京都鉄道博物館に展示されている「こだま」の実物大のカットモデルは元 交通科学博物館から移設されたもので同館が昭和37年に開館したときからの展示物。開館当時は東海道新幹線開業前で「こだま」形151系電車が短くも華やかに輝いていた黄金期。その往時を偲ばせるこのレプリカはいつからか「本物より本物に近い」と称されるようになった。現在の展示は運転台部だが開館当初は客室の一部があったという。車両保存という概念が無いに等しかった国鉄時代にレプリカで車両を再現するアイデアは鉄道博物館の修学旅行電車167系とも通じるものがあり興味深いものだ。願わくばレプリカが当時の最高峰車両パーラーカー クロ151形であったらというのは「たら、れば」の話、そういう時代ではなかったのだ。だがその願いは形を変えて半世紀後実現することになる。それがリニューアルした鉄道博物館のE5系グランクラス車のレプリカ。カットモデルではない姿は「本物のレプリカ」になる。
「こだま」は国鉄電車特急の始祖 (カメラ FUJIティアラ フィルム フジクローム RDPⅢ) |
【スポンサーリンク】
0 件のコメント:
コメントを投稿