2018年10月31日水曜日

対極の作品

 デジタル時代になって「オリジナル性」が問われる事例が増えている。今回はデジタル修正前後の作品。富士山を頂上まで取り込んだことで左右に電線が通っているのがオリジナル。あと一枚がPhotoshopでレタッチしたもの。違いは一目瞭然。ただ、表現として加工した作品は「感性」と「最初(原本)か」のオリジナル性を競うコンテスト作品とは別物。これを認識しておけばレタッチは「面白い」作業。自分のイメージを膨らませることも可能だ。とはいえ画像を「いじれば」良い作品ができるのではなく結局は基本に行き着く。それが「構図、ピント、露出」そして「シンプル」。
レタッチ後の作品
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
原版

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2018年10月30日火曜日

オシャレ電車、E653系

 JR東日本のE653系電車は外板塗装の多様さで知られている車両。 常磐線特急「フレッシュひたち」時代は5色が存在し、その後転じた羽越線特急「いなほ」、信越・えちごトキめき鉄道 特急「しらゆき」でも計4色のカラーリングがなされている。このような事例は国鉄、JRを通じても異例なことで「地域色」に特化した系列ともいえるだろう。その中でファンに人気のあったのが偕楽園の紅梅をモチーフにした常磐線時代の「赤バージョン」。このカラーリングはJR水戸駅内のKIOSKに再現されていることからもその人気の程が伺えるが、PRによると「いなほ」から常磐線へ戻る1編成のカラーリングはクリームと赤の国鉄特急色になるという。さて似合うか否か。実車の登場が楽しみだ。
圧巻だった二編成を連結した14両の「フレッシュひたち」。
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)
水戸駅ホームのKIOSKも国鉄特急色に模様替えするのだろうか。




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2018年10月29日月曜日

そろそろ「遠くに行きたい」

 今年を回顧するにはまだ早いが、蒸機撮影に関して言えばこの10ヶ月間は不完全燃焼の年。気がつけば年始の真岡鉄道以来、動く蒸気機関車にはカメラを向けていない。となれば、そろそろ「遠くに行きたい」気分になってきた。今回の作品はそのイメージ。やはり「煙遥か」。 
紅葉はいまひとつでも秋は楽しめる。
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)
         
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2018年10月28日日曜日

「特別な」急行「銀河」

 東海道線の名門急行「銀河」が廃止されたのは2008年3月。そのルーツは昭和24年東京~神戸間を結んだ1等、2等車で組成された夜行急行列車に命名されたことに遡る。列車として特別だったのは、列車最後尾に「特別急行列車」並みの行灯式のテールマークが装着された事。その後、3等車の連結に際してテールマークは外され大衆化した時期もあったが、再度「特別な急行」となったのは昭和51年、特急「つるぎ」から転用されたブルートレイン20系客車に置き換えられたこと。ステップアップは続き昭和60年には幅広寝台の14系、翌年に二段寝台の24系へ、A寝台、B寝台を連ねた「特急並み」の編成で最後まで東海道線一筋を貫いた。その「銀河」のテールマークがエビスビールの景品として、今店頭に並んでいる。名列車の往年の活躍を振り返れるこの素晴らしい企画に乾杯だ。

特急並みのテールマークは20系時代に復活。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム コダクローム KR)

晩年の銀河。車両は二段寝台の24系客車。

懐かしの「銀河」

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2018年10月27日土曜日

メトロ7000系は健在。

 メトロ千代田線から引退する6000系の兄弟形式が7000系。昭和49年有楽町線開業時からの車両も後継の10000系に伍して現役で、運用範囲は有楽町線のみならず東武東上線、西武有楽町線、池袋線、メトロ副都心線、東急東横線、みなとみらい線でその姿をみることができる。メトロのPRによると2018年度に有楽町、副都心線用に15編成の導入を予定していることから、先行きは決して安泰ではないが「営団地下鉄」らしい電車が走る沿線風景は今のうちから記録しておいた方が良さそうだ。
7119編成は昭和49年製の一次車に該当する。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)


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2018年10月26日金曜日

柿の日

 10月26日には様々な記念日があるそうで、メインとなるのは昭和39年に制定された「原子力の日」。その他には柿の日というのもあり制定は平成17年と比較的新しい記念日だ。柿は秋を表現する隠し味として取り込むケースが多いが、今回の作品では柿の木をメインにしている。脇役に蒸機列車を配しているが、ディーゼルカーでもよかったかも・・・と不遜な考えが頭を過ぎったのがいけなかったか、これ以降蒸機列車の運行は中断されてしまっている。ファンはここ磐越東線にC11が復興支援の一環として帰ってくるのを願っている。 
「平成」の「昭和」。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
            

