ジョイフルトレイン「リゾートライナー」はJR東海発足後の1988年に80系気動車を種車として誕生。個室を備えたハイデッカー仕様はJR北海道「フラノスエクスプレス」とも異なる「大人っぽさ」をコンセプトとしたアコモデーションを備えていた。その一方で台車、走行機器は種車から流用、1989年以降キハ85系に導入されたカミンズ社エンジンに換装されることなく、エンジンはオリジナルのDMH17H型のまま1995年に廃車となった。
今回の作品は、1991年紀勢線 波田須付近を行く「リゾートライナー」。白い車体は青空に映えたことが印象に残っている。この時のエピソードとして記憶に残っているのは、この日の朝、東京駅で「300系」試乗列車が停車していたことだろう。翌年3月の「のぞみ」デビューに向けて、次第に新幹線の高速化へ舵を切り始めたJR東海のプロローグだった。
国鉄からの継承も含めると4本のジョイフルトレインを有していたJR東海だが、2005年までに 全て引退している。(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP) |
【スポンサーリンク】
0 件のコメント:
コメントを投稿