2018年12月5日水曜日

昭和のキロ、平成のキロ

 今回の作品は昭和、平成の特急形気動車のグリーン車、1972年製国鉄181系気動車キロ180形と1993年製JR北海道281系気動車キロ280形の並び。大きく変化しているのは外観や性能面は言うまでもないことだが、顕著な差が出ているのは定員で前者は横2+2列の48名、後者は横1+2列の26名、更にキロ280では客室スペース以外にオーディオ、公衆電話、喫煙コーナーといったサービス面の充実がなされていた。これらのサービスは2011年以降の座席リニューアルによって見直されたが、新たに座席毎にコンセントが設けられるなど時代に応じた改善がなされている。国鉄時代は輸送力重視、民営化後は付加価値重視とも言えそうだ。さて来年5月以降、新時代の「キロ」はどのようなサービスを提供してくれるだろうか。
四国特急に活躍したキロ180は車販準備室付の100番台。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)
制御付自然振子機構台車を装備するキロ280、ステンレス車体だが重量はキロ180より重い。

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