2018年9月18日火曜日

グランドひかり

 一説によると、この車両の登場によって新幹線にカメラを向ける人が増えたという、それが新幹線100系。その中で白眉だったのがJR西日本が製造したV編成こと「グランドひかり」で中間に二階建て車両を4両連ねた迫力ある16両編成には華があった。V編成の活躍期間は1989~2002年までで、この間「ひかり」一筋で運用され500系を除く他の新幹線車両が辿った東海道「こだま」への充当はなされなかったことは特筆されるべきエピソード。その反面、転用の動きは早く余剰となったV編成は0系同様に6両、4両へと組み替えられていった。
 「のぞみ」時代の東海道、山陽新幹線では高速化と合わせ編成の画一化が進められたことで個性ある車両の居場所がなくなった感がある。最高速度285km/hでのサービスはどのような付加価値を乗客にもたらしてくれるのだろうか。淡いながらも期待したいところだ。    
東海道では最高速度220km/hで走破した「グランドひかり」
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RDPⅢ) 


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