2019年9月30日月曜日

爆煙

 蒸機をどう撮ってみようかと迷っている時の選択肢の一つに「思いっきり煙を堪能」がある。それも「煙モクモク」程度ではなく「爆煙」。蒸気機関車らしい力感を表現するには効果的なので「熱烈なファン」もいるほどだ。だがその濫用は、他人の目からはどの機関車も煙だけの印象しかない作品に陥りやすいリスクがある。どうやら「心の健康」のためには「煙」は程ほどに楽しむのが良さそうだ。
作品の出来は、高揚感と冷静さのバランスによって決まる。

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2019年9月29日日曜日

待機が役目の機関車

 令和初のE655系「正調」御召列車が運転された昨日、沿線には3両の非常救援機が待機していた。田端操車場~我孫子では「ロイヤルエンジン」EF81 81号機、藤代~水戸にDE10 1654号機、そして神立~水戸にEF81 98号機がそれぞれを担当。さらに御召列車の後続にはE657系の御召予備編成のサポート体制がとられていた。今回の作品は我孫子へ向かう81号機で、御召列車の前に運行される通称「露払い」列車とは異なる非常救援機としての回送。これらの機関車は、本日復路の御召列車運転終了まで待機するのが役目だ。 
御召列車通過予定50分前、我孫子に向けて81号機が通過。


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2019年9月28日土曜日

令和の御召列車

 令和元年9月28日、天皇皇后両陛下が茨城国体に御臨場されることに伴い、特別車両(御料車)を組み込んだE655系御召列車が常磐線を走った。日章旗を掲げての「正調」御召列車は令和初ということもあって、沿線の有名なポイントには多くのカメラマンが集まったという。御召列車の撮影では警備の関係でギャラリーが多く集まるポイントがベターだが、逆に誰もいないポイントでは緊張感がつきまとう。その中でまず姿写真を捕える。さて次は御料車を・・・とカメラを向けるとファインダーに貨物列車が飛び込んできた。という訳で今回の成績は1勝1敗。
令和に足跡を残した「平成の御召列車」
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2019年9月27日金曜日

グッドタイミング

 左党にとって東京メトロ 綾瀬駅周辺は、フラフラするには面白いスポット。乗る電車を一本遅らせるだけでも、立ち寄ってみたくなる店が見つかるものだ。再訪するなら夏の夕か良いな・・・と想いつつ駅に戻ると「吊り掛けサウンド」が聞こえてきた。すかさずコンデジでスナップ。手応えはあった。ふたつのグッドタイミング。
JR貨物色のEF65PF

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2019年9月26日木曜日

追憶の「緑の新幹線」

 東北・上越新幹線開業に合わせて製造されたのが200系電車。新幹線車両で初めて系列として区分された「緑の新幹線」は新芽をイメージしたものといわれ、春を待つ雪国、北国の人の想いが込められていたという。その200系は平成25年(2013年)に全廃となったが、大宮の鉄道博物館、新幹線総合車両センター等に保存された数両が「緑の新幹線」に込められた想いを後世に伝えてくれている。シンプルだが良いカラーリングだった。
なかよし








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2019年9月25日水曜日

過去から学ぶ。

「東京から一番近い蒸気機関車」秩父鉄道のC58363号機は「パレオエクスプレス」として昭和63年の復活運転以降、今では秩父路の足として欠かすことが出来ない存在となっている。そのC58、運転開始後数年間は「パレオエクスプレス」の装飾が施されていた。蒸機ファンからは不人気で、今回の作品でも噴出する蒸気を炭水車に纏わせる事で装飾を目立たなくさせている。近年、車両へのラッピングが流行っているが似合うものも似合わないものもある。少なくとも国鉄形の蒸気機関車に装飾は似合わない。過去から学ぶ事は多いようだ。
蒸気を纏うC58。
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2019年9月24日火曜日

1往復のL特急

北陸新幹線開業まで上野~金沢を信越本線経由で結んでいたL特急「白山」。最盛期は三往復が設定されていたが、次第に数を減らし晩年は一往復でフィナーレを迎えている。ユニークなのは最後まで「L特急」の指定がされていたことで、これは長野まで「L特急あさま」ネットワークの一翼を担っていたことによるもの。「白山」の異例さは「1往復のL特急」に留まらず、昭和57年ダイヤ改正では廃止した食堂車を復活、民営化後は「白山色」「ラウンジ&コンビニエンスカー」等、話題を提供する列車だった。今回の作品は食堂車が復活した当時の「白山」、8基のパンタグラフを上げての12両編成も珍しくない時代だった。
50ミリレンズで引きつける。国鉄特急ここにあり。

