2019年6月19日水曜日

時間が止まっている駅

今回の作品は山形鉄道フラワー長井線 羽前成田駅。木造の駅舎は大正11年開業時からのもので登録有形文化財に登録されている。ユニークなのは待合室に掲示されている運賃表。普通運賃の他、特急、急行、寝台料金が記されているが明らかに現在の料金ではないのだ。さていつの時代のものだろうか。赤湯駅で接続する奥羽本線には山形新幹線開業までは福島・上野方面への特急、急行、寝台特急が運行されていたのでその頃のものとは推測できたが、決め手となったのは寝台料金。A寝台が上段9000円、下段10000円となったのは昭和57(1982)年4月~59年まで。この大正生まれの駅には昭和の時間が流れている。

手書きの運賃表。


手入れの行き届いた待合室。

駅全景。
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