2018年10月28日日曜日

「特別な」急行「銀河」

 東海道線の名門急行「銀河」が廃止されたのは2008年3月。そのルーツは昭和24年東京~神戸間を結んだ1等、2等車で組成された夜行急行列車に命名されたことに遡る。列車として特別だったのは、列車最後尾に「特別急行列車」並みの行灯式のテールマークが装着された事。その後、3等車の連結に際してテールマークは外され大衆化した時期もあったが、再度「特別な急行」となったのは昭和51年、特急「つるぎ」から転用されたブルートレイン20系客車に置き換えられたこと。ステップアップは続き昭和60年には幅広寝台の14系、翌年に二段寝台の24系へ、A寝台、B寝台を連ねた「特急並み」の編成で最後まで東海道線一筋を貫いた。その「銀河」のテールマークがエビスビールの景品として、今店頭に並んでいる。名列車の往年の活躍を振り返れるこの素晴らしい企画に乾杯だ。

特急並みのテールマークは20系時代に復活。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム コダクローム KR)

晩年の銀河。車両は二段寝台の24系客車。

懐かしの「銀河」

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