2018年12月16日日曜日

白い「かもめ」

 今回の作品は2000年に登場したJR九州885系「かもめ」。ドイツのICE3を思わせるデザインは「赤い」九州に新風を吹き込んだ。誕生当時は「かもめ」用の一次車は黄色帯、「ソニック」用の二次車は青帯と区別された。ところが運用に際しては両編成は混用されたこともあって黄色い「ソニック」、青い「かもめ」も珍しくはなく、現在は青帯に統一されたが当時は「正規の色」でない編成が来ると大いに失望したものだ。メカ的には空気式制御付自然振子台車、VVVFインバータ制御等当時のトレンドを導入、革張り座席を採用するなど意欲的な車両だったこともあって2001年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞している。本系列以後、JR九州が新製する特急車両は新幹線中心となり「ななつ星」を除くと在来線の特急車は新製されていない。これらの後継車が気になるところだ。
スタイルの良さは白眉のJR九州885系
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)
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