国鉄時代の特急やブルートレインは11~15両編成が標準。現在では「長編成」でもある9両編成は「ミニ編成」と鉄道誌で表現されていた程だった。その頃は編成を強調する撮り方が主だったが、被写体が短くなり更には1~2両のローカル線に変わると当初は戸惑ったものだった。簡単に言うと特急やブルートレインと同じ感覚で撮ると「走っている形式写真」になってしまうのだ。車両の記録としては及第でも、作品としては面白みに欠けるものになっていた。そこで今までの考え方を変えてみると「車両を活かす」構図が見えてきた。今回の作品もその一つ。ポイントは「そこにあるもの」に気づけるかどうか。別の言い方をすれば、個性が発揮しやすくなったと思うのは私だけだろうか。
ツノ付「スイカ」のシルエット。ここでは単行列車が様になる。 (カメラ CANON EOS7D) |
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