2018年8月7日火曜日

各駅停車の旅は「行」

  夏休みシーズンになって帰省等で列車移動の機会が増えると想定外のハプニングに出会うことがある。今回のスナップは今月4日の宇都宮と黒磯だが、前者では15両の快速から4両の黒磯行き普通列車への乗り継ぎのため小走りで移動する模様、後者では乗換えホームに移動するため狭い階段に殺到する乗客を撮っている。更にオチとして、乗換えのホームに待っていた列車はワンマン運転の2両編成。車内は都市部ラッシュを凌ぐ混雑となり身動きがとれない状態での移動となった。驚いたのはほぼ全員が終点まで乗車したことで、その多くが青春18きっぷ族やスマホ「乗換案内」に忠実な乗客だったことだ。彼らにとって鉄道旅は「行」であることを悟らせるには十分だったが、「行」に付き合わされる他のお客さんには迷惑この上ない話。「修行者」が増加する時期に臨機応変に対応できない鉄道の実態を見た気がした。あと修行しない人は、中距離の移動には「案内ルート」から外れ並行の新幹線を利用した方が精神衛生上良いということも。これを悟れた事が今回の苦行の成果だった。 
宇都宮「競歩」
         
黒磯「大障害」 
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