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2018年10月25日木曜日

過ぎ行く秋の気配

 今年を振り返ると「心地良い」春、秋が無いように感じる。9月の彼岸を過ぎた頃からの気温の変化は、ソメイヨシノの時期が短かった今春と似たところがあり秋より冬の気配がしたものだ。その中、久しぶりに立ち寄った街の空を見上げてみる。小さい秋、見つけた。
「スカイライナー」(カメラ ROCOH GRデジタルⅡ)

日暮里富士見坂


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2018年10月24日水曜日

「よん・さん・とう」から生まれた函館線電化

「よん・さん・とう」は昭和43年10月のダイヤ改正のことで、赤字で苦しんでいた国鉄がハード、ソフト両面で大規模な施策がなされた歴史的にも大きな節目として知られている。その事業のひとつが北海道における函館本線 小樽~滝川間の電化。本州と陸続きでない地域で、かつ酷寒地での電化事業は前例のないことだったため、電化に際しては合計6年の準備、建設期間を要している。この電化事業の成功によって電化エリアは旭川、室蘭へと拡大、小樽~旭川間の函館本線は北海道の大動脈に成長した。「落下傘電化」とも称された事業の切っ掛けになったのが「よん・さん・とう」。半世紀前の先見性には敬意を表したい。
函館線電化の立役者、711系電車
                                 
交流専用車のカラーは赤2号。


         
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2018年10月23日火曜日

ぽっぽや(鉄道員)との交流

 蒸機撮影の楽しみのひとつに乗務員とのコミュニケーションがある。かつて「C62ニセコ」を追いかけていた際はクルマ移動の機動力を生かして朝夕は小樽築港、昼のニセコで挨拶がてら詰め所にお邪魔したものだ。するといつしか顔を覚えてもらえるようになり、年に数回の渡道にもかかわらず親切に接してくれた乗務員の方々にはとても感謝している。時にはこんなやりとりもあった。
 「今度は何処にいくんだい?」
 「〇〇駅の先の△△で待ってます。」
 「わかった・・・」。その成果が今回の作品。「ぽっぽや」は爆煙で応えてくれた。
これがC62の煙
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

「うまく撮れたか?」

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2018年10月22日月曜日

本物より本物に近いレプリカ

 京都鉄道博物館に展示されている「こだま」の実物大のカットモデルは元 交通科学博物館から移設されたもので同館が昭和37年に開館したときからの展示物。開館当時は東海道新幹線開業前で「こだま」形151系電車が短くも華やかに輝いていた黄金期。その往時を偲ばせるこのレプリカはいつからか「本物より本物に近い」と称されるようになった。現在の展示は運転台部だが開館当初は客室の一部があったという。車両保存という概念が無いに等しかった国鉄時代にレプリカで車両を再現するアイデアは鉄道博物館の修学旅行電車167系とも通じるものがあり興味深いものだ。願わくばレプリカが当時の最高峰車両パーラーカー クロ151形であったらというのは「たら、れば」の話、そういう時代ではなかったのだ。だがその願いは形を変えて半世紀後実現することになる。それがリニューアルした鉄道博物館のE5系グランクラス車のレプリカ。カットモデルではない姿は「本物のレプリカ」になる。 
「こだま」は国鉄電車特急の始祖
 (カメラ FUJIティアラ フィルム フジクローム RDPⅢ)
 

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2018年10月21日日曜日

クリスマストレインDL代走に思う

10月19日のPRによると毎年恒例の磐越西線「SLクリスマストレイン」、今年は「DLクリスマストレイン」として運行されるという。DLはDiesel Locomotiveの頭文字をとったものだが、要は今年SLは牽引しないということだ。8月19日のブログ「SLの維持は綱渡り」(https://gazosousakunin.blogspot.com/2018/08/sl.html)のとおり、現在運行中の「ばんえつ物語」号がDL牽引なのでその延長と考えれば妥当な処置だが、以前はD51代走で運行されたことを振り返ると何か物足りなさも残る。
 別の観点でみると企画としてのクリスマストレインは、機関車は二の次でメインは「車内でのおもてなし」に変わってきたともいえそうだ。今回の結果如何では来年以降への転換点になるかもしれない。さて今回の「DLクリスマストレイン」、「撮り鉄」の目にはどのように映るだろうか。  
D51がクリスマストレインを牽引した2003年。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RMS)
           
