今回の作品は国鉄末期の昭和61年に登場したキハ183系500番台。民営化に向けての機運が高まる中、クリームと赤の国鉄特急色から一転、白をベースにオレンジと赤の帯を配した高速仕様の新形特急は北の大地に新風を吹き込んだ。一形式だけの国鉄メイク。この国鉄メイクを纏っていた当時のキハ183系は民営化後に変更された現行のライトグレーの塗装に比べ、颯爽としていたと思うのは私だけではない。そのキハ183系が最後の活躍をするのが石北本線の特急「オホーツク」「大雪」。奇しくも同時期に製造された「ハイデッカー仕様」グリーン車を組み込んでいる。最後に今一度「もう一つの国鉄特急色」に戻して花道を飾らしてあげるのも良いのではないだろうか。
釧路行特急「おおぞら」でデビューしたキハ183系500番台。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) |
JR後、新塗装になったキハ183系(カメラ CANON EOS7D) |
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