2019年3月31日日曜日

カモフラージュ

 今回の作品のテーマは二基のパンタグラフ。ところが桜並木を背景に撮ってみると下枠交差形のパンタグラフは枝に同化しているではないか。テーマからすると失敗作だが表現としてはこれも面白い。流行のシングルアームでは別の結果になっていただろう。下枠交差形のパンタグラフを装備した新京成電車は8000形2編成。幸いな事にこの編成は何事もなく新元号を迎えられそうだ。
トレインマジック
           

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2019年3月30日土曜日

桜&さくら

 都内では今日、ソメイヨシノが満開になったという。それを聞いて、予てからの計画を実行することにした。それは新松戸の新坂川緑道のソメイヨシノと昨年登場した「さくら号」を絡める事。二つの「さくら」がコラボした瞬間、ファインダーの中には「1列車、特急さくら・長崎・佐世保行」が見えた・・・気がした。
「青空」は消えたが「さくら」花開く。
(カメラ CANON EOS7D)

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2019年3月29日金曜日

貨物ヤード跡に建ったドコモタワー

 都区内のランドマークのひとつ「NTTドコモ代々木ビル」(通称ドコモタワー)は東京都のビルでは4番目の高さだという。2000年に竣工したこのドコモタワーの敷地は元の新宿貨物駅で、昭和59年に新宿駅の貨物ヤードが廃止されてからの再開発で高島屋タイムズスクエア共々建設されたもの。かつての新宿駅は旅客ターミナルと貨物ヤードを有した総合駅であったことを知る世代からは竣工当時はその変貌には驚かされたが、今では新宿駅のランドマークとして欠かせないものになった。平成時代を振り返ると汐留然り、国鉄の貨物ヤード跡地再開発は大事業だった。
ドコモタワーが見えるとまもなく新宿
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2019年3月28日木曜日

存在感

 背景に写るタワーマンションは京成金町駅傍にあるランドマーク的な存在。ここを起点に京成金町線は柴又、高砂を目指す。今回の作品は2009年に3300形電車へリバイバルカラーが復活した際のもの。このカラーリングもタワーマンションに負けず劣らずの存在感を示していた。
「ファイアーオレンジ」快走
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
       
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2019年3月27日水曜日

「ニューなのはな」になった「たざわ」。

 秋田新幹線 盛岡~秋田間はJR田沢湖線が正式名称。改軌後「こまち」となった田沢湖線特急の前身が「たざわ」で1982年東北新幹線盛岡開業時に秋田へのアクセスを担った新幹線接続特急として誕生した。今回のクモハ485形は1986年に編成短縮とフルムーン需要でグリーン席を備えたクロハ481形と合わせ在来車から改造した車両。これによって「たざわ」は短編成化が進み、通常期は5両、閑散期は3両と柔軟な編成に変わっていった。
 大きな転機があったのは秋田新幹線開業後の1997年、千葉地区ジョイフルトレイン「ニューなのはな」への改造種車として余剰となった「たざわ」用クモハ485形の2両が転用されたこと。改造後「ニューなのはな」が2016年に引退するまで房総に足跡を残したのは記憶に新しいが、その転用された車両の一両が今回の作品のクモハ485 1001。同車のBefore&Afterをアップしてみた。
国鉄時代に改造されたクモハ4851000番台は非常用の電源、充電装置を備えていた。
          
「ニューなのはな」の5号車が元1001号車(再掲)
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2019年3月26日火曜日

電撃移籍

 今日のNHKニュースによると去就が注目されていた真岡鉄道のC11形蒸気機関車が東武鉄道へ移籍することとなった。譲渡先選定の入札には東武鉄道一社のみの参加ということもあって、無風状態の中での落札になる。今回の「即戦力」機関車の獲得によって、東武鉄道としてもトラブル多発の「SL大樹」の安定した運行の他に、「客車が揃っている」メリットを活かした新たな展開を期待したいところだ。
路線は変われど栃木の空の下で走る325号機。
(カメラ CANON EOS7D)
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2019年3月25日月曜日

サクラサク、さて今年は?

