2018年7月5日木曜日

高速列車が似合ったED75 1000番台。

 「302両分の5」、これが現在のED75形の実態。JR東日本の残る5両も既に定期運用はなく、時折工事列車等を牽引している姿からは往年の華やかさは感じられない。
 ED75形は形態によって4種類に分類されるが、中でも華があったのは高速貨物、寝台特急を牽引したP形の1000番台。Pは「Passenger」の頭文字で10000系貨車、20系客車はP形限定で運用が組まれていた。特に勾配区間が多数存在する東北本線では高速貨物は重連で運用されていたこともあって「機関車ファン」からは憧れの機関車だった。
 全39両製造されたP形だがラストナンバー1039号機は東日本大震災で津波の直撃を受けている。牽引していたコンテナ車は脱線したが、機関車は奇跡的に線路上に踏みとどまったことは震災の記憶とともにED75を語る上で欠かす事のできないエピソードだ。
今回は華やかだったP形の記録として東北本線を行く連絡船経由北海道行き高速貨Bをアップしてみた。
P形に分類される電気機関車はEF65、EF58、ED75のみ。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RHP)



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