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2019年9月23日月曜日

ジェット機サウンド

 連続勾配が続く函館本線 銀山~小沢間の稲穂峠では雨は難敵。空転を防ぐため高度な運転技術で登っていくC62。その音は「ジェット機サウンド」そのものだった。
光る。


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2019年9月22日日曜日

似たり寄ったり

 京都鉄道博物館で行われている581系、489系の人気投票。その得票数によって展示車クハネ581、クハ489のどちらかのカラーリングを国鉄色から変更するというもの。581系は「シュプール・リゾート色」、489系は「白山色」をラッピングで再現するというが現役時代決して好評ではなかった双方のカラーリング。それを知らない世代にはどのように映るだろうか。ちなみに中間発表では581系がリード、9月30日が〆切りになるそうだ。
「シュプール・リゾート色」が施されたのは平成4~9年の5年間。
「白山色」は平成元~14年まで。

           
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2019年9月21日土曜日

SLもがみ号

 真岡鉄道のC11325号機がJR東日本エリアに遠征した中で、意表を突かれたのは2003年9月の陸羽西線での運行。C11が正面を向いて運行されるのが新庄→酒田間の往路だけだったこともあり早朝着の「あけぼの」で酒田に入り、一番列車でロケハンしたのが今回の作品。動態復元に際し保存先に因んで「水原」号と命名された真岡のC11が最上川沿いに足跡を残した瞬間だった。
ヘッドマークが無いのは試運転の時のみ。
      
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2019年9月20日金曜日

「重連の日」ならでは。

 真岡鉄道「SLもおか号」運転日の隠れた人気列車に車庫のある真岡駅から下館駅に送り込まれる回送列車がある。通常時はDE10が「SLもおか号」編成を牽引するが、SL重連運転日では蒸機に換わることもあってコアなファンが居る程だ。その蒸機牽引の回送列車も10月14日の運転が最終。前後に蒸機を連結した編成も過去帳入りすることになりそうだ。
後ろ向き運転も貴重な「SLもおか」回送列車。

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2019年9月19日木曜日

FINAL重連

 真岡鉄道のPRによると鉄道記念日の10月14日にC11+C12の重連運転が行われるという。東武鉄道への譲渡が決まっているC11と残留するC12がペアを組む最後のイベント。トラブルなく運行される事を願いたいものだ。
二台の蒸機による最後の競煙

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2019年9月18日水曜日

ノースレインボーエクスプレス

 「ノースレインボーエクスプレス」は、JR北海道6編成目のリゾート列車。キハ183系のメカをベースに自社の苗穂工場で製造され、平成4年から運用されているが今月末同僚の「クリスタルエクスプレス」の離脱によってJR北海道唯一のジョイフルトレインになる。最高速度130km/h、ハイデッカー+二階建て車という仕様は、当時のJR北海道リゾート列車の集大成でもあったが、バリアフリー未対応、キハ183系の新形車への置き換えが進む中では安泰とは言えない時期に来ているようだ。一説には来年度中引退とも噂されるがさてどうなるだろうか。
去就が注目される「ノースレインボーエクスプレス」。ジョイフルトレインとして25年を経過している。
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2019年9月17日火曜日

益子

真岡鉄道 益子駅は、良い意味で激変した駅のひとつ。関東の駅百選にも選ばれている現在の駅舎は平成10年(1998年)に改築されたものだが、それ以前は国鉄仕様の「どこかで見たことのある」駅舎だった。今回の作品も「夢・感動SLは走ります」に惹かれてシャッターを切ったもので、それ以外の印象は薄かった。対して現在のツインタワーを従えた駅舎は町のランドマーク的な存在感がある。その全景を見るには道路側からがお勧めだ。
SL運行2周年は平成7年。当時は缶ビールの自販機が設置されていた。

益子駅全景、現在は1線のみなので列車交換は出来ない駅。
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2019年9月16日月曜日

トラップ

深々と降る雨を見て思い出したのが今回の作品。「C62ニセコ」号が健在だった頃、初めて撮影に来た仲間を最初に案内した場所は、函館本線215.3キロ付近のポイント。お好みのポジションで列車を待つ間の余裕は、シロクニ通過後は一転放心状態に。ここは「シロクニ感染症患者」になるトラップだった。
雨上がり
                                
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2019年9月15日日曜日

ブルトレ少年の記録(13)

昭和51年「富士」「はやぶさ」「出雲」の二段B寝台化に合わせて登場したのが一人用個室A寝台のオロネ25形。個室A寝台は20系ナロネ22形『ブルトレ少年の記録(6)https://gazosousakunin.blogspot.com/2018/05/6.html』以来という事もあって早くから噂になっていた記憶がある。その仕様は開放式A寝台の28名だった定員を14名に切り詰めてまで「プライバシー」を重視した一方で寝台セットはセルフ化、寝台幅はB寝台と同じ70cmと簡素化されたものになった。後に誕生した「北斗星」のA寝台「ロイヤル」までは国鉄寝台車の最高峰だったが、この車両以後のA寝台は個室仕様となる先駆けとしての意義は大きかった。#ブルトレ少年
通路側の窓が大きいのが外観上の特徴。現在1両がJR東日本に残っている。 
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2019年9月14日土曜日