 今年もソメイヨシノの開花が始まった。すでに三分咲という樹もあることから、都内では今週末にも見頃を迎えそうだ。昨年は開花から駆け足で葉桜へ移っていったが、さて今年はどうだろうか。
色いろいろ
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)

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2019年3月24日日曜日

ニッポンの切符売り場、サポートします。

 日本を訪れる外国人観光客にとって、駅のサポートスタッフは頼りになる存在。切符売り場には慣れないと困惑するタッチパネル式の券売機や電子マネー「Suica」「Pasmo」へのチャージ等のトラップもある。今回はインバウンドの最前線で奮闘しているスタッフに注目してみた。
外国人スタッフも対応中。
わかるかな?JRから京成への乗換え。
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2019年3月23日土曜日

去就が気になる古豪E10

 大井川鉄道の電気機関車E10形は昭和24年(1949年)に大井川本線の貨物列車用として同社が導入した機関車。現在は2両が在籍し、貨物列車が廃止された昭和58年以降はもっぱら蒸機列車の補機に徹してきた。同社では補機は蒸機単機が客車7両を牽引する場合は必ず、C11、C10では5両、C56では4両から連結されることから、古豪の電気機関車はSL運転には欠かすことが出来ない存在だった。その中、写真の2号機は今月末で検査切れになる見通しで今後の去就が注目されている。さてどうなるか。一ついえることは古豪E10形があってこそ、話題となっているトーマストレインも7両編成で運行できるという事だけだ。
70年間歩んだ路
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)

          
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2019年3月22日金曜日

ジャスト300

 今回の作品は北海道ではお馴染みのキハ22形気動車。「300」というキリ番だったことからカメラを向けているが、気がつくとこの車両がキハ22形を記録した唯一の作品になってしまった。製造総数343両、民営化時点でJR北海道には103両が継承されていたキハ22形も世代交代の渦中にあったことが伺えたが、その中でのジャスト300。タイミングを見逃さないことも記録のコツのようだ。
上野発の北斗星1号を長万部で下車、そのファーストショット。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

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2019年3月21日木曜日

サクラの駅

 桜開花予想では東京でのソメイヨシノの開花は「春分の日」の3月21日とのこと。初夏を思わせる気温と日差しは春を一気に加速させそうだ。その桜に因んで今回の作品はJR伊東線 伊豆多賀駅。駅構内の桜をメインに奥行きを出す事で「海の見える駅」らしい構図を創っている。長年見慣れた斜めラインの「踊り子」号とのコラボもあとわずか。記録するには今シーズンはラストチャンスだ。
ミカン山からの眺め。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)


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2019年3月20日水曜日

記録されているメモリー

 今回のスナップは平成5年6月9日、皇太子ご成婚による休日で旅したときのもの。
 この時のルート、東京~東北新幹線~田沢湖線~秋田~奥羽本線~山形新幹線はその後も何度か利用することになるが、内容は四半世紀を経て大きく変わった。東北新幹線は最高速度が240km/hから320km/hへ、田沢湖線は改軌され秋田新幹線へ、山形新幹線は新庄まで延伸された。それに呼応してローカル列車も電車化、実情に即した短編成によるワンマン運転も定着していった。何気無いスナップが意味を持ってくるのは、常に撮っておく姿勢があればこそ。10連休ともいわれる今年のGW、5月以降に価値を持ってくる過去の作品を探してみるのも面白そうだ。
気がつけば大きな時計も駅そば店も消えたような。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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2019年3月19日火曜日

一輪ブーケ

 手にした一輪ブーケが語る事、スイトピーの花言葉には「門出」、「優しい思い出」という意味がある。季節は三月、ならば卒業式か送別会の贈り物だったのかもしれない。
・・・というようなイメージでスナップしたのが今回の作品。目の前の光景をストーリーに仕上げてみる、時にはこういうアプローチも面白い。
大事な思い出と共に。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2019年3月18日月曜日

1日だけの特別列車

 ’90年代、某鉄道趣味団体を中心に流行ったのが結婚披露宴の二次会を列車で開催する「ブライダルトレイン」。当時はジョイフルトレイン華やかしき頃、お座敷客車と1日限りのヘッドマークを装着した機関車で仕立てられた新郎新婦のための「特別列車」は傍から見ても微笑ましかった。
機関車の付替えを省くため編成後部に連結されたEF65PFだが。カメラを向けるファンはまばらだった。
       
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2019年3月17日日曜日

思いがけない伏兵

 菜の花畑で知られている小湊鉄道の石神エリアで異変が起きている。今年の菜の花は「連作障害」による不作だという。あらためて「菜の花畑」は自生ではなく人手によって維持されるということを再認識させられたが、意外なところで足元をすくわれた感がある人気スポット。自然の流れに逆うことなく来年以降の復活を願うのみだ。
今年は休耕田になりそうな名所 石神。
(カメラROCOH GRデジタルⅡ) 

