JR東日本のEF81形、EF64形には双頭連結器や物々しいホース類が備わった厳つい前面を持つ機関車が存在する。これらの機関車の目的は電気指令式ブレーキを備えた電車を牽引するためで、民営化後に製造された車両がほぼこれに該当する。国鉄時代の電車は自動空気ブレーキが装備されていたことから牽引相手の機関車を選ぶことはなかったが、空気ブレーキのない新系列の電車では機関車からのブレーキ指令を読替える必要があり、読替指令装置と制御のためのジャンパ栓を備えた「特別仕様車」が厳つい前面の機関車という訳だ。機関車選定に際し、EF81、EF64に白羽の矢が立ったのは新津での車両製造、青森での車両改造、秋田、郡山での定期検査、そして長野での廃車解体という地域性に合わせたもの。これらの機関車はその目的から今しばらくその活躍は見られそうだが、経年も進んでいることから後継車が気になるのも事実。さてどういう答えが出てくるだろうか。
「カシオペア」運用にも充当される田端区の139号。 |
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