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2018年10月20日土曜日

新京成サンクスフェスタ 2018

2本の小柱を避けるポジションは1人だけ。展示位置に課題が残る。
「新京成サンクスフェスタ」が10月に帰ってきた。昨年は6月開催だったので2年ぶりとなる。ここ数年の傾向は「体験」できるイベントが増えた事だが、今年はマニア向けの車両部品販売がなくなったこともあって、ファミリー向けイベントに変わりつつあるようだ。今回はそのようなスナップをまとめてみた。
         
                天候に恵まれた今年のサンクスフェスタ。
人気の「踏切脱出体験」。
「くぬぎ山」行きで記念撮影
特製バック販売中。



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2018年10月19日金曜日

珍客あらわる。

 いつもの時間に突然踏切が鳴った。築堤を行く見慣れない列車はお召し仕業を終えた一号編成。回送列車ゆえ構えることなく農作業が続けられていく。眼下には黄金色の秋の光景、コメの出来は上々のようだ。
1997年 山田線を走った1号編成。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2018年10月18日木曜日

スリーショット

 今回の作品は東京メトロ千代田線の歴代車両の並び。左から1969年製の6000系、1992年製06系そして2010年製16000系、それぞれの第一編成。デザイン的には6000系の流れを汲む06系に対して16000系(1次車)では副都心線10000系の影響を受けた中央貫通構造の正面デザインで登場している。ところが2次車からは左右非対称前面構造に変更され、先代06系を進化させたような印象になった。今回6000系の引退によって千代田線を運行する東京メトロ車は16000系に統一される。その中で1次車5編成は全37編成中の異端編成として注目される存在になるかもしれない。さてどうなるか。
6101はインドネシアへ、06系は既に鬼籍入りしている。

千代田線の顔はやはり左右非対称。

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2018年10月17日水曜日

茜色の記憶

 北海道で一番滞在した町は小樽。昭和63年「C62ニセコ」号の運転に際して初めて宿を求めて以来、しっくりくる町の雰囲気が気に入って函館山線撮影での小樽泊は定番となった。往時の行動パターンはほぼ決まっていて出発は陽が昇る頃だったが帰宿は夕方と比較的早かったこともあって、余暇時間は河岸探しを兼ねては街中散策をよくしたものだ。今回の作品もその中の一枚で地元在住のカメラマンが案内してくれた高台からの光景。S字カーブを行く小樽行の列車を待つ間の冷え込みは、季節が確実に冬に向かっているを実感するには十分だった。
茜色の時(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2018年10月16日火曜日

ビルトインされた非常階段

一部の例外を除き地下鉄車両の先頭車には省令によって非常扉の設置が求められている。営団(現東京メトロ)6000系試作車が誕生した際、注目されたのは左右非対称の前面デザインでの運転席スペースと非常扉のレイアウト。素人目にも運転席脇にあるのが非常扉らしいというのは推測できたが、どにような構造になっているかは不明だった。その答えが今回の作品。扉自体が非常階段になっていることがわかる。このからくり仕掛けのような構造は営団半蔵門線8000系まで継承されていたが、非常扉にも窓が開けられた後継車両では階段でなく梯子に変わっている。

特撮的な非常階段


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2018年10月15日月曜日

紅葉前線

 北海道では10月も半ばを過ぎると紅葉が見頃を迎える頃になることを知ったのは「C62ニセコ」号の秋季運行で渡道したとき。落葉樹が織り成す色の饗宴は創作意欲を大いに刺激したものだ。今年の紅葉はどうだろうか。まもなく内地も紅葉前線に一喜一憂する季節になる。
黄葉を行く。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 
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2018年10月14日日曜日

テッピーの日

今回の作品は4月15日のブログ(https://gazosousakunin.blogspot.com/2018/04/jr787.html)で紹介した1994年のイベント「新旧つばめが出会うとき」でのスナップ。あらためて振り返ってみると、展示車両も然ることながら協賛企業の多いことにも気がつく。当時は後世からみると「失われた10年」の真っ只中だが、バブル期から続く「メセナ」ブームの恩恵が残っていたのかもしれない。またこの年の10月14日から「鉄道記念日」は「鉄道の日」に改められている。それに合わせてシンボルキャラクターがデビューした。4年後「テッピー」と命名されたこのキャラクターは鉄道の日イベントには欠かせない存在になっている。因みに所属は国土交通省だそうだ。
スワローエンゼル、大宮に参上。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2018年10月13日土曜日

