2017年11月14日火曜日

1982年11月14日

 1982年より昭和57年の方がしっくりくるこの年の今日、上野駅では翌日の上越新幹線開業によるダイヤ改正で消えていく東北、上越線特急への別れを惜しむファンで溢れていた。振り返ると、今日の「葬式鉄」ブームとは似て非なるものでモバイル機器やデジタル機材が皆無の中、カメラと心の「二つのフィルム」に最後の姿を記録していたようだ。
 新幹線大宮開業以降、昼間の上野駅の優等列車は信越本線、常磐線の時代となり、東北上越線関連では夜行列車と奥羽、磐越線系統の数本の特急を除き急行列車の時代へ戻った。上野駅の歴史の中で、この日から次なる劇変となる1985年3月ダイヤ改正までは穏やかな「凪ぎの期間」だった。今回はその時に記録した作品をアップしてみた。
新潟行急行「佐渡」、車内販売は当然のサービスだった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクロームRFP)

新幹線暫定開業のため残置された山形行「やまばと」と「エース番線」16番線の主となった「あさま」。

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