2018年8月31日金曜日

転換期を迎えたSLビジネス。

 今日一部のマスコミによってリリースされた真岡鉄道のSLに関する記事はショッキングな内容だった。同鉄道で運行されているC11とC12の二台の蒸気機関車のうちC11を間引くということだ。数年前に同じような記事をJR北海道でも見たが、よもや真岡鉄道でも同じような内容を見るとは思わなかった。その背景には赤字体質へのテコ入れという面と合わせて、「観光資源としてのSL運行」にも陰りが出ている事実も否めないようだ。
 現在、首都圏で「蒸気機関車」はJR東日本、秩父鉄道、真岡鉄道、東武鉄道で運行され、しかも栃木県では二路線もある。地方でのSL運行は数十年ぶりのケースもあるが首都圏では通年見る事ができる存在となり「珍しさ」が失われたことがあるだろう。この件に関して、真岡鉄道から正式なリリースは出ていないが仮にC11離脱となれば争奪戦が繰り広げられる事は間違いない。保守環境と運行実績からするとJR東日本、地域貢献からすると東武鉄道ということになるだろうが、ポイントは牽引する客車と見ている。さてどうなるだろうか。
真岡鉄道での機関車の競煙も終焉を迎えるのだろうか。
         

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