サヨナラは、ひまわりと共に。

今日は、9月16日のブログ(https://gazosousakunin.blogspot.com/2018/09/2091000.html)で紹介したJR東日本209系1000番台の常磐・千代田線での最終運行日。かねてより運用に就いている編成には前後異なるヘッドマークが装着されており「ひまわり」が配されているヘッドマークは大手町側のもの。これで209系1000番台の地下鉄時代は終わり、今後は「華の」中央快速線に活躍の舞台を移すことになる。
帯は青緑からオレンジへ。サプライズの転属劇。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)


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2018年10月12日金曜日

出世列車

 東北本線、奥羽本線経由の急行「津軽」、特急「あけぼの」は別名「出世列車」と言われていた。その由来は東京で出世した人が故郷に錦を飾る際、その時代の最上級列車、更にステータスの高い車両から下車することが「出世」の証拠だったことによるものだ。
「津軽」は「あけぼの」の登場により出世列車の意味合いは薄れたが、使用車両は旧形客車から12系、20系、14系とステップアップしていった。その中で大きな転機は1990年8月。山形新幹線改軌工事に関連して客車から電車に置き換えられることになったこと。今回は客車時代末期の「津軽」で、惜別の意味を込めてヘッドマークが装着されたときのもの。この時ばかりは、長年出世した乗客を運んだ「津軽」が出世した瞬間だった。
EF65PF+ヘッドマーク、特急の貫禄があった急行「津軽」
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)

EF65PF+ヘッドマークは特急の証し。
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2018年10月11日木曜日

バイクを運んだマニ50

 荷物車マニ50形は「レッドトレイン」50系グループとして昭和52~57年にかけて236両製造された。だが本来の鉄道荷物輸送に使用されたのは昭和61年までと短く、その多くは廃車になったが一部は再利用への取組みがなされている。その一例が昭和61年に改造された「MOTOトレイン」専用車。夏場限定ながらライダー向けの「陸地を走るフェリー」として荷物スペースにオートバイ締結装置を備え上野~函館間を運行した。「MOTOトレイン」は民営化後も平成10年まで運行されたが、本州内で連結していた急行「八甲田」の廃止と共にこの専用車も役目を終えている。現在、マニ50は数両が救援車代用として残されているが、役割上本線でみられないことが望ましい車両になっている。
最大20台のバイクを積んだ「MOTOトレイン」、ライダーからは人気のある列車だった。
(カメラ CANON T90、フィルム コダックエクタクローム パンサー)
         

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2018年10月10日水曜日

トラブルの連鎖

 10月2日の秩父鉄道のPRによると、蒸気機関車C58363号機の車両不具合によって10、11月の「SLパレオエクスプレス」は電気機関車の代行運転になるという。昨年の運行開始から不安定な状態が続いている東武鉄道のC11、炭水車の車輪不具合によってディーゼル機関車牽引が続いているJR東日本「ばんえつ物語」号C57に続いて今回は秩父鉄道。今年は各地で蒸機のトラブルが続いているのは気になるところだ。
 秩父のC58に限って言えば動態復活したのは1988年、気がつけば現役時代の稼動年数28年をすでに超えてしまっている。蒸機の維持管理は並大抵ではない。今後は早期の本線復帰を願いつつも「いつまでもあると思うな蒸気機関車」ということも心の片隅にとどめておく必要がありそうだ。
上長瀞を行く「パレオエクスプレス」、今年は台風被害による紅葉も心配だ。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

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2018年10月9日火曜日

気がつけば・・・。

 行楽シーズンでもある10月三連休初日は、青空に誘われて久しぶりに「北とぴあ」の展望コーナーへ行ってみた。そこから眺めた景色は、ビル影が線路を覆いあらためて太陽の位置が低くなる季節になったことが実感できた。気がつけば、あと2ヶ月余で冬至。単調な生活リズムの中では時の経つのが早いもの。さてその間に何ができるだろうか。
10月の週末は「カシオペア紀行」で。
(カメラ CANON EOS7D)
          

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2018年10月8日月曜日

おっと!トウキョウ。

 新橋のガード下を歩いていると、背景に不思議な形の建物があることに気がついた。そのユニークさは「電子レンジ」電車がまともに見えてくる程だ。更には架線柱もちょっと変。やはり東京はミステリアスだ。
店のアーチに惹かれてのスナップのはずが・・・。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)