常陸大子駅 今昔

 人の記憶とは曖昧なもので、2017年久しぶりに立ち寄ったJR水郡線 常陸大子駅舎を見て「建て替えられた」ものと思ってしまった。ところが地元の方に聞くと2016年に改装されたという。そこで2001年「奥久慈風っこ号」が走った際の駅舎と比較してみると確かに改装されている。更に駅前広場も整備されていることにも気がついた。何気無い旅の記録の今昔。これも趣があるものだ。
現時点でSUICA決済ができる首都圏エリアの北限駅でもある常陸大子駅、

2001年の訪問時はリーズナブルな「スーパーホリデーパス」4000円が活躍した。


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2019年9月13日金曜日

存在感

初めて訪れた路線をロケハンする楽しみに「地域らしさ」探しがある。今回の作品は磐越西線 尾登付近を行く「ばんえつ物語号」。このポイントで目に付いたのはカラフルな民家の屋根。1999年のGWに訪れた際にはわからなかったが、後にこのエリアは積雪地区と知ることになる。あれから20年、この集落はどうなっているだろうか。ここは福島県耶麻郡西会津町登世島字尾登。
阿賀野川を挟んだ対岸から。

降雪エリア内の駅 



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2019年9月12日木曜日

こざわ

 今回の作品は昭和63年「C62ニセコ」号の運行開始に合わせて、函館本線 小沢駅を訪れたときのスナップ。当時は、昭和60年に廃止された岩内線との乗換駅だった頃の名残で無人駅ながらも重厚な駅舎が残されており、現在も残る跨線橋共々「要所」駅としての雰囲気が保たれていたが、後に取り壊され「無人駅らしい」こじんまりとした駅舎に切り替わったのには驚かされた。結果的に旧駅舎を見たのはこの年が最後となり、駅全景を撮ることは叶わぬこととなってしまった。後悔先に立たず、この作品を切っ掛けに「気になったら撮っておく」ことを心掛けるようになり、今に至っている。
腰折れ屋根が特徴の旧駅舎。
            
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2019年9月11日水曜日

臨機応変

 撮影行の際、悩ましいのは持参する機材の選択。フィルム時代は、常時一眼レフカメラ2台、交換レンズ5~7本を持参していたが、時に手を抜いて置いてきた機材が必要となる場面に遭遇するというジレンマも数知れず。その一方で持参した機材を全て使うかといえばそうでもなく、時に三脚は「死重」扱いになることも珍しくない。そんな時はフットワーク良く動くための装備ならそれもOK。そう割り切ることにしている。
最晩年の80系「南紀」、この日は終日50mmレンズのみで撮影した。

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2019年9月10日火曜日

2×2

 「2両編成が二編成連なるとどこの車両でもドア開閉が出来る。」という事で車掌は中間の運転室から後方確認中。実は合わせて最後尾の荷物の積み下ろしの確認もなされていた。この作品は、国鉄時代貨客混載がなされていた飯田線でのスナップ。駅には心引かれる被写体が多かった。   
コダクローム64での作品。色褪せることなく今も鮮明だ。
        
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2019年9月9日月曜日

ブルトレ少年の記録(12)

気がつけば死語になった「二段ハネ」。その先駆車がオハネ25形で定員は34名とナハネ20の54名、オハネ14、24の48名に比べると居住スペースの改善に重点が置かれていたことがわかる。今回の作品は「富士」「はやぶさ」「出雲」が「二段ハネ」化されて間もない昭和51年頃のもので、当時は新幹線博多開業を境に寝台列車の客層がビジネス中心から変わり始めた時期。
 ビジネスユースの移行に合わせて、九州行特急の競争力が下降線を辿り始めた頃のテコ入れとはいえ、当時は「ブルトレブーム」真っ只中、後の新幹線の高速化によって寝台列車が廃止になるとは想像できないことだった。#ブルトレ少年
車体の反射が眩しい「富士」、当時は西鹿児島から24時間以上かけて運行されていた。
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2019年9月8日日曜日

もうひとつの主役

「流鉄BEER電車」のお楽しみは「食」。地元のテナントの「自慢の一品」はJAZZに続くもうひとつの主役。多くの来訪者を集めていた。今回はそんな印象に残ったシーンをアップしてみた。
新キャラクターがお出迎え
ローストチキン焼き上げ中。(ビストロ ミナミンカゼ)
松本潤主演の「バンビーノ」のモデルになったシェフの店
   
