2018年7月2日月曜日

ふたつの「特急鳥海」

 「富士」、「なは」、「鳥海」、これらの列車愛称に共通する事は昼行から夜行寝台へ転じた特急ということ。その中でユニークなのは「鳥海」で、昼行時代は「いなほ」、夜行時代は「あけぼの」からの愛称変更によって誕生している。前者は東北上越新幹線大宮開業時、「いなほ」が羽越線接続特急となったことから上野~青森間に一往復残された「いなほ」を「鳥海」と改称、定期列車として上野開業時まで活躍した。後者は山形新幹線工事の関係で奥羽本線経由の青森行「あけぼの」を羽越線経由に経路変更した列車に命名され、こちらは後に「あけぼの」に改称されている。
 鳥海山が由来となっている「鳥海」の愛称、JR線からは消えたがJRバス「ドリーム鳥海」として健在なのは嬉しいこと。今回はそのような曰く付きの「特急鳥海」をアップしてみた。
ブルトレ時代の「鳥海」。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
新幹線上野開業後、上野~秋田間の臨時列車として運行された「鳥海」

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