2020年1月29日水曜日

「600ミリ」の差

 20数年ぶりに訪れた京成高砂駅から見るバーチカルカーブ。背景にビルが建って景観が変わったのは致し方ないが、記憶の中にある定点を探すのにやや戸惑ってしまった。レンズは共に600ミリ。先代のAE100形はフィルム+開放値F4の単体レンズ、現在のAE形はデジタル+単体300ミリとコンバーターで組み上げたもの。セッティングの違いはあるが「ファインダー内で構図を創る」アプローチは同じ。ところが作品を並べてみると前者単体レンズの解像力と絞り開放からのなめらかなボケには目を見張るものがある。これが高性能レンズの価値。焦点距離は同じでもレンズ性能の差が顕著に現れた例と言えるだろう。
デジタルカメラのネックは低感度域が高い事。絞り開放が使い難くなっている。
ISO50~100のリバーサルフィルムでは絞り開放からのレンズ性能が重要だった。(再掲)

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