2018年12月10日月曜日

ラッセル車の行く末。

今回の作品は国鉄時代の代表的なラッセル式除雪用ディーゼル機関車のDE15形。DE10形をベースに二軸台車を装備したラッセルヘッドを前後に連結することで低規格路線への入線を可能とした実績は大きく、民営化時点では84両継承されたが今年度の期首では23両にまで減少、内訳はJR北海道13両、東日本2両、西日本8両で東日本車はロータリー式のDD14形とも合わせて年度内に廃車とも囁かれている。減少の背景には除雪用モーターカー等の台頭がある。DE15形の除雪では「排雪列車」としてのダイヤ設定、運転要員が必要だったが、モーターカーは保線機械扱いのため線路閉鎖をすれば保線要員で運転可能という簡便さから急速に置換えが進んでいるのは時代の流れかもしれない。その一方で北陸新幹線で北陸本線から継承された「あいの風とやま鉄道」には除雪用として2両のDE15が譲渡されている。今後、どのように活用されるか楽しみだ。
コアなファンがいるフル装備のDE15。
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅢ)
        
【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