北海道で一番滞在した町は小樽。昭和63年「C62ニセコ」号の運転に際して初めて宿を求めて以来、しっくりくる町の雰囲気が気に入って函館山線撮影での小樽泊は定番となった。往時の行動パターンはほぼ決まっていて出発は陽が昇る頃だったが帰宿は夕方と比較的早かったこともあって、余暇時間は河岸探しを兼ねては街中散策をよくしたものだ。今回の作品もその中の一枚で地元在住のカメラマンが案内してくれた高台からの光景。S字カーブを行く小樽行の列車を待つ間の冷え込みは、季節が確実に冬に向かっているを実感するには十分だった。
茜色の時(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP) |
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