2018年9月27日木曜日

常磐線を迂回した寝台特急

 東日本大震災で分断されているが常磐線は東北本線とバイパスとして密接な関係がある。両線共上野と仙台を結ぶ幹線だが、距離は短いが勾配のある内陸部を行く東北本線に対して常磐線は海側を行く平坦な線形だったことから蒸機牽引の時代では最大の利点とされ、東北初の特急「はつかり」は常磐線経由で誕生している。東北本線電化後は「はつかり」を含む昼行の長距離優等列車は同線経由へ変更されたが、仙台以北への夜行列車のメインルートは常磐線だった。バイパスとして機能した例としては東北本線不通時に「北斗星」が迂回運行された事。今回の作品は夕陽をうける迂回の「北斗星3号」。その常磐線に今週末、長野行き団体列車「カシオペア紀行」が運行される。天候に恵まれれば久しぶりの夕陽の中を行く寝台列車がみられそうだ。
上野発の夜行列車が行く。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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