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2019年3月16日土曜日

影武車

 今日3月16日は平成31年JRグループのダイヤ改正日。毎年、列車の新設や廃止あるいは車両の新旧交替劇など数々のドラマが繰り広げられる日だ。
 今回は昭和57年8月の房総急行「水郷」のスナップだが、同年11月の東北・上越新幹線開業によるダイヤ改正と大いに関係のある一枚。そのキーとなるのは「高シマ」新前橋電車区所属の表示で、なぜ高崎の車両が房総急行に来ているか?を謎説いてみると、そこには次のダイヤ改正で全廃される房総急行の現状がそこにはあった。房総急行の主力165系電車は、ダイヤ改正後その多くが新潟へ転属するため事前に改造を受ける必要があり、穴埋めとして充当されたのが「高シマ」車というわけだ。ダイヤ改正は一朝一夕でなされるのではなく数年前から計画されるプロジェクト。何気ないスナップにもドラマはある。それに気がつくかどうかは別にして。
「高シマ」房総を駆ける。
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム コダクロームKR)

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2019年3月15日金曜日

第一印象

 JR東日本 E257系のコンセプトは「シンプルさの中のくつろぎ」。その「シンプルさ」の一端が窺えるのが今回の作品。2002年当時の「新車」に置き換えられた特急「あずさ」を俯瞰してみるとインパクトのある車体側面の菱形模様に比べ、屋根部は床下に艤装された空調装置によってあっさりとした印象が強かった。そのE257系も今日で「あずさ」「かいじ」の定期運用から離脱する。気がつけば製造両数は246両に達し、今ではJR後に設計・開発した在来線特急形電車では最大系列になった。次の活躍の舞台は湘南、伊豆半島だ。
山男から海人へ。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2019年3月14日木曜日

スーパー気動車、キハ201系

 JR北海道が1996年に製造したキハ201系は、同時期に誕生した731系電車との協調運転を前提にして製造された。外観上は同一車体のこの両系列はオールロングシートの通勤形ながらも最高速度130km/hでの走行を可能としており、更にキハ201系では空気バネによる車体傾斜装置を採用。このシステムは後の宗谷本線向け特急形261系のベースになっている。この二つのスペックを備えた通勤形車両はJR全社の中でもキハ201系が唯一の存在だが、製造総数は4編成12両で止まっている。今振り返ると1990年代のJR北海道は一歩先を行っていた。それに比べると「周回遅れ」感のある現状は残念でならない。
車体傾斜角度は2゜のキハ201系
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

731系の前面形状は後の733,735系にも踏襲されている。





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2019年3月13日水曜日

3番線は残った

 JR両国駅は、房総方面へのターミナルとして全盛期には3~6番線の「列車ホーム」を有していた駅。かつては房総各線への急行列車の発着駅として賑わっていたが、昭和47年(1972年)の総武快速線開通によってターミナル機能が東京地下駅に移ってからは、両国駅の列車ホームは順次削減され、昭和63年3月に特急「あやめ」「すいごう」の乗り入れが廃止されてからは団体・臨時ホームとして3番線が残るのみになった。今回の作品は3番線に残っていた国鉄時代のホーロー看板を活かして往年の房総急行をイメージしてみたもの。懐かしい光景がそこにあった。
現在はサイクルトレイン「B.B.BASE」用の整備がなされた3番線。
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)   

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2019年3月12日火曜日

Saravah !、(彼らに幸あれ)

 3月16日のダイヤ改正でJR東日本長野支社の189系電車が定期運用から外れるという。長年信越線特急「あさま」系統で活躍、北陸新幹線長野開業後も22年に渡って運用され、最後まで残った1編成は懐かしの「あさま色」でフィナーレを迎える。「あさま色」は90年代初頭に特急「あさま」グレードアップ編成に施され後に全編成に普及した「長野オリジナル」色。シンボルマークを外した前面には違和感があったが、落ち着いた配色は好感が持てたものだ。189系の廃止によって「国鉄電車特急」は381系、185系の二系列になる。残る彼らに幸あれだ。 
11両のグレードアップ「あさま」が峠に挑む
(カメラ CANON T90、フィルム エクタクローム EPP)
         
