荷物車マニ50形は「レッドトレイン」50系グループとして昭和52~57年にかけて236両製造された。だが本来の鉄道荷物輸送に使用されたのは昭和61年までと短く、その多くは廃車になったが一部は再利用への取組みがなされている。その一例が昭和61年に改造された「MOTOトレイン」専用車。夏場限定ながらライダー向けの「陸地を走るフェリー」として荷物スペースにオートバイ締結装置を備え上野~函館間を運行した。「MOTOトレイン」は民営化後も平成10年まで運行されたが、本州内で連結していた急行「八甲田」の廃止と共にこの専用車も役目を終えている。現在、マニ50は数両が救援車代用として残されているが、役割上本線でみられないことが望ましい車両になっている。
最大20台のバイクを積んだ「MOTOトレイン」、ライダーからは人気のある列車だった。 (カメラ CANON T90、フィルム コダックエクタクローム パンサー) |
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