人気の流山ボンベイ。
6駅のオリジナルカクテル。



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2019年9月7日土曜日

流鉄BEER電車2019

 流山市の9月恒例となった「流鉄BEER電車」、今年はJAZZ+BEERに加えて新たに本格的なBARが登場。更にライブ会場も車両ステージが復活するなど大人向けと家族連れとを上手に分けていた点が興味深かった。そのような今回の模様を纏めてみた。
まずは門構えから「変身」
   
市内のバーテンダーによる「RYUTETSU BAR」
車両内ステージ
車庫ステージ
トレインビューエリア

 
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2019年9月6日金曜日

「東京らしい」東京メトロ15000系

東京メトロ15000系の特徴は「ワイドドア」、そのドア幅が全て1800mmに統一されているのは、先頭車の車長が先代の05系より250mm延長されたことによるもの。朝ラッシュ時に威力を発揮する「10両×幅広4扉」は圧巻で、この電車も「(長い15両)短い10両」共々「東京らしい」電車とも言えそうだ。
戸袋窓が特徴の15000系は東西線専用。

窓の多い車内は閉塞感がない。

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2019年9月5日木曜日

SL運転が定着しなかった八高線。

今回の作品は平成6年にJR八高線のタブレット閉塞廃止を記念して高麗川~高崎間を運行した「SL八高号」。結論から言えば、この日を最後に八高線での蒸機運行は行われていない。その背景には沿線に集まった当時過去最大級ともいわれたファンやギャラリーの一部の輩によるトラブルがある。「SL八高号」は幾度かの緊急停車を引き起こし、他の列車運行にも支障をきたした事は以後の八高線での蒸機運転へ影響を与えるには十分だった。
 仮に「SL八高号」がトラブルなく運行されたとすれば、高崎をベースに運用される復活蒸機にとって上越線に次ぐ恒常的な運行路線への期待もあっただけに残念に思うのは私だけだろうか。
高麗川~高崎 間は非電化区間の八高線。

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2019年9月4日水曜日

アイデア勝負。

 本年度期首の時点でJR各社に在籍する国鉄形除雪車両は、ロータリー車DD14形がJR東日本に2両、ラッセル車DE15形がJR北海道に13両、JR東日本に2両、JR西日本に4両となっている。現在、除雪作業は除雪車から保線用機械扱いのモーターカーへと置き換えが進んでいることもあって、本州二社からDD14、DE15が消える日も遠い話ではない。ところがファンからは除雪車両による「特雪」列車は「天候次第。何時走るかがわからない」ことから人気があり、ロータリー車運用となると更に難易度が上がる。今後、降雪地区を走る「第三セクター」鉄道で、この人気を利用した企画が出てくるかもしれない。さてどうなるだろうか。
碓氷鉄道文化村に残る「ロータリー車」DD53形。

ラッセル車DE15形

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2019年9月3日火曜日

傾斜角

 既に鬼籍入りしているが今回の小田急7000形「LSE」車の先頭部傾斜角は48゜、名車の誉れ高い先代の3100形「NSE」車の先頭部は60゜なので、その数字の差が両車のシャープ感の違いに現れている。さらに運転室正面窓は45゜と完全に一致はしていないがサイドビューでは同一角度に見えるようなバランスが保たれている。このような歴代のロマンスカーの差異がわかる「ロマンスカーミュージアム」の開館は2021年春。デザインの差を知る意味で傾斜角は注目したいポイントのひとつだ。
’80年代テイストが反映されているLSE車。38年余り活躍したのは特筆すべき事。
             


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2019年9月2日月曜日

「ル」は「クバル」のル。

国鉄時代、車両工場と車両基地間の部品輸送に活躍した配給車。車体がトラックような無蓋スペースを有していることが特徴で、部品輸送がトラック輸送へ切り替わる前は配給電車が101系、103系等の新性能電車に伍して運行されていた。車両は旅客電車からの改造車が主で古くは旧形国電、後に山手線京浜東北線のATC化に際しての置換えでは101系が種車になっている。民営化に際してはクモル145+クル144 計16編成がJR東日本、西日本へ継承されたが、現在はJR西日本にクモル145+クル144の1編成が残るのみとなっている。 今回は在りし日の新旧配給電車をアップしてみた。
旧形国電時代。先頭はクル29。

ATC区間も運行可能とした首都圏のクモル145+クル144.


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2019年9月1日日曜日

電車の見えるカフェ

東京での住みたい街の上位にランクされる吉祥寺。商業施設「キラリナ京王吉祥寺」のスターバックスの背景には中央緩行線が見えた。この施設の完成は平成26年。わからないはずだ。暫し「学生の街」の頃から馴染みの商店街を散策すると、ここには「下町」の薫りがあることに気がついた。なるほどJR東日本 八王子支社「中央線が好きだ。」のコピーはダテではない。
スターバックスは3F。トレインからもビューだ。


フルカラーLEDは平成、路線案内は昭和


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