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2019年3月11日月曜日

8年ぶりのホイッスル。

 東日本大震災から今日で8年、粛々と復興が進む中今月23日に長らく不通となっていたJR山田線釜石~宮古間が復旧する。それに合わせて同区間は三陸鉄道リアス線として再生、久慈から宮古、釜石を経て盛が鉄道で結ばれることになる。震災前は気仙沼線、大船渡線、山田線、三陸鉄道で「三陸縦貫鉄道」が構成されていたが、気仙沼線、大船渡線の復旧はBRT(バス・ラピッド・トランジット)でなされたことで鉄道での一本化は叶わなくなった。だが今回の三陸鉄道リアス線の誕生によって「三陸縦貫」ルートが維持できた意義は大きい。新生リアス線の前途に幸あらんことを願いたい。   
あの日から8年、まもなく釜石から宮古方面への列車が帰ってくる。
(カメラ RICOCH GRデジタルⅡ)
                                    
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2019年3月10日日曜日

手向け花

 役目を終えた車両が二度と帰らぬ路を送られていく。その牽引車に対して口の悪いマニアは「死神」と称するそうだ。その例えには違和感を通り越して失礼だと感じるのは私だけだろうか。牽引車はいわば車両の「おくりびと(納棺師)」。ならば沿線の梅は「手向けの花」。はなにあらしのたとえもあるぞ さよならだけが人生だ。
いざ、さらば!
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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2019年3月9日土曜日

そこに在るもの、さてどうするか

 JR常磐線の下り列車が偕楽園駅に近づくと見えてくるのが「偕楽園」の標柱。角度的には常磐線を跨ぐ梅桜橋を渡る人に向けられているが、列車と絡めると収まりが良い構図になることから橋上は人気のトレインビューポイントとなっている。今回は「定番」を外し「標柱をどう取り込む」か試行錯誤したときの作品。背景となる偕楽園拡張部の梅林の成育如何で魅力あるポイントになる予感がしたものだ。一方、定番ポイントでは自然に入ってくる「信号機の制御箱」を巡って小さなトラブルがあったという。そのトラブルの主曰く「この箱を入れて撮るの??写真辞めたほうがいいね」。さてどうするか。その答えは自身の感性にある。
ここは開花状況に左右されないポイント。順光下では正面にしか日はあたらない。
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)
偕楽園定番ポイント、梅の咲く季節は赤バージョンのE653系が一際映えた。
(再掲)
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2019年3月8日金曜日

大宮を目指す「むさしの」号、「しもうさ」号。

 JR武蔵野線の変り種列車が「むさしの」、「しもうさ」号。八王子、府中本町、新習志野から貨物短絡線を経由して大宮へ至るこの両列車、現在は数本に留まっているが近い将来大きく展開する可能性を秘めている。その背景には北海道・東北・上越・北陸の各新幹線が発着する東京駅新幹線ホームのキャパシティが限界に近づいていることによって、その受け皿として再び大宮始発が検討されていることがある。解決しなければならない課題も多いが、実現の暁には多摩地区、京葉線沿線からのアクセスルートとして東京メガループ「むさしの」「しもうさ」は注目されるだろう。さてどうなるだろうか。
「しもうさ」号は京葉線沿線がターゲットだが武蔵野線内は各駅に停車する。
                                                  

「むさしの」のルーツは1983年の新幹線連絡列車(再掲)

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2019年3月7日木曜日

さて今春は・・・?

 今春、東京でのソメイヨシノの開花予想は3月21日とのこと。例年よりも早まる傾向は今年も続くようで今月末には見頃を迎えそうだ。早まる傾向はサクラに限らず、一昔前は今の時期が見頃だった高尾梅林の梅も紅梅は既に終わっているという。昨年の春は例年になく早足で通り過ぎていったが、さて今年はどうだろうか。
E257系「あずさ」より先に散ってしまった紅梅
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP)
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2019年3月6日水曜日

南風と瀬戸、その不思議な縁

「南風」と「瀬戸」は特急としては同期生。共に昭和47年3月15日のダイヤ改正時で誕生した列車だ。このダイヤ改正の目玉は山陽新幹線岡山開業、3年後の博多開業を前に新幹線との連携を前提にした岡山起点の列車再編がなされる中で「南風」は予讃線「しおかぜ」と共に四国初の特急列車として高松~中村間に誕生、宇高連絡船を介して東京四国連絡の寝台特急「瀬戸」と接続するダイヤが組まれていた。この両列車の縁は古く昭和25年のダイヤ改正でもみられ、高松桟橋~松山、須崎間に設定された準急列車のそれぞれの編成に付けられた愛称も「瀬戸」「南風」だった。
 瀬戸大橋線開業後、東京四国連絡の「瀬戸」は高松に達し、「南風」は「しおかぜ」と共に岡山で新幹線と接続する四国特急に転用されている。本四連絡には昭和47年組の老舗特急の悲願が込められている。
初代四国特急にはハイパワーのキハ181系が投入された。
カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクロ-ム RFP)
「瀬戸」はブルトレから285系「サンライズ瀬戸」へ変わった。