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2018年10月7日日曜日

併用軌道の難所

 東京さくらトラムこと都電荒川線の名所でもある飛鳥山付近は、明治通りとの併用軌道として知られている。ところがこのエリアは66‰の急勾配区間だということは意外と知られていない。66‰と言えば廃止された信越本線横川~軽井沢間の碓氷峠とほぼ同じ。あらためてこの区間を「鉄道」としてみてみると急曲線共々かなりの難所であることに気がついた。今回の作品はその急勾配を降りてくる夜の都電を狙ったもの。切っ掛けは宴会帰りの酔い醒まし。秋の夜長にはこういう道草も良いものだ。
勾配対策として都電のブレーキは回生、発電の両ブレーキが併用されている。
(カメラ CANON EOS7D)
「ほら、そこに」
       
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2018年10月6日土曜日

思いがけない特ダネ。

 今も昔も特ダネ情報には注目が集まるが、インターネットが普及する前は口コミや「仲間内」での情報は貴重だった。今回の作品は1990年「高崎市制90周年」を記念した団体列車、その情報ソースはなんと鉄道誌の脚注だった。その取り扱い方はいかにも〆切りギリギリに飛び込んできた「特ダネ」という雰囲気があったことから、一か八かで上越行きを決意させたエピソードが残っている。結果は御覧のとおり。18年前の10月7日の出来事だ。
D51をベストポジションで狙う。同業者は限りなく少なかった。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RDPⅡ) 

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2018年10月5日金曜日

雨霞む暮れ

 目前の光景を表現する言葉は古の歌の一節にあった。あめかすむくれ。温故知新。時には雨も良いものだ。
千住を行く特急「ひたち」。「ひたち」は「常陸国」に因んだ愛称。
(カメラ CANON EOS7D)

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2018年10月4日木曜日

日比谷線は20m車へ。

 東京メトロ日比谷線と相互乗り入れしている車両は長らく車長18m級限定だった。背景には日比谷線内の急カーブの存在があったが近年20m級車でも支障がないことが判明した事で今後はメトロ03系共々4ドア20m車へ置換えられていくことになった。そういう意味では18m車の並びも今のうちから記録しておきたいもの。今回は東武20000系の並び。
日比谷線から離れた20000系は宇都宮線への転用が始まっている。
       

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2018年10月3日水曜日

金太郎が集う隅田川。

 貨物駅の隅田川はもうひとつの北への玄関。1896年の開設以来、広大な貨物ヤードは再開発や駅構内工事によって様代わりしており、背後に屏風の如く聳え立つ高層マンションはかつては貨物ヤードの一部だった。現在では取り扱いがコンテナ貨物中心となったこともあって北海道、東北、常磐、上越方面への高速貨物列車の発着拠点にもなり、構内には「金太郎」EH500形や「ブルーサンダー」EH200形等の機関車が目立つようになってきた。「金太郎」は青森までが担当エリア。この作品でもロングランに備えて2台が待機中だ。
隅田川、摩天楼。
(カメラ CANON EOS7D)
         

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2018年10月2日火曜日

温度差

 2020年の東京オリンピックとも合わせて、訪日される旅行者向けに普及が進む駅ナンバリング。最近気になったのが今回の二例で、一つは到着列車案内の行先に「ご丁寧に」ナンバリングも表示されている例、もう一枚はシンプルな駅ナンバーに比べ従来の駅名が括弧付によって間延びしている例。共に言えることは「解りにくい」ということ。消化不良をおこしそうなこれらの「おもてなし」。試行錯誤は必要だが、2020年に向けてそろそろ定着させる時期のはず。にもかかわらず何かすっきりとしない温度差を感じるのは私だけだろうか。
「JJ01」は常磐線上野、他の路線では別ナンバーとなる。

改名されるか。シールの下が気になる「二重橋前(丸の内)」 

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2018年10月1日月曜日

今年の漢字。

 台風が去った今日は夏日になった。だが、空を見上げてみると確実に季節は進んでいることがわかる。平成30年も残り3ヶ月、そろそろ「今年の漢字」が気になってきた。振り返ってみると酷暑の「酷」、水害を引き起こした「嵐」はすぐに思い浮かぶが他はどうだろう。不正、隠蔽がらみの出来事の多さに比べ、良い事案はあまりなかったように思う。まだ時間はある。「残り3ヶ月」に期待したいところだ。できれば今年の幕引きはジャカルタ・アジア大会MVPの池江選手の輝くような笑顔で迎えたいもの。となれば今年の漢字は「輝」に決まり・・・かな!?。
「輝き」

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