昭和61年7月の上越線はEF55で熱かった。理由は長らく高崎第二機関区に留置されていた教習用EF551号機が動態復元、車籍復活ののち最初のイベント運転がなされたことによるもので、同時期に整備された旧型客車と共に高崎~水上間を快走する姿に多くのファンが魅了された。
高崎第二機関区は国鉄末期「電気機関車館」の候補地だったこともあり、各地から多くの電気機関車が集められていた中での目玉だったのが動態になったEF55。残念ながら電気機関車館は頓挫したが、これ以後JR各社で「公園」蒸気機関車の復元が活発化する切っ掛けになった大きな出来事だった。民営化後、EF55はJR東日本を経て鉄道博物館に保存されたが、客車は蒸機列車レトロ客車として今も上越路に足跡を残している。
奇跡の復活 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP) |
【スポンサーリンク】
0 件のコメント:
コメントを投稿