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2019年3月5日火曜日

「通勤形」気動車キハ35

今日は3月5日に因んで国鉄キハ35グループに焦点をあててみたい。このグループの特徴は、使用線区が大都市近郊の非電化路線だったことから車体は両開き3ドア、全ロングシートという通勤形電車に準じた仕様だったことで、増加する利用客とその受け皿となる電化進捗とのズレを埋めるための「繋ぎの通勤形」気動車だった。それ故、適材適所の線区では効果を発揮した一方、電化後の転用先になった地方路線ではその通勤形仕様がそぐわなかったこともあって1980年代になると余剰、廃車が進んだのは致し方ないことだった。ちなみに国鉄、JRを通してキハ35系以降「3ドア、全ロングシート」をコンセプトとした通勤形気動車は1996年JR北海道キハ201系まで誕生していない。今回の作品は電化前の国鉄川越線、八高線、そして首都圏で最後の活躍の場となったJR久留里線でのスナップをアップしている。
高麗川駅での並び、左は川越線、右は八高線。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP)
久留里線では国鉄色に復元された最晩年のキハ30、内1両は水島臨海鉄道で現役。
         
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2019年3月4日月曜日

ヤマサと共に。

 銚子は漁業と醤油の町。その中のヤマサ醤油は江戸幕府誕生の42年後の1645年(正保2年)創業の老舗。かつて同社の出荷が鉄道貨車でなされていた時期には工場から銚子駅まで専用線があり、構内はスイッチャー(入換え機関車)が行き来していた。今回の作品は昭和57年に銚子電鉄を訪れた際に撮影したスイッチャー。その後、輸送手段がトラック輸送に移行してからは専用線もスイッチャーと共に役目を終え、昭和61年には銚子駅から貨物列車も消えた。現在、工場内に昭和39年までスイッチャーとして使用されていたドイツ製「日本に現存する最古のディーゼル機関車」が保存されており往時を偲ばせてくれる。
ヤマサの社章も凛々しいスイッチャー
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム コダクロームKR)


銚子電鉄名物の「濡れ煎餅」にも使用されているヤマサ醤油。



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2019年3月3日日曜日

ルネッサンスの鼓動

 JR上野駅がJR東日本ステーションルネッサンス「みんなのえきプロジェクト」によって「北の玄関」から「ショッピングモール」に変貌を遂げたのは2002年。その過程の中で印象的だったのが正面玄関で、かつての切符売り場は店舗になり駅業務エリアだった二階の窓から光が降り注ぐ光景には「ルネッサンスの鼓動」を感じたものだ。上野駅の改装は後の「駅ナカ」の模範になったといわれている。次は北の玄関としての復権も期待したいところだ。
柔らかな陽光射しこむ。
(カメラ フジフィルム ティアラ、フィルム エクタクローム EB)
           
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2019年3月2日土曜日

EOSの「R」

 2月28日から3月3日までパシフィコ横浜で開催されている「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」CP+2019。今年の目玉の一つは主要各社出揃った「ミラーレス一眼」と4K8K対応製品の動向。特に注目されるのは「ミラーレス一眼」参入に際してレンズマウントを変更したキヤノン「EOS Rシステム」。「R」と聞いてEOSユーザーが真っ先に思い浮かべるのはREAL TIMEに特化した一眼レフEOS RT、1N RSのデジタル版だが今回の「R」はミラーレス一眼「EOS Rシステム」としての再登場。この先のターゲットに東京オリンピックがあることに疑う余地はない。これら新製品の動向は各社のフラッグシップ機を予測するのに大きな意味を持ちそうだ。
1994年新旧交替中の営団丸ノ内線02系。ブラックアウトなしでストロボの発光が
ファインダ-内で確認できるのはペリクルミラーならでは。
(カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクローム RDP)
         
左 EOS-1NRS,右 EOSRT。
この機種以降、CANONではペリクルミラーカメラは誕生していない。  

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2019年3月1日金曜日

アイコンタクト

 今回の作品は、札幌駅地平ホーム時代のスナップ。西日がやさしく頬を照らす瞬間を狙っている。カメラ目線はご愛嬌。ふと工藤静香のヒット曲の一節を思い出した。♪かすかに ん 色っぽい♪。 
とっさのスナップで頼りになるのはプログラムAE。
(カメラ CANON AE-1+P、フィルム フジクローム RDP)

 
         
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