と言えるだろう。
デジタルカメラのネックは低感度域が高い事。絞り開放が使い難くなっている。
ISO50~100のリバーサルフィルムでは絞り開放からのレンズ性能が重要だった。(再掲)

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2020年1月28日火曜日

ステップ、ジャンプ

 今回のEF81 79号機は昭和48年度新製後に富山二区へ配置、昭和57年に常磐線筋の内郷区へ転入、民営化後は田端区所属となり「北斗星」を始めとした寝台特急牽引を担っていた。更に大きな転機としては「カシオペア」専用機の1両に選ばれた事。田端区では故障歴の少ない調子の良い機関車を選定したと言われており、同機はいわばエリート機関車だった。それに呼応するようにカラーリングもオリジナルのローズピンク、「北斗星カラー」を経て「カシオペア」カラーと変遷している。今回はその79号機の歴代カラーをまとめている。さて、どの色がお好みだろうか。
平成23年度に廃車になった79号機
           

「北斗星カラー」時代(再掲)

創生期は「ローズピンク」の北斗星(再掲)



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2020年1月27日月曜日

DL天国だった千葉局

  JR東日本千葉支社の前身だった国鉄千葉鉄道管理局内には内房、外房、北総三線など電化区間が昭和50年までに整えられていたにもかかわらず電気機関車の配置がなされていなかったことで知られていた。千葉局内を走る電気機関車は他局からのもの。架線の下を走るDD51,DE10形ディーゼル機関車(DL)が千葉局の車両だった。千葉局にDLが必要とされた背景には県内の京葉、鹿島の臨海鉄道の存在がある。いずれも非電化路線で電化~非電化区間を跨ぐ列車には機関車付替えが不要なDLが有利とされたことによるもの。JR後は千葉支社内から機関車の配置が無くなっており、エリア内で見られるDE10形は高崎配置の機関車だ。
千葉港、鹿島港から成田空港へのジェット燃料輸送に活躍したDD51。

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2020年1月26日日曜日

記録なら平時に。

山手線最後のE231系1編成が24日に東京総合車両センターへ取り込まれたというニュースが入ってきた。20日を最後に運用から離れていたが、これで実質撤退ということになりそうだ。噂では惜別ヘッドマーク狙いの「葬式鉄」の暴走を抑える為の早期離脱ということらしいが事実であれば残念なこと。JR職員の餞別に水を差した結果になったのはあらためてファンとしてのモラルが問われそうだ。個人としては「さよなら」には興味はなく記録なら「絶頂期」が一番と考えている。山手線E231系なら6扉車2両を従えた期間に尽きるだろう。
「6扉車」時代の山手線E231系。

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2020年1月25日土曜日

「らしさ」にこだわる。.

 明日26日が今春最後の運行になる「成田山開運号」、数年前からカメラを向けている際こだわっているのが「京成本線の下り列車」狙い。その理由は、使用されるAE形には午前中に高砂から京成本線を下る運用は設定されていないためで、それ故その時間帯を行く下りの「成田山開運号」は絶好のターゲットとなる。後は京成本線「らしさ」を表現するロケーション。海神~船橋競馬場間の高架区間から降りてくるシーンはその答えのひとつだ。
船橋競馬場駅進入。
            
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2020年1月24日金曜日

代車のはずが・・・。

首都圏の波動用として今は無きJR東日本 田町車両センターに配属されていた167系電車にはアコモデーションを改良したグループとボックスシートを維持したグループに分れていた。特に後者は成田臨や修学旅行臨、臨時「大垣夜行」等に充当されたので記憶に残っている方もいるかもしれない。その先頭車の中に165系の最古参車の一両クハ165-3が組み込まれていたことは知る人ぞ知るトリビア。同車は昭和57年に事故を起こし廃車となった167系先頭車の代車として神領区から転属したもので、思いがけない新製配置の田町区への復帰でもあった。このクハ165-3、民営化以降も167系編成の一員として共に平成15年(2003年)に廃車となるまで活躍した。今回の作品は成田臨での同車、乗降ドアの幅の違いが165系と167系を見分けるポイントだ。
前面強化と前照灯のシールドビーム改造以外は原形を留めていた。
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2020年1月23日木曜日

新旧交替

連続立体交差事業によって昨年12月に高架線となった新京成の北初富~初富間、現在地上線の撤去が進んでいる。その中、北初富駅は平成26年(2014年)高架線建設のための仮線新設に際し駅位置を新鎌ヶ谷側に移動、仮駅を新設した経緯もあり地上駅としての役目は5年余りで終了した。今回は現在と仮線建設後の模様をアップしたが小さな駅が大きく変化したことがおわかりいただけるだろうか。
線路が撤去され更地になった仮線(令和2年)

現在は高架線となっている仮線移設後の本線(平成26年)

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2020年1月22日水曜日

あばよ!

