2018年8月6日月曜日

新幹線に残る列車電話

 列車電話の始祖は昭和32年の近鉄特急。それに続き昭和33年には国鉄のビジネス特急「こだま」、同39年の東海道新幹線へと繫がったが、交換手を経由しての特殊なサービスの域に留まっていた。急速に普及が進んだのは1980年代後半からで自動車電話システムを応用、テレホンカード専用電話機の小型化という技術進化によるところが大きかった。その後、携帯電話を中心とした移動体端末の普及、第二世代自動車電話方式であるMOVA方式のサービス終了によって在来線や私鉄から列車電話が廃止されたのは2012年3月末。だが新幹線には残った。今回の作品は山形新幹線「つばさ」のE3系。懐かしさよりまだあったのかという驚きがあった。そういえば電話機の傍らにある販売機では、以前は新幹線に因んだテレホンカードが販売されていたが今はどうなっているのだろう・・・など興味は尽きない。「列車電話」のカテゴリーが残っているうちに利用してみるのも面白そうだ。相手の電話番号を「スマホ」検索して。
列車電話機。テレカ世代には違和感は無いが、スマホ世代にはどのように映るだろうか。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)
          

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