一般的なヘボン式ローマ字ではb、m、pの前にある撥音をmと記すこととなっている。ところが、JR東日本 新松戸駅のローマ字標記は「SHIM-MATSUDO」。ローマ字としては冒頭のつづり方に則しているが「新」と「松戸」の間にハイフンを入れて「新-松戸」としている。ならば「SHIN-MATSUDO」が正しい標記ということになるが、変更しない理由はどこにあるのだろうか。そこには「新松戸」の発展が関係しているようなのだ。
駅計画時の仮称は北馬橋。それが陳情により新横浜、新大阪の例に倣い「新松戸」と命名されたのは有名な話で、まさに「SHIN-MATSUDO」だった。その後の松戸都市計画事業によってこのエリアに「新松戸」「新松戸東」「新松戸南」「新松戸北」が誕生するに至って「新松戸」は町名として定着し「SHIMMATSUDO」になった。それに伴って玄関口となる駅のローマ字標記を町名「新松戸」に合わせたと考えると筋は通る。だが何かしっくり来ないのも事実。まずはハイフンを削ることですっきりさせたいもの。さてどうなるだろうか。
松戸市幸谷にあるJR新松戸駅。 |
1 件のコメント:
205系の行先方向幕では「新松戸」は「SHIMMATSUDO」。これが答えのようです。
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