1月15日の本ブログで紹介した新京成「ピンク狸」の解体が始まった。主要機器の撤去がなされた車両の先には作業待ちの先頭車が現役の雰囲気そのもので留置されている。金網越しだが同僚との並びが撮れるのも今のうち。解体線に移動したら「さようなら」だ。
去るもの、残るもの。
解体線上の車両達、既に空調装置も撤去済み
        


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2020年1月21日火曜日

JRFマークが消えてみて・・・。

JR貨物の車両、コンテナから「JRF」マークが消え始めて久しいが、レッドベアことDF200形では「JRF」マークが消えたことによって、かえってすっきり感が出てきたのは以外だった。バランス的には空いたスペースに別のロゴが入ったほうが収まりは良さそうだが、さてどうなるだろうか。
       
「ECO-POWER RED BEAR」、20m級のディーゼル機関車だ。
                    

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2020年1月20日月曜日

KEIKYU「BLUE SKY TRAIN」

「赤い電車」の京浜急行で異色の存在が「BLUE SKY TRAIN」。青をベースにしたカラーリングは乗り入れ先の京成線、都営浅草線、北総線でも一目置かれる存在だ。今回の600形606編成は2005年3月から塗装変更され、通常は広告貸切列車としても活用されており、運よくこの編成に遭遇した乗客が下車時にスマホ&カメラを向けることも珍しくない光景となっている。「BLUE SKY TRAIN」は快速特急用2100形1編成にも施されており、合計2編成が活躍中だ。
バーチカルカーブを行く「BULE SKY TRAIN」
           

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2020年1月19日日曜日

令和初、成田山開運号

新春恒例の成田山開運号、今年は「令和二年」と明記されている。鉄道も西暦表示が増える中、元号も良いものだ。特に今年5月には十三代目 団十郎襲名が控えていることもあり京成にとってもメモリアルな年。「団十郎号」どのような装飾になるのだろうか。
「成田山開運号」の運行は今月25,26日まで。
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2020年1月18日土曜日

「ひたち」仙台へ

JR東日本のPRによると3月14日のダイヤ改正で常磐線特急「ひたち」三往復が仙台発着となる。リリースされているダイヤによると上野発では東日本大震災前と同じ時刻が維持されており8:00発「ひたち3号」では柏停車も継続されている。仙台発も同一ではないが類似時刻となっており常磐線内区間利用者には喜ばれるだろう。震災前の計画ではいわき~仙台間特急はE653系4連が予定されていたこともあり、仙台駅に10両貫通編成の特急が乗り入れるのは昭和60年以来のこと。杜の都にE657系が顔を出す日はまもなくだ。
上野~仙台は4時間30分の行程となる「ひたち」


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2020年1月17日金曜日

国電らしかった山手線E231系

 今月をもって山手線からE231系が消える。俄かには信じられないことだが後継のE235系が投入されてから5年経過したことを踏まえると「遂にこの日が・・・」というのが偽らざる心境だ。印象に残る山手線での活躍には車体全面ラッピングによる「コスプレ」がある。特に2013年往年の「ウグイス色」を模した103系誕生50thの「緑の山手線」が約一年運行されたことは記憶に新しく、車体に表示される車両番号書体共々「国電」を思い出させるには十分な企画だった。今後は総武・中央緩行線に働きの場を移す山手線のE231系、十八番のラッピングで「黄色い総武線」という企画も面白そうだ。
「国電」E231系500番台
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2020年1月16日木曜日

干支トレイン

昨日15日で運行が終了した令和初となる新京成の干支トレイン、今年のヘッドマークは県立鎌ヶ谷西高校とのコラボ企画でデザインされたものという。過去の作品を探してみると7つの干支を記録していることがわかった。十二支まであとわずか・・・なのだが、撮り逃した干支も少なからずある。昨年2019年もそのひとつで再撮するには11年待たないといけないとなると「逃がした干支は大きかった」。今回はそんな過去の干支を纏めてみた。
令和2年(子)
(丑)
(寅)
(未)
(巳)
(酉)
(申)

(戌)


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2020年1月15日水曜日

ひっそりと消えたピンク狸

昨年12月にデビューした新京成80000形。その陰に隠れてひっそりと運用を終えたのが四代目塗装を纏った「ピンク狸」8518編成。2017年4月に塗装変更されて以来活躍してきたが昨日1月14日をもって退くこととなった。これで残る「くぬぎ山の狸」は1編成。こちらは二代目塗装のまま、今しばらく元気な姿をみることができそうだ。
物議を醸した新塗装タヌキ。
         
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2020年1月14日火曜日

平成のレガシー

平成時代を振り返って、時代を彩った建築物のひとつに復原された東京駅丸の内駅舎が含まれることは異論はないだろう。東京駅の容積率を丸の内地区の高層ビルへ譲渡することでうまれた駅空間とそれを囲うかのごとく建設されている高層ビルとのコントラストも平成らしい光景ともいえる。聞くところによると東京駅からは33都道府県に乗換えなしで行くことができるという。中央停車場らしい赤レンガの駅をより魅力的に眺めるには、夕方から夜にかけてがいいようだ。
部屋の灯りがより重厚感を与える。



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2020年1月13日月曜日

「スペーシア」の6号車

東武特急「スペーシア」の6号車はコンパートメント車、4人用個室が6室配置されている。ホテルをイメージした内装は床面はじゅうたん敷き、テーブルは大理石という豪華版。現在は廃止されているが、当初は個室から3号車のビュッフェへ飲食物の注文が可能な「ルームサービス」もあったりと「フラッグシップトレイン」に相応しい「おもてなし」がなされていた。車両の使われ方に合わせてサービスが簡素化されるのは時代の流れでもあるが、一方で各地の「観光列車」では食をテーマにその独自性で支持を集めている。さて東武の次世代「フラッグシップトレイン」はどのようなイメージになるのだろうか。
プライバシーが保たれるのが魅力のコンパートメント
グリーン車マークとオリジナルのエンブレムが並ぶ
 
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2020年1月12日日曜日

傾斜角6°のキハ283系

JR北海道のPRによると3月のダイヤ改正で「おおぞら」系統で長年活躍してきたキハ283系の運用の半数がキハ261系に置き換えられるという。最高速度130km/hと傾斜角6°の制御付自然振子式車両として運用範囲は「スーパーおおぞら」に留まらず、2013(平成25年)までは「スーパー北斗」にも充当されたキハ283系。まさに「スーパー」の冠に相応しい活躍をしていたが、2013年に最高速度が110km/hに引き下げられてからは精彩を欠いた感は否めなかった。JR北海道における振子式車両の後継もなく、老兵は消え去るのみというのは寂しい限りだ。
9個の前面ライトが特徴のキハ283系
           


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2020年1月11日土曜日

「かもめ」のはずが・・・。

今回の作品は長崎本線の有名撮影ポイントを行く885系特急「かもめ」・・・なのだが、「あっ、やられた!」という一枚。正面の青帯と編成サイドに書かれている「SONIC」の文字は「かもめ」と共通運用の「ソニック」編成。地元のファンは「珍しい」と喜んだが遠路はるばる九州を訪れた身としては複雑な心境だった。現在は両特急とも「ソニック」の青帯に揃えられたため、このポイントで撮り逃した「かもめ」色は大きかった。
編成は「ソ二ック」、でも「かもめ」。

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2020年1月10日金曜日

サロ110唯一の新製車1200番台

1月10日に因んで形式「110」を名乗る中で最も有名な車両がサロ110形。国鉄113系のグリーン車だが新製されたのは横須賀、総武、東海道用1200番台のみで他は他形式からの改造車というユニークな形式だ。特に国鉄末期に編入された300、1300、400、500番台は特急形181、183、485、489系のグリーン車、急行形165系からはグリーン車だけでなく普通車からの格上車まで登場した。趣味的には面白い形式だったが113系グリーン車の最後を飾ったのは東海導線の1200番台。通勤用ながらも後の「二階建て」にはない落ち着きがあったグリーン車だった。
豪華さより定員を優先したサロ110、60席を確保した。
特急用簡易リクライニングシートが並ぶ。
         

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2020年1月9日木曜日

祭りの後

「ロイヤルエンジン」として親しまれている田端運転所のEF81 81号機。そのロイヤルエンジンとしての実績は昭和60年4月、昭和天皇がつくば万博を訪れた際に運転された御召列車のみ。今回の作品は御召装備が残ったまま貨物仕業に就く81号機。薄汚れたその姿には祭りの後の虚脱感があった。結果的にはこの「御召装備」がその存在価値を高めていくことになるのだが、何が幸いするかわからない。御召機選定への経緯を含め、この81号機は強運に恵まれた機関車のようだ。
高速貨Bを牽引するロイヤルエンジン

再現された御召装備は大人気

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2020年1月8日水曜日

209系の大窓

JR209系のドア間にある側窓6枚のうち2枚は開閉しない固定式。そのためこの箇所は一枚の大窓になっており、車内からの眺めはすこぶる良好だ。元来、京浜東北線に投入された基本番台では側窓は車端部を除き全て固定式だったが、停電時の長時間停車における換気問題が表面化したことで後にドア間4枚の側窓を開閉可能に改造しているので、大窓はその名残りでもある。後継のE231系以降車では採用されなかった大窓、そこからの大きな車窓を楽しめるのは209系の「一角」に留まってしまったことは惜しまれる。
幅広車体の500番台では行先表示機の下部が大窓。

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2020年1月7日火曜日

みんなの流鉄号2020

正月名物になっている流鉄「みんなの流鉄号2020」。ヘッドマークには昨年11月の「第18回 流鉄の鉄道の日」に来場された子供達の「夢」が書かれているという。子供達の夢をのせた「みんなの流鉄号」、今月10日まで運行される。
今年の「みんなの流鉄号」は若葉号が担当。


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2020年1月6日月曜日

京成の電動貨車 モニ10形

 今回の作品は2000年に鬼籍入りするまで「吊り掛け駆動」サウンドを京成沿線に響かせていた電動貨車モニ10形。この車両、JRで機関車牽引によるホッパ車で行われているバラスト輸送を旧形電車の走行機器を流用した「電車」にしたもので同僚のモニ20形共々異色の存在だった。その電動貨車、京成からは消えたが関東近郊で健在なのが京浜急行。週二回、久里浜ー金沢文庫ー神奈川新町を運行している。
国鉄クモル145形に類似したカラーリングが特徴だった。
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2020年1月5日日曜日

下館夕景

 下館駅はJR水戸線、関東鉄道常総線、真岡鉄道の三社線が乗り入れる茨城県唯一の駅。近年、真岡鉄道を訪れる際は関東鉄道常総線をメインルートにしているが、上りの「SLもおか号」を撮影を終えて列車で移動すると下館駅に戻るのは16:30頃。今の時期の夕景はとても鮮やかだ。大きな空を前に今日一日無事に過ごせたことに感謝。
「赤いテールランプ」が似合う。
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2020年1月4日土曜日

シュプール妙高・志賀

 このブログでも幾度か取り上げている「シュプール」号、今回は関西地区と長野を結んだ「シュプール妙高・志賀」でJR七尾線からの帰路、夜行急行「能登」を待つ時間に金沢駅で専用のヘッドマークに注目してスナップしたもの。振り返ってみると当時はバブル経済崩壊の時期だったが「シュプール号」では絶頂期、しかしその期間は短かった。流行とはいえ「スキー列車」の栄枯盛衰には驚きを隠せなかったものだ。今回はその絶頂期を記録したものにすぎない。
「雷鳥」用485系9連で運行された「シュプール妙高・志賀」

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2020年1月3日金曜日

動きモノ撮影の副作用。

昭和時代のCMで♪振り向かないで〇〇の女(ひと)♪というフレーズがあったが、今回のスナップは「振り向いて」という願いが彼女に届いたのではなく偶然の一枚。ただ「振り向いた」瞬間にレリーズしたのはファインダーを通してわかっていた。動態撮影をしていると「瞬間」を捉える感覚が研ぎ澄まされていることに気がつくことがある。今回もその一例に過ぎない。スナップの世界では「連写」ではなく「速写」が肝。演出でない自然の表情が作品の成否を決めるようだ。
1999年「年の瀬」
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2020年1月2日木曜日

不文律

 今回の作品は昭和58年国鉄飯山線 豊野付近でのスナップ。ローカル線の「列車間隔」を理解した上での生活の知恵というべきだろうか、この時代は線路を横断する行為が特別なことではなかった。住民と鉄道が共存する中での不文律、肯定もしないが否定もしない。良い意味で大らかな時代だった。
林檎の花が咲く頃。

その10分後、長野行き普通列車通過。
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2020年1月1日水曜日

令和2年の年賀状

新年あけましておめでとうございます。本年も本ブログ、よろしくお願い致します。

今年の写真は昨年1月5日の本ブログでアップした作品をベースにしたもので、真岡鉄道から東武鬼怒川線へ活躍の場を移すC11325号機最後の日章旗姿。今年からの新天地での活躍を切に願う。花に嵐の例えもあるぞ、サヨナラだけが人生だ。
DP屋曰く「今回も印刷屋泣かせですね」とのこと